「第二新卒でも大手企業に転職できるのか?」
「どうすれば第二新卒が大手企業に転職できるのか?」
このような疑問をお持ちの方もいると思います。
結論からいえば、第二新卒であっても大手に転職することは可能です。
ここではその理由と、第二新卒が大手に転職する方法について解説します。
第二新卒でも大手企業に転職が可能である理由
結論からいえば、第二新卒でも大手企業に転職できます。
なぜなら第二新卒を募集している大手企業がたくさんあるからです。
大手企業も第二新卒を求めている!その理由とは?
第二新卒でも大手に転職することはできます。
というのも第二新卒のような若手を求める大手企業はたくさんあるからです。
たとえば、
- 予定していた人数の新卒を採用できなかった
- 4月まで待たず、すぐに入社してくれる若い人材が欲しい
- ある程度社会人経験があるが、他の企業に染まっていない若い人材を採用したい
といったように第二新卒を求める企業がたくさんあるからです。
実際、転職サイトを見てみると第二新卒を求めている大手企業がたくさんあることがわかります。
第二新卒歓迎の大手企業はたくさんある
下記は大手の転職サイトで【第二新卒歓迎+従業員数1000人以上】の条件で検索したときの求人件数です。
サイト名 | 第二新卒歓迎×大手 |
約1000件 | |
約400件 | |
マイナビ転職 | 約1000件 |
3つのサイトだけでも2500件。
ほかの転職サイト、転職エージェントが保有している非公開求人も合わせれば、さらに多くの【第二新卒歓迎×大手企業】の求人が見つかることは間違いありません。
これだけ求人が多ければ、第二新卒でも転職できる、希望の仕事ができる大手企業の求人も見つかるでしょう。
第二新卒でも大手に転職は可能なのです。
第二新卒が大手企業に転職する方法・コツ
転職エージェントを使う
本気で大手に転職したいと思うなら、極力転職エージェントを使うべきです。
転職エージェントとはたとえば、「doda」や「
リクルートエージェント」のような転職サービスのこと。
転職エージェントを使うべき理由は大きく3つ。
- 専門のコンサルタントから転職のアドバイスをもらえる
- 大手に転職するために必要なことをすべて教えてもらえる
- ネットに公開されない非公開の大手求人を紹介してもらえる
とくに非公開求人を紹介してもらえるのは大きなメリット。
倍率の低い、大手企業の求人を紹介してもらえる場合があるので、絶対に活用すべきです。
転職エージェントは掛け持ちする
転職エージェントは1つに絞るのではなく2社、3社利用するようにしましょう。
複数の転職エージェントを使えば、それだけたくさんの求人に応募するチャンスを得られます。
また複数のコンサルタントからアドバイスをもらえるというメリットも。
大手転職におすすめの転職エージェント
エージェント名 | 特徴 |
約10万件の求人がある転職エージェント。大手企業の求人も豊富にあるので登録しておくべき。 | |
約4万件の求人を持つ大手転職エージェント。転職サポートが親身であることに定評がある。しっかりサポートを受けたいなら欠かせない転職エージェント。 | |
大手マイナビが運営する第二新卒・20代向けの転職エージェント。求人が豊富なわけではないが、第二新卒歓迎、未経験歓迎の求人が大半。第二新卒は登録しておいて損はない。 | |
第二新卒専門の転職エージェント。大手の求人が豊富というわけではないが転職サポートが充実している。優良企業だけを厳選して紹介してくれる。 | |
求人数、利用者数、転職成功実績ともにトップクラスの転職エージェント。大手企業の求人も豊富なので大手狙いの方におすすめ。 |
以下のページでは転職エージェントの特徴や第二新卒におすすめの転職エージェントを紹介しています。転職エージェントについて興味がある方は、是非、参考にしていただければと思います。

「なぜ大手なのか?」を答えられるようにしておく
大手企業の面接では高い確率で「なぜ、大企業に転職したいのか?」という質問を受けます。
採用側としては、企業ブランド・知名度が目当てで応募してくるような人は採用したくないと考えています。
なぜなら、企業ブランド目当ての人は「仕事に対する目的がないから使えないだろう」と判断されるから。
