転職活動の最後の砦である面接。小さなミスが原因で即、不採用になる可能性もあります。
ここで紹介する8つのポイントをしっかりと確認しておきましょう。
1:「一緒に働きたい」と思ってもらえるように振る舞う
新卒の時も重要とされていましたが、第二新卒の場合「一緒に働きたいかどうか」はさらに重要なポイントになります。
一次面接ではほとんどが現場の社員
一次面接ではほぼ確実に入社後に一緒に仕事をすることになる現場の社員が面接を担当します。
二次・三次に人事や役員との面接があったとしても、入社後、一緒に働くのは現場の社員です。
必然的に現場社員の意見が尊重されやすくなります。
「一緒に上手く仕事をしていけるか」「扱いづらい人ではないか」など、あなたを部下として迎え入れても大丈夫かどうかを見ているのです。
2:「地頭の良さ」「マナー」をアピールする
面接では言葉づかいや姿勢、マナーなど社会人として基本的なことが身に着いているかどうかも評価ポイントとなります。
面接を受けるマナーや立ち振る舞いはとても大切です。
その他、様々な質問をして、それに対応できるかどうかで“地頭の良さ”を面接では見ています。
想定外の質問を覚悟しておく
面接官は地頭の良さや、コミュニケーション能力を見抜くために様々質問をしてきます。
想定外の質問をされても慌てないように、初めから覚悟しておきましょう。
3:第一印象に注意する
第一印象はとても重要です。あなたが思っている以上に。
私は何度か面接官を担当したことがありますが、第一印象が悪い人はやはり採用する気になりませんでした。
ひげはしっかりと剃ってあるか、シャツ、ネクタイはくたびれていないか、ジャケットがしわだらけになっていないか、清潔感のある髪型か。
とにかく第一印象で不採用の刻印が押されることがないよう、しっかりと見出しを確認にしてから面接に臨むようにしましょう。
暗い印象を与えないようにする
声が小さかったり、面接官の目をほとんど見ないで話したり。面接官に暗い印象を与えるのはかなりマイナスです。
どれだい良い内容の自己PRをしても採用されることはないでしょう。
第二新卒の場合はスキルよりも社会人基礎力と一緒に働けるかどうかを重視されます。
とっつきにくい人だと思われないように心掛けましょう。
事情があって私服で行く場合
事情があって私服で向かわなければいけない場合(現職が私服勤務でスーツを着ていくと周囲に転職活動中であることがばれる場合)はエージェントにお願いして伝えてもらうか、採用窓口の方に事前に断りをいれておきましょう。
「現職が私服勤務のためそのままお伺いすることになりますがよろしいでしょうか」といったようにです。
いきなり私服で向かって第一印象最悪のまま面接に臨むのは命取りになります。
逆に事前に断りを入れておくことによって、気を配れる人だと思われ、好印象につながることもあるでしょう。
また以下のページではさらに詳しく第一印象について解説しています。

4:ビジネスマナーを厳守する
企業が第二新卒を採る理由は、ビジネスマナーの教育をする必要がないからです。
完璧である必要はありませんが、最低限のビジネスマナーも守れないと不採用になります。
遅刻は厳禁
言うまでもありませんが、遅刻は厳禁です。
急な残業やその他の用事で遅刻してしまう場合には必ず事前に連絡しましょう。
また時間ぎりぎりにいってあたふたしたまま面接に臨んでも良い結果は出ません。だからといって早く到着しても企業側に迷惑です。
理想は5~10分前に受け付けを済ませるぐらいです。
遅刻しないためにもオフィスの場所を事前にしっかりと調べ、迷わないようにしておきましょう。建物についてからオフィスまでが遠い場合もあります。その時間も頭に入れておきましょう。
小規模なベンチャー企業の場合、オフィスが分かりづらい場合が多々あります。最寄り駅に早めに到着して、オフィス場所を調べ、近くのカフェなどで時間を調整するのがベストです。
その他注意しておきたい最低限のビジネスマナー
- コートを着たまま受け付けをしない
- すれ違う人にはしっかりと会釈する
- 座ったままの挨拶は厳禁(面接官が来たら一度立ち上がって挨拶する)
- 携帯電話が鳴らないように注意する(電源を切る)
5:話し方・言葉使いに気をつける
どれだけアピール内容をしっかり考えても、話し方に問題があれば内定をもらうことはできません。
言うまでもなく面接は対話です。話し方も重要なポイントとなります。
自然な話し方で
面接となると当然言う内容をあらかじめ決めて、覚えていくはずです。しかし暗記した内容をそのままどっと話してはいけません。
ビジネスにおける言葉使いを守りつつ、抑揚をつけながら自然に話しましょう。
簡潔に話す
アピールしたい気持ちが前に出すぎて話が長くなりすぎないように注意しましょう。
話がながいと要点がまとまっていないと思われマイナスの印象を与えてしまいます。
1つの質問つき30秒から40秒程度で答えるようにしましょう。面接が気になる内容であれば面接官から質問をしてくれます。
あくまでも面接は会話です。自分の独演会にならないように注意しましょう。
絶対に注意しておきたい【NGな口癖】
普段の会話の中で何気なく使ってしまう口癖ですが、面接では悪い印象を与えるきっかけになり得ます。
特に以下の口癖に注意しましょう。
- 「まあ」
普段の会話で「まあ、そうですね」といったように「まあ」つけて話してしまいがちですが、曖昧な表現なので良くありません。 - 「とりあえず」
- 真剣度が伝わらない言葉なので注意しましょう。
- 「いや」
- 相手の質問に対して反論をする時に「いや」から始めるのは何でも否定する人だと思われるので印象が良くありません。反論する時は、「おっしゃることは良く分かります、ただ私としては……」といったように言うようにしましょう。
6:現職・前職の悪口は言わない
退職理由のほとんどは上司がと上手くいかない、仕事がつまらない、肉体的に辛い、などネガティブな理由なはずです。
嫌なことは続けたくないのが普通ですから、ネガティブ退職理由は何も悪いことではありません。
しかし、それをそのまま言ってしまっては現職・前職の悪口を言うだけになってしまいます。
言い回しを変えて、ポジティブに聞こえるようにしましょう。
7:逆質問の時に失礼な質問はしない
最後に必ず質問をする時間があります。いわゆる逆質問です。
最後の最後で悪い印象を与えてしまわないようにしっかりと準備していきましょう。
質問をしないと、入社意欲がないと思われます。必ず質問するようにしましょう。
■相手に答えを丸投げする質問
成長戦略や5年後、10年後についての質問がその例。面接官としては正直困る。
■ホームページを見れば分かる質問
従業員数や売り上げなどはホームページを見ればわかる。企業研究が足りないと思われる
■待遇面に関するストレートな質問
残業時間や休日出勤について、ストレートに質問するのは「働きたくないです」といっているのと同じ。言い回しを変えて質問をする。
8:面接官を面接する気持ちで挑む
面接は現場の社員と接する貴重な場です。
面接官にしっかりと自分のアピールしたいことを伝えるのも大切ですが、自分が一緒に働きたい人であるかも同時にチェックしましょう。
面接で会社のレベルを暴く
面接官の態度が明らかに悪かったり、低レベルな人ならば、見切りをつけてしまうのもいいでしょう。
面接官は高確率であなたの上司になる人です。
外部の人間に無礼な人が、内部の人間に丁寧に接しているはずがありません。
入社したらこき使われる可能性が高いので、気をつけましょう。