転職サイトの求人の募集要項を見るときの5つの注意点

求人広告の募集要項
転職サイト・求人広告の募集要項は、入社条件や勤務条件など、企業の具体的な情報が掲載されており、企業を見極めるうえで重要です。

では、どの部分に注目して募集要項を見ればいいのか?

ここでは、転職サイトの求人の募集要項を見るときの注意点を5点紹介します。

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注意点1:採用予定人数は増える可能性がある

成果が求められる
「採用予定人数:3人」といってように転職サイトには採用予定人数が記載されている場合があります。

しかし、この採用予定人数は目安であり、増える可能性があります。

たとえば営業職の場合は、採用予定数が3名ですでに3名に内定を出していたとしても、優秀な人が選考にきたら採用枠を増やし、内定を出すことは十分にあります。

ただし、制限人数がきっちりと決められている場合、予定人数以上に採用しない場合もあります。

たとえば、総務や経理、人事といった部署は、募集時点で人手の足りない数が見えていて、それを埋めるために採用活動が行われます。

そのため余分な人員の採用はない場合がほとんどです。

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注意点2:年齢制限は超えられない

年齢制限に泣く人
転職サイトは企業によって「29歳までの方」といったように年齢制限が設けられていることがあります。

募集年齢は、先ほどの採用予定人数とは違い、しっかりと守られることが多く、年齢制限をこえられないことも。

企業は安く人を雇いたい

成果主義の企業が増えているとはいえ、日本はまだまだ年功序列賃金制がしっかり残っています。

つまり、年齢が高ければ高い程、企業は給料を多く支払わなければいけないのです。

同じ能力であれば、安い若い人を雇った給料が安いのでお得ということになります。

また35歳だけど30歳の給料で良いといったとしても、他の社員とのバランスもあるので、聞き入ってくれる可能性は低いでしょう。

注意点3:業種だけでなく、職種でも検索する

たとえば、WEBディレクターの仕事を探している場合、WEB業界やゲーム業界からだけ仕事を探してしまい、アパレル業界や不動産業界の求人には目を通さないかもしれません。

しかし、あるアパレル企業が自社のECサイトを充実さるため、WEBマーケティングに力を入れるために、WEBディレクターを募集しているかもしれません。

不動産の企業がWEBサイトを自社で作るために、WEB関係の職歴をもった人を募集している場合もあります。

全く関心のない業種であっても、あなたが活躍できる企業を見つけられる可能性があるのです。

業種だけで判断しないこと。

転職サイトで求人を検索するときは、業種だけでなく職種でも検索し、様々な業種から活躍できる場を見つけられるようにしましょう。

注意点4:「コンサルタント」「マネージャー」など横文字の職種名には注意する

転職サイトをながめていると、「コンサルタント」や「アカウントマネージャー」など、横文字が職種をよく見かけます。

しかし、実際はほぼ全て営業職です。

その他、ディレクター、マネージャー、シニアマネージャーなどは結局のところ中間管理職ということになります。

「コンサルタント」「マネージャー」など華やかな職種名に釣られて、安易に応募企業を決めないように注意しましょう。

しっかり業務内容や扱う商材を確認し、自分が本当のやりたいことなのか、自分が活躍できそうか、といったことをしっかり判断することをおすすめします。

注意点5:募集要項の勤務時間・休日は鵜呑みにしない

休日がない

転職サイトの募集要項に

【勤務時間 9:00~17:30(休憩1時間)】

上記のように記載されている場合でも、疑ってかかるようにしましょう。

たとえば、部長が8時半に出社するのでその前にオフィスにいないといけないという場合や、朝礼があったり、掃除当番があったりすると、定刻よりも前に出勤しないといけない場合があります。

その他、「みなし残業制」や「ノー残業デーを実施」といった制度を採用している企業は、ほぼ必ず残業があるということです。

転職サイトで書かれていることと、実際が違う場合があるので、転職サイトの記載は鵜呑みにしないようにしましょう。

実際の労働環境をたしかめたい場合は、転職エージェントや企業の口コミサイトを活用するのがおすすめです。

転職サイトからではわからない、実際の労働環境をたしかめる2つの方法とは?

本ページで紹介してきたように、転職サイトには信頼できない記載がたくさんあります。

それらを鵜呑みにして転職先を決めてしまうと、イメージと実際の職場の違いに後悔することも。

では失敗しないためには、どうすればいいのか?

転職サイトからではわからない、実際の労働環境をたしかめるためには有効なのは、以下の2つの方法です。

  1. 転職エージェントを使ってキャリアドバイザーから労働環境を聞く
  2. 企業の口コミサイトを利用する

転職エージェントを利用する

転職エージェントを活用すると、担当のキャリアドバイザーから応募企業の情報をもらえます。

担当のアドバイザーが求人企業に足を運んでいたり、人事と密なやり取りがあったりするので、上司の雰囲気・人柄、社風・価値観、職場の雰囲気など、転職サイトからは得られない貴重な情報をもらえるのです。

また知りたい情報があれば、担当のキャリアアドバイザーがあなたに代わって、企業に質問してくれます。

「人間関係はどうか?」「上司の人柄はどうか?」など、直接聞きづらい質問も代わり聞いてくれるのです。

ほかにも雰囲気の良い企業だけを紹介してくれたり、面接のアドバイスをくれたり様々なサポートを受けられます。

転職エージェントは1社以上利用することをおすすめします。

[おすすめ転職エージェント3つ]

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企業の口コミサイトを利用する

職場の雰囲気や残業・休日休暇、職場の雰囲気などについて、元社員による口コミが投稿されたサイトがあります。

たとえば、キャリコネのようなサイトです。

このようなサイトでは、企業ホームページや求人サイトでは決して閲覧できないような、元社員によるリアルな情報を閲覧可能です。

職場の雰囲気や人間関係、上司の雰囲気などを、「誰と働くか?」を見極めるうえで非常に役に立ちます。

掲示板サイトは違い、運営者が口コミをチェックしているので、ある程度の信憑性があります。

積極的に活用することをおすすめします。

企業研究に役立つ企業の口コミサイトとは? その信憑性と利用の注意点
現社員、元社員が投稿した企業の口コミサイトというものがあります。この口コミサイトは、求人サイトからでは得られないリアルな情報が入手できるとても便利なサイト。企業を選ぶ際にとても役立つのは確かなのですが...