また大手を選んだ理由が「安定しているから」という場合も敬遠されます。
やはり企業としては安定志向の人よりも、色々なことに積極的に挑戦してくれるような人がほしいのです。
「知名度」「企業ブランド」「安定」以外の大企業を選んだ理由を考えておく
知名度があるから、企業ブランドがあるから、安定しているから、といった理由はNGです。
「大きなビジネスに携われるから」
「大手企業のネットワークを使って実現したいことがある」
「大手企業の豊富なリソースを使って実現したいことがある」
といった志望動機を語れるように準備しておきましょう。
やる気・仕事に対する熱意をアピールする
大手企業が第二新卒に求めているのは、主に以下の2つです。
- 長く働いてくれること
- 長い目で見て企業に貢献してくれること
これらを伝えるためにするために有効なのが、やる気や仕事に対する熱意をアピールすることです。
たとえば、
「企業を知るために5つの店舗を実際に見学した」
「社員に直接面談を申し込んで時間をかけて企業研究をした」
「少しでもはやく戦力になれるように独学で勉強している」
といったアピールをして仕事に対する熱意、志望度の高さをアピールするようにしましょう。
「何をアピールすればいいのかわからない」という場合は、「パソナキャリア」のような転職エージェントを使って、コンサルタントにアドバイスをもらうことをおすすめします。
いい企業を見つけたらすぐに応募する
大手企業の求人は採用枠も多いですが、人気なので採用枠が埋まってしまう場合もあります。
今日見つけた求人が、明日には終了している可能性も。
応募で迷っていてはせっかくのチャンスを逃すかもしれないので、いい企業を見つけたらすぐに応募するようにしましょう。
応募した後のことは、書類選考に通過してから考えればいいでしょう。
同時に複数の企業に応募する
転職活動を効率的に進めるためにも複数の企業に、同時に応募するようにしましょう。
とくに大手企業は、選考の進行が遅いことも。
応募する人が多いので、面接にも、その結果を出すのにも時間がかかるのです。
1つ1つの結果を待っていては非効率ですし、ほかの企業に応募するチャンスを逃す恐れがあります。
良い企業があったらすぐに応募する。同時進行で選考を進めるようにしましょう。
第二新卒が大手企業に転職するうえでの注意点
中小企業から大手企業に転職するならはやめに
中小企業から大手企業に転職、といったように企業規模がガラッと変わる転職をするのならはやめに行動しましょう。
中小企業での勤続年数が長いと、小さな企業での仕事の進め方や、文化が染みついていると判断されます。
すると「中小での仕事の進め方が染みついていて、大手のやり方には馴染まないだろう」とネガティブな判断をされる場合があるのです。
もし大手のへの転職を考えているなら、はやめに行動すべきです。
大手のブラック企業に注意する
「大手だから安定している」
「有名な企業だからホワイトに違いない」
といったように何も考えずに入社してしまう人がいます。
しかし大手であってもブラック企業はたくさん存在します。
現に「エイチ・アイ・エス」「エス・ケー・ツー」など、誰もが知る大手企業が、労働基準法違反で送検されています。
⇒労働基準関係法令違反に係る公表事案
また第二新卒歓迎、未経験歓迎など、採用ハードルを低く設定している企業のなかに、ブラック企業は多い傾向にあります。
企業に知名度や企業規模といったわかりやすい条件に、安易に飛びつくのではなく、労働環境をしっかり調べたうえで応募するようにしましょう。

大手にこだわりすぎて転職の目的を見失わないようにする
安定、知名度、給与額など魅力がたくさんある大手企業。転職したいと思う気持ちはわかります。
しかし大手にこだわりすぎて自分がやりたいことや、転職の目的を見失わないようにしましょう。
大手企業は、あなたの抱えている悩みをすべて解決してくれるような場所ではありません。大手に転職すれば幸せな人生を送れるとは限りません。
どんな企業に転職できればこの転職は成功といえるのか?
どんな社会人生活を送ることができれば幸せなのか?
といった目標・目的をはっきりさせたうえで転職先を選ぶようにしましょう。
また以下のページでは大手企業に転職するうえで覚悟しておくべきことについて解説しています。
