面接の冒頭では、「職務経歴を教えてください」という質問を受けることがあります。
しかし、履歴書や職務経歴書にしっかり記載しているのに、なぜ、改めて職務経歴を聞かれるのでしょうか?
また、「職務経歴を教えてください」と聞かれた時は、どのように回答するのがベストなのでしょうか?
なぜ、改めて職務経歴を聞かれるのか?
面接官は事前に職務経歴書を読んでいます。
それにもかかわらず職務経歴を聞くのは、2つの理由があります。
- 答えやすい質問をして緊張をほぐすため
- 面接の流れを組み立てるため
答えやすい質問をして緊張をほぐすため
面接は、一方的にしゃべるプレゼンではなく、会話をしてお互いを理解するコミュニケーションの場です。
面接官としては、緊張して話したいことを話せないよりも、リラックスして、本音を話してもらいたいのです。
また応募者の社会人としてのいつもの姿をみて判断したいという思いもあります。
そのために、とりあえず答えやすい質問をして応募者をリラックスさせたい、という目的があるのです。
面接の流れを組み立てるため
職務経歴を聞くもう1つの理由は面接の流れを作るためです。
最初に答える職務経歴は、目次のようなものです。
面接官は、職務経歴を聞くことで、面接でどんなことを深く掘り下げるべきか、どんな質問をしていくべきかを探るのです。
職務経歴を聞かれた時の回答ポイント
- 伝えたいポイントを強調して答える
- 実績などは数字を用い答える
- だらだら長くならないように注意する
面接の最初の職務経歴は、面接の目次のようなものです。
面接官は、最初に聞いた職務経歴から、この面接でどんなことを深く掘り下げるべきか、どんな質問をしていくべきかを探ります。
そのため、応募者はこの面接で伝えたいポイントを強調して答えるようにしましょう。
営業成績が良く表彰された経歴を面接で聞いてほしいなら、そのことを最初に経歴紹介で答えるのです。
ただし、だらだら長くならないように注意しましょう。
職務経歴の紹介はあくまで「目次」です。ポイントだけを伝えて終えるようにしましょう。2分ぐらいが目安です。