面接は採用担当者と就職希望者がお互いを理解し合うためのコミュニケーションの場であり、第一印象はとても大切です。
最初の挨拶でつまずいてしまうと、どれだけ素晴らしい内容の自己PRを伝えたとしても不採用となる可能性があります。
ここでは、「面接で良い第一印象を持ってもらうためには何に気を付ければいいのか?」をご紹介します。
なぜ面接では第一印象が重要なのか?
「第一印象が大切」という意見はよく聞きますが、なぜそれほど重要なのでしょうか?
ある会社で実施した面接官向けの研修に参加したときのこと。欲しい人材を面接でどうやって見抜くか。こういうテーマでグループディスカッションを実施したところ、圧倒的に多かったのが「第一印象が良い人」という回答でした。
こちらは転職面接のノウハウ本ですが、既卒の就活における面接においても、第一印象が大切であるということは全く同じでしょう。
つまり、面接の可否は、第一印象に大きく左右されるのです。
魅力的な自己PRがなくても、学歴がなくても、第一印象さえよければ採用される可能性は充分にあるということです。
面接で第一印象を良くするために気を付けたい5つのこと
1:身だしなみに気を付ける
悪い印象を与えてしまうのは、総じて「何となく不潔に見える」人です。面接の時だけでも清潔感のある身だしなみにしましょう。
- ひげを剃っていない
- 髪がぼさぼさ整っていない
- ネクタイが曲がっている
- シャツ・スーツがくたびれている
- 匂いがキツイ
- 爪が伸びている
上記のことに気を付けないと不潔に見えてしまうので、面接に臨む前には必ずチェックしておきましょう。
対人コミュニケーションにおいても仕事においても清潔感はかなり重要ですので、いつも以上に気を付けるようにしてください。
2:面接時の態度に気を付ける(ビジネスマナー)
【横柄・落ち着きがない・自信がない】これらの印象を与えるような態度はとらないように注意しましょう。具体的には、下記の項目に注意してください。
- 貧乏ゆすり
- 姿勢が悪い
- 足を組んでいる
- 手を置く位置がやたらと変わる
- うつむく
- 視線が全く合わない
面接はビジネスの場です。面接担当者に礼儀をつくし、こちらから相手をもてなすくらいの意識で臨みましょう。
模擬面接をする
上記で紹介したような面接を受ける態度は、自分ではなかなか気づけないものです。そのため相手を置いて模擬面接をすることをおすすめします。
既卒専門の就職エージェントである「ウズキャリ」であれば、時間をかけて面接対策を行ってくれます。
相手はプロなので、面接を受ける態度以外にも様々なアドバイスをもらえるはずです。
3:別れ際の挨拶を忘れない
最初の挨拶ももちろん大切ですが、別れ際の挨拶もかなり重要です。
面接の去り際は、話を聞いてもらったことに対して面接官に感謝の気持ちを伝えるのと同時に、次のチャンスをもらえるように心を込めて依頼する最後の機会です。
面接で上手く自分をアピールできなかったとしても、最後の挨拶はしっかりとしましょう。
4:ありのままの自分で行ってはいけない
「面接はありのままの自分を出していけばいい」と言われることがあるかもしれませんが、それは伝える内容のことであって態度ではありません。
面接も仕事の場です。接客のプロのようにお辞儀をする必要はありませんが、最低限のビジネスマナーだけは守るようにしましょう。
普段の自分ではなく、社会人としての自分で面接に臨んでください。
5:「一緒に働けそうだ」とイメージさせる
印象はできるだけ良いに越したことがありませんが、この「良い」は人が判断することです。人によっては価値観は様々なので絶対的な正解というものはありません。
それに任せたい仕事や求められるものによって変わります。
例えばプログラマーであれば寡黙であっても責任を持って仕事をしっかりとやり遂げてくれる人が適任です。
「良い印象」の「良い」は「一緒に仕事をして上手くやっていけそうなイメージ」ということなのです。
簡単に言うと、「面接担当者はどんな人と一緒に働きたいと思っているのか」を意識して面接に臨むということになります。
これまで就職をした経験のない既卒だと、仕事を具体的にイメージするのは難しいと思いますので、もし余裕があるのなら意識してみてください。
基本的には身だしなみとビジネスマナーにしっかりと気を配っていれば問題ないでしょう。
※その他、参考記事

就職エージェントを使えばプロから面接のアドバイスがもらえる
完璧な面接対策を行うなら、やはり就職エージェントを利用するべきです。
就職エージェントを利用すれば、就活を熟知したプロのコンサルタントが、人事目線でアドバイスをくれます。それこそ第一印象に対して、的確にアドバイスをくれることは間違いありません。
他にも、志望動機や自己PR、履歴書に対してもアドバイをくれるので、時間のある方は、エージェントを利用するべきです。
[就職エージェントの一例]