広報や企画、マーケティングといった職種は確かに経営に近い部分であり、華やかで楽しそうなイメージがあります。
しかし、「華やかだから」「経営に近い仕事ができる」といった理由だけでそういった職種への転職を考えているとしたら、その転職は失敗する可能性があります。
なぜ、失敗する可能性があるのか? その理由について以下の書籍を参考に解説します。
職場の現実を理解できていなと判断される
企画や広報、マーケティングをといった職種を目指すのは何も問題ありませんが、しっかりとその職種の現場を理解しているでしょうか?
多くの会社の中で広報という職種に就いている人はごく少数です。
大企業でなければ仕事量はそれほどなく、多くの場合は他の職務と兼務している場合はほとんどです。
社会人経験のない新卒がその前提を知らないのならまだ許されるかもしれませんが、社会人経験のある転職者であれば別です。
何となく面白そうだから、華やかだから、といった理由でそういった職種に転職しようとすると
「会社の状況を理解できていない」
「現状認識力に問題がある」
と判断されてもおかしくはありません。
現実逃避型人間だと判断される
単に地味な業務をやりたくないのだけではないでしょうか? 華やかな職種に憧れているだけではないでしょうか?
一見華やかに見える業務にも、必ず地味な作業があります。
確かにマーケティングや企画といった職種に就けば戦略立案や対外的な折衝といった大きな業務を経験できるでしょう。
しかしそれを実現させるために社内での調整業務が発生したり、現場の細かい意見をまとめたりといった膨大な量の地味な業務も同時に発生します。
それをしっかりと受け止めた上で広報、企画、マーケティングを目指すなら何も問題ありません。
しかしそうでない場合、採用の場で「現実を理解しようとしていないで現実逃避をしようとしている人」と思われる可能性があります。
今の地味な業務をやらずに済むから希望しているのではないか。目立ちたいだけではないか。
このような動機を推測される可能性があるのです。
業務経験がない人は雇わない
第二新卒歓迎や未経験歓迎といったポテンシャル採用で受けるなら別です。
しかし企業がある程度即戦力となる人材を募集することを目的としている場合、業務未経験の人を採用したいとは思いません。
採用担当者からすれば、これまで営業やカスタマーサポートしかしたことがない人材を採用したいと思うでしょうか。
これまで全く別の業務を経験してきた人なんてよっぽどの理由がなければ採用しません。
もし、未経験なら現在の会社で経験を積んで実績を積んで、経営の近い業務に携わるチャンスを待つ方がまだ可能性があるでしょう。
抽象的なイメージだけで転職するべきではない
転職において、企画や広報、マーケティングといった職種を希望する場合、それらの職種の本当の姿を理解した上で考えるようにしましょう。
曖昧な理由、例えば華やかだから、経営に近いから、といった曖昧で抽象的な理由から転職をすると失敗する可能性があります。
なぜその職種を希望するのか?
なぜその職種ではないといけないのか?
といったことを論理立てて説明できないのなら、今の会社で経験と実績を積んでチャンスを待つことを考慮してみてください。
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