ここでは面接で長所と短所について聞かれた時に注意したいポイントについて紹介します。
業務経験が浅い第二新卒を募集する企業は、人物重視の採用を行うことがあり、その際に「長所と短所」について質問されます。
長所・短所を説明する際のポイント
ポイントは以下の3つです。
- 第三者が納得できるよう、客観的に説明する
- 「長所を仕事でどう活かすか?」「短所をどのようにカバーしていくつもりか?」をアピールする
- 応募先の職場の業務と関連しやすいエピソードを選ぶ
自分の性格、特に長所の説明をするのは難しく、面接担当者に失笑される可能性もあります。それを防ぐには、裏付けとなる簡単なエピソードや「同僚からは良く○○といわれる」といった第三者の言葉を添えるのが理想です。
「私の長所はチームをまとめるのが得意な点です。前の職場では所属部署が異なり、年齢差もある方々と働く機会が多く、いつも連絡役を任されていたので、同僚からは『調整力がある、交渉力がある』といわれてきました。短所は、後輩指導の際になどに必要以上に面倒を見てしまう点です。陰ではおせっかいと言われることもあったようです。新しい職場では、この長所を活かし……」
また、回答を通して応募者が職場でどのように働いてきたかイメージがわくと、面接担当者に与えるインパクトは大きく、強い適応力のアピールに繋がります。
長所と短所の表裏一体性に気を付ける
また注意したい点は、長所が短所になり得ること、短所が長所なり得ることです。例えば、「一度決断したら信念を貫き通す」は見方によっては「思い込んだら周囲の意見は聞かない」に通じます。
このように長所を伝えることによって引き出されてしまう短所にも注意しなければいけません。
しかし逆にこれを利用して、ひとつの性格の傾向を長短で話すという方法もあります。
「仕事に対する集中力が私の長所です。ただ熱中すると、つい時間を忘れてしまう傾向があるのが短所でもあります。気づくと残業の時間帯になっている時もあります。細かい作業は一気に仕上げた方が精度も効率もあがるので、その点は評価されているのですが、不要な残業を削減することが努力目標です。」
上記にように長所短所をセットで伝える方法もあります。
やってはいけないNG回答
仕事と関係のないものや、身体能力に関すること、容姿に関する長所や短所を説明するのはNGです。
「足がはやい」と説明したところで、面接では何のアピールにもなりません。
その他、「一度落ち込むとなかなか立ち直れない」「朝が苦手」「飽きっぽい」といった業務に支障をきたすことを予測させる内容や表現はマイナス評価をされてしまうのでNGです。
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