転職活動におけるにブランクについては、3ヶ月程度なら問題なし、半年程度になると選考で不利になると言われています。
なぜブランクがあると選考で不利になるのでしょうか?
その理由は3つです。
- 「働く意欲がないのでは?」と疑われるから
- 「仕事の勘を忘れているのでは?」「最新の業界動向を知らないのでは?」と疑われるから
- 「何か問題がある人物なのでは?」と疑われるから?
それぞれ具体的に解説していきます。
「働く意欲がないのでは?」と疑われるから
半年以上の離職期間(ブランク)が不利になるといわれるのは、ブランクがあると「働く意欲がないのではないか?」と採用側に思われるからです。
仕事が嫌、働くのが嫌で転職活動を先延ばしにしていたら、半年経過してしまった。
そんな様子が見え隠れするのです。
もちろん「できれば仕事なんてしたくない」というのが多数派でしょう。
面接での回答は何か理由をつけて
実際に何となく過ごしていたら半年たってしまったという場合もあると思います。
それが悪いというわけではありませんが、面接で「いや、何となく過ごしていたら半年経過していました……」などと回答すれば「やっぱり働く意欲がない」と判断され不採用です。
◆おすすめの回答
「○○という目標を達成させるために必要な資格の勉強していた」
「親の介護があったので……」
といったように回答するようにしましょう。
「仕事の勘を忘れているのでは?」「最新の業界動向を知らないのでは?」と疑われるから
中途採用でも求められるのは基本的に「即戦力」です。
入社してから仕事の進め方を思い出すのに2、3ヶ月かかる。
ブランクのせいで業界の最新動向についていくのに2、3ヶ月かかる。
など入社後すぐに活躍できなさそうな人を、採用側は極力避けたいのです。
勉強、情報収集を欠かさなかったことをアピール
面接では以下のような弁明するのがおすすめです。
◆仕事の勘を忘れているのでは?
「入社後、誰もよりも努力し、いち早く仕事の感覚を取り戻します」と説明して納得してもらう
◆最新の業界動向を知らないのでは?
「業界の最新動向やスキルについても勉強していた」「情報収集を欠かすことはなかった」といったアピールして納得してもらう
「何か問題がある人物なのでは?」と疑われるから
普通に転職活動をしていたが、なかなか転職先が決まらず半年経過してしまった、という場合。
採用側は当然、「転職先が決まらなかったのは、この人に何か問題があるからなのではないか?」と考えます。
たとえば、過去に何か不祥事を起こしたのではないか、高い年収を要求してくるのではないか、などなど色々な疑いを持たれるのです。
面接では転職活動が長引いている反省と対策を述べる
「面接でブランクの理由を聞かれた時は、○○という理由で転職が長引いてしまったが今は反省し、○○という方針で転職活動を進めている」
といったように転職活動が長引いた反省と対策を採用側が納得できるように説明しましょう。