「どうして大学生の時に就職活動をしなかったのか?」
と後悔しどうしてこんなにダメ人間なのかと自分を責めていないでしょうか。
しかし実は、新卒採用で就活をするより、既卒としての就活をした方が確実に将来的にはプラスなのです。
むしろ「既卒になって良かったと」思ってもいい程です。
というのも既卒として行う就職活動には
- 周りに流されることなく就活ができる
- 冷静な視点で企業選びができる
- 無駄なく就活を進めることができる
こちらのようなメリットがあるからです。
理由1:周りに流されずに就活ができる
既卒で就職活動ができるメリットの一つは、周りに流されことなく自分のペースで就職活動を進められることです。
大学ではある時期になると、周りが一斉に就活を始めます。
スーツ姿で大学に来る人が増え、会話のほとんどは就活の話になります。すると何となく「自分も就活を始めないといけないのか?」という気持ちになるものです。
本当は就職したいなんて一度も思ったことがないのに周りに空気に流されて、何となくで就職を初めてしまうのです。
そして周りに内定獲得者が増えると「どこでもいいから早く就職先を決めなければ」と焦り適当に就職先を決めてしまうといったこともあります。
自分の将来を大きく左右する就職活動であるにもかかわらず、「何となく」「とりあえず」といった適当な気持ちで就職先を決めてしまうわけです。
無理に就職しても続かない
本心では全く就職なんてしたくないのに、周りの雰囲気に流されて就活を始め、何となく内定をもらい、何となく社会人生活を始める。そんなことをしても仕事が長続きするはずがありません。
就職する気がないのに会社に勤務したところで、社会人の面倒で理不尽で拷問のような生活に耐えることができなかったはずです。
社会人として企業で働く心の準備ができてないのに、就職したところでそれは失敗に終わるだけなのです。
準備万端で就活ができる
しかし、既卒となって就職活動を始めている人、もしくは就職活動を始めようとしている人は、周りに流されたのではなく、「就職したい」「就職しなければと」と自分の心で思ったはずです。
つまり社会人になる心の準備ができたということです。
社会人になる心構えができてから就職した場合と、周りにただ流されるまま就職した場合とでは就職後、どちらが長続きするでしょうか?
当然、社会人になる心構えができてから就職した場合でしょう。
働く準備がしっかりと出来てから就職活動が始められるのは、既卒になったからこそです。
将来的なことを考えると既卒として就活をした絶対に方がいいのです。
理由2:冷静な視点で企業選びができる
既卒になってから就職を始める場合、周りの嘘か本当か分からない噂に流されることなく、自分の視点で企業選びをすることができます。
大学生の時の就活で人気の業界といえば、誰もが知るような大企業の金融、商社、不動産などです。
多くの人がとりあえずエントリーシートを送りますが、そのほとんどが
「周りが受けているから」
「安定しているらしいから」
「給料が良いと聞いたから」
「福利厚生が良いと聞いたから」
そんな理由でエントリーをしています。
他には実際に働いた経験もなければ、業界のこと詳しく知っているわけでもないのに「あの業界はブラックが多いからやめておけ」「給料が低いからやめておけ」といったような業界・職種のネガティブな噂が流れます。
それを聞いて「あの業界は止めておこう」と思ってことがあるのではないでしょうか。
自分で調べ、自分の基準で企業を選ぶことができる
しかし既卒になってからの就職活動を始めるのであれば、周りの嘘か本当か分からない噂話を耳にすることはありません。
つまり、自分の基準で企業を選ぶことができるのです。
本当に自分のやりたい仕事は何か?
自分が行きたい業界はどこか?
大学生の時の就活であれば、周りのノイズが多すぎて、冷静に判断することができませんが、既卒なら余計なノイズは一切ありません。
冷静に、そして確固たる自分の判断基準を持って企業を選んだ方が自分の将来のためになるのは確実です。
理由3:効率的に就職活動を進めることができる
既卒が使える就活サイトはそのほとんどでマンツーマンの個別サポートを受けることができます。
プロのキャリアコンサルがカウンセリングを行ってくれ、自分の希望と適正を加味した上で求人を紹介してくれます。
また履歴書の添削、面接の日程調整、面接対策といったサポートを、時間をかけて行ってくれます。
新卒の就活は無駄ばかり
一方で、大学生の時の就職活動で使えるサイトは、膨大な求人広告を載せ「好きな求人を勝手に選んでください」といった感じのサイトです。
しかも求人広告にはポジティブな情報しか載っていません。時間を割いて企業説明会に参加しても、語られるのはポジティブな情報だけで、長いし、つまらないし、眠くなるようなものがほとんどです。
そんな無駄な時間を使いつついざ選考になると
「倍率が高すぎて全然内定をもらえない」
「内定取り消し」
といったことが当たり前のようにあります。
既卒になってから就職活度を始めた人であれば、新卒の就職活動がいかに“異様で、非効率”なものであったかが分かると思います。
既卒の就活は効率的
しかし既卒になってから就職活動を始めるのであれば、そういった無駄なことは一切ありません。基本的にライバルとなるのは同じ既卒の人であり、新卒の時よりも当然倍率が低いです。
また利用するサイトによっては、プロのキャリアアドバイザーとマンツーマンで就職活動を進めていけるので、無駄なセミナーに参加する必要も全くありません。
つまり、大学生の時に行う就職活動に比べ、既卒として行う就活は、効率的なのです。
既卒になった方が将来的にプラスである
大学生の時に就職活動をしていなかった人。就職活動をしたけど内定をもらえなった人。
既卒として就職活動をして正解だと思います。
新卒として採用され、心の準備ができないまま企業で働いてすぐに転職活動を始めるよりも、
既卒となり、少し時間を置いて仕事としっかりと向き合った上で就職活動ができる方が自分でも納得できるし、確実に長続きするので将来的にはプラスです。
是非、自分を責めることなく「既卒になって正解だった」と思って就職活動に取り組んでみてください。
既卒の就活を成功させるための効率的な方法とは?
「就職したい。でも就活の仕方がわからない」
「履歴書の書き方が分からない」
「面接が不安」
など、既卒として就活をすることに対して、不安や疑問があるなら、就職エージェントを利用するべきです。
就職エージェントを利用すれば、就活を熟知したプロのキャリアアドバイザーによる就職支援を受けられます。
面接練習ができたり、志望動機、就職理由、自己PRなどを人事目線で確認してくれたりするので、自力で就活をするよりもかなり効率的です。
[就職エージェントの一例]