勤務地、残業代、休日日数、福利厚生などのことは面接では聞きづらいものです。
しかし、面接は企業があなたを判断するだけでなく、あなたが企業を見極める場でもあります。自分が働く企業としてふさわしいかどうかを見極める場でもあるのです。
また、採用側も、条件面が不満ですぐに辞められるよりは、事前にすっきりさせてから入社してもらう方が良いです。
聞きづらいことであっても、気になることがある場合はしっかりと質問するようにしましょう。
聞きづらいことも簡単に聞ける質問術
勤務地、残業代、休日日数、福利厚生などは、単刀直入に質問しても自分の印象が悪くなるだけです。
例えば「残業はどれぐらいありますか?」と質問しても「この人は働く気がないのか」と思われるだけなのです。
このような質問をする時は、初めに一言二言、印象の良いフレーズを入れることが重要です。
強い入社意思を初めに伝える
最初は「こうして面談させていただいて、御社に入社したいという思いがより一層強くなりました」と入社意思を伝えます。
その次に「入社できたあかつきには、すぐにでもバリバリ働きたいと思っています。入社後の自分の姿をイメージしたので、御社の様子を教えていただきたいのですが」と、入社意思の表れとして聞きたいことがあることを伝えます。
このように自分の都合を述べるためでなく「会社の様子を知るために、各制度などをお聞きしたい」と話を運ぶようにすれば、残業代、休日についての質問をしても「働くイメージを具体化するため」という印象を与えることができます。
質問例
残業時間について質問する場合
「こうして面談させていただいて、御社に入社したいという思いがより一層強くなりました」
「忙しい業界ですので、残業は覚悟しております。ある程度、心構えをしておきたいのですが、御社の社員の方は、毎月平均どれぐらい残業していらっしゃるのか、だいだいの目安を教えていただけないでしょうか」
経営は大丈夫なのか質問する場合
「この業界は、現在決して景気が良いとは言えないと思うのですが、御社が安定した売り上げを守っていらっしゃるのはどんなことが理由だとお考えですか? また、今後の御社の展望などもお聞かせいただければと思います。」
出産や子育てと両立できるか質問する場合
「御社に入社した場合、長く勤務して貢献したいと考えています。結婚予定はまだないのですが、いずれは家庭と両立させたいと考えています。御社では働く女性が多く活躍されていますが、何か制度や工夫があるからでしょうか? また、実際に両立させて働かれている方はいらっしゃいますか?」
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