知り合いが勤めるネット系企業にいる部長が仕事に関してとても度量が大きい方で、部長として、上司として素晴らしい発言を多く残しているので紹介していきます。
その部長は過去にその企業が経営危機に陥った時、開発部長として入社し業務を劇的に効率化。そして見事企業を救った人です。
まさに上司のあるべき姿!ともいえるその度量の大きさからは本当に学ぶことが数多くあります。
「ミスなんか気にするな!」
「ミスなんか気にするな!」
これは転職してきて一か月目の社員に放った一言です。
多くの会社では普通、ミスしたら怒られます。ものすごい些細なミスでもめちゃくちゃ怒ってくる人はいます。
しかし、この部長はミスをして怒ることはまずありません。
それどころかミスなんか気にするな!そう言い放つのです。
エンジニアは日々試行錯誤の繰り返しという話を聞いたことがあります。
恐らくミスを気にして消極的になっていてはエンジニアとして成長することは難しいのでしょう。
そして部長もそのことを考えて、ミスを気にするな!とおっしゃるのだと思います。
もちろんミスをして、そこから何も学ばないのでは何の意味もありません。1つ1つのミスを積み重ね試行錯誤することによって新しいもの、洗練されたものは生まれるのでしょう。
これってエンジニアだけに限らず、WEBディレクターや営業、その他多くの業種に関しても当てはまることです。
どんな業種においても成長するため、結果を出すために試行錯誤が必要です。
それなら多くの上司がミスを気にするな!と部下に言えるぐらいの度量があってもいいのではないでしょうか。
「自由にやれ! 俺が全部責任を取る!」
とてもかっこいい一言です。
この部長は部下に任せた仕事は一切に口出しをせず、すべてその人に裁量に任せるのだそうです。
時々、仕事を任せても何かと口出しをしてきたり、何回も確認を求めてくる上司がいます。
確かに任せた仕事が気になる分かりますが、何度もやり取りが発生すると結局、人に任せないで、自分でこなした方が早いのでは? と任された側も思ってしまいます。お互いストレスが溜まるだけでしょう。
しかし、その部長は任せた仕事に対して一切口出しをしません。
自分で考えて自分で色々と試してみろ! そういったスタンスなのです。もちろん分からないことがあったらしっかりと教えてくれます。
また、もし万が一ミスをしたