ベンチャー企業に向いている人・向いてない人【各特徴まとめ】

ベンチャー企業に興味はあるけど、
自分はベンチャー企業に向いているのか?
ベンチャー企業で力を発揮できるのか?

そんな不安・疑問を解決するべく、ここでは、ベンチャー企業に向いている人・向いてない人の特徴を紹介します。

最初に結論をいうと、まずベンチャーに向いている人は以下のような人です。

  • 会社や社長のためなら残業や休日出勤ができる人
  • 小回りの利く・スピード感のある会社で働きたい人
  • 色んな仕事を経験してスキルを身につけたい・成長したい人
  • 成果を正当に評価してもらえる環境で働きたい人

逆にベンチャー企業に向いていない人は次のような人です。

  • 会社の知名度や企業規模を重視する人
  • 残業や休日出勤を極力したくない人
  • 安定志向の人
  • あくせく仕事をするのが苦手な人

以上のように簡潔に紹介しましたが、ベンチャー企業といっても様々なタイプがあります。社員3、4人の企業から社員100人以上の企業もベンチャーと呼びます。

小さい企業のすべてがベンチャー企業なわけではありません。ここで紹介するのは、あくまで私が勤めていたようなベンチャー企業についての話です。

■私が勤務していたベンチャー企業の特徴
成長途中であり、新しいサービス開発に挑戦するという意味ではベンチャー企業。終電帰り当たり前、休日は家で仕事、年末年始も家で仕事。残業代はみなし残業制なので固定。

 

ハンモックがあったり、観葉植物あったり、という流行りのおしゃれなスタートアップという感じではなく、簡素なオフィスで社長・社員が一丸になって朝から晩までゴリゴリ働くという感じの企業。

その他の特徴は以下。

  • 創業:3年
  • 社員:10名前後
  • 事業内容:スマートフォンアプリの制作・Webサービス制作
  • 勤務地:東京港区
  • 職種:Webディレクター

上記のようなベンチャー企業で働いた経験をふまえて、ベンチャーに向いている人と向いてない人の特徴を紹介します。

目次

ベンチャー企業に向いている人

会社や社長のためなら残業や休日出勤ができる人

  • 社長の価値観に共感し、会社を大きくするためならいくらでも働ける
  • この会社で、この仕事ができるならいくらでも働ける

このように割り切れる人ならベンチャー企業は向いているでしょう。

私が勤めていたベンチャー企業は、残業当たり前、土日祝日は休みだけど家で仕事をするという感じでした。

しかしどれだけ残業してもその分残業代がつくわけではありません。休日に仕事をしても休日手当がつくわけではありません。

何百時間働いても毎月の給料は同じです。

会社、社長の価値観の共感できない人には向ていない

普通に考えれば単なるブラック企業です。しかしブラック企業だと残業代を求める人はいません。労組に駆け込む人はいません。

なぜならみんな、社長の価値観に共感し、会社を大きくするために働いているから。その会社で働くことに誇りを持っているから。

決して給料をもらうためだけに働いているわけではありません。

「やりがい搾取だ」と思うかもしれませんが、社長はいつもいいます。「辞めたくなったらすぐ辞めてくれ」と。

このような会社、社長のためなら残業や休日出勤もと割り切れる人ではないとベンチャー企業は向いていません。

小回りの利く・スピード感のある会社で働きたい人

私は大企業を経験したことがないので実際どうかわかりませんが、数週間かけて稟議書のスタンプラリーを完成させないと、新しいことを始められないと聞きます。

一方ベンチャー企業では、「このサービスはもうからないのでもう止めよう」と判断したら、その日にうちにサービスを停止、

「次のアプリには○○という機能を装備したい」と提案して、社長のOKを得られれば、すぐに取りいれてもらえます。

社長は隣に座っているので、いつもでアイディアの提案ができます。

間違っていることはすぐに止める。良いアイディアはすぐに実行する。そんな小回りが利く・スピード感があるのがベンチャー企業です。

非効率なことをいつまでもやっている。

そんな大企業、古い体質の企業のうんざりしている人には、ベンチャー企業は向いているでしょう。

色んな仕事を経験してスキルを身につけたい・成長したい人

ベンチャー企業はとても忙しい。しかしいろいろな仕事を経験できます。

私の場合、入社1年目からWebサービスの運営や管理を任せてもらいました。新規Webサービスの立ち上げにもかかわりました。

またWebディレクターとして入社したのですが、デザイナーの仕事を手伝ったり、ライターをしたり、面接官をしたり、新人の教育をしたりと様々な業務にかかわることができました。

いかにも素晴らしい環境のように思えますが、実際は単に人手が足りなくて、いろいろな仕事を任されていたというだけです。

で、このような環境を「いろいろな仕事を経験できて、いろいろなスキルが身について素晴らしい環境だ!」と思えるならベンチャー企業は向いているでしょう。

「他の人の仕事まで任されて全然仕事が終わらないキツイ環境」と思ってしまう人は、ベンチャー企業は向いていないでしょう。

仕事のスピードが上がる

常に仕事の量が多い状態です。

ちんたら仕事をしていては終電がなくなり会社に泊まることになります。寝る時間もなくなってしまいます。

とりあえず寝る時間を確保したい。そんな思いで毎日仕事をしていると、嫌でも仕事のスピードは上がります。

他の仕事のスピードが遅く感じるようになります。

このように成長したいならベンチャー企業はかなりおすすめです。

成果を正当に評価してもらえる環境で働きたい人

人数が少ないベンチャー企業においては、評価を決めるのは社長です。

で、その社長は自分のすぐと隣で仕事をしています。
一緒にランチを取ることも。

自分がやっている仕事の内容、仕事の結果、どんな価値観を持っているのか、どんな目標を持っているか、どのように仕事を進めているかもすべて把握しています。

そこで、実力があると判断してもらえれば、サービスを1つ任せてもらえたり、新規サービスの立ち上げを任せてもらえたりすることがあります。

もちろん給料も上乗せしてくれます。

このようにベンチャー企業では、評価を決める人が近くにいるので、成果を正当に評価してもらえるのです。

ベンチャー企業に向いていない人

会社の知名度や企業規模を重視する人

そもそも会社の知名度、規模を重視するはこんな記事は読まないかもしれません。

当然といえば、当然ですが、ベンチャー企業のほとんどは小規模です。知名度もありません。

いつ潰れるかわからないような企業がほとんどです。

社員と取引先しか企業名を知っている人がいないような企業がほとんどです。

同窓会にいけば、大企業に勤めている知人にマウントされることもあります。親からもいい顔はされません。

それがベンチャー企業です。

有名企業の名刺をもって周りにドヤ顔したい、大企業に入社して家族を安心させたいという人には絶対に向いていません。

「他人とか親の評価とか企業ブランドとかマジでどうでもいいです」と言い切れる人にしか向いていないでしょう。

残業や休日出勤を極力したくない人

ベンチャー企業に向いている人の部分で、「会社や社長のためなら残業や休日出勤ができる人」と紹介しました。

こちらはその逆。

「残業当たり前、休日出勤当たり前なんて絶対に無理」という人、「ワークライフバランス」という概念を持っている人はベンチャー企業には向いていません。

しっかり残業代をもらえて、土日は休める会社を探すべきです。ベンチャー企業が向いているのは「ワークアズライフ」、つまり仕事も趣味も全部一緒だと思える人だけです。

安定志向の人

大企業でもいつ潰れるかわからないといわれる時代ですが、そうはいっても大企業は安定しています。ベンチャー企業に比べれば……。

ベンチャー企業に安定はありません。収益基盤が少ないベンチャー企業は、主力事業が頓挫すれば立ち行かなくなります。

1つの事業だけで稼いでいるベンチャー企業あれば、その事業が頓挫することは、倒産を意味します。

来月、会社はなくなっているかもしれない。来月はニートになっているかもしれない。

そんな状況のなかで働くことを強いられるのがベンチャー企業なのです。「とりあえず定年まで給料をもらえればいい」というタイプの人は当然、向いていません。

あくせく仕事をするのが苦手な人

時期によって仕事の量に違いはありますが、基本的に毎日あくせく仕事をすることになります。

というのも仕事の量が多くて、ダラダラしている時間なんてないから。ダラダラ仕事をしているとあっという間に終電がなくなります。仕事が終わらなければ寝ずに仕事をすることになります。

常にあくせく仕事をすることになるのです。「そんな生活は絶対に嫌!」という人は、絶対にベンチャー企業にいかないほうがいいでしょう。

さいごに:独立したいならベンチャー企業はめちゃくちゃおすすめ


以上、ベンチャー企業に向いている人、向いてない人の特徴を紹介してきました。私はベンチャー企業に向いていなかったので、結局辞めてフリーになったわけですが、ベンチャー企業で得た経験やスキルは今でもおおいに役立っています。

というよりベンチャーで得たスキルと経験をがっつり運用して今飯を食っている、という感じです。

その他、「起業したい」「フリーで働きたい」という目標がある人にとっても、ベンチャー企業は貴重なスキル・経験を身につけられる環境であることは間違いありません。

ベンチャー企業が向いていないと思った人でも「独立したい」という目標があるなら、あえて厳しい環境に身を置いてみるのもありなのではないでしょうか。

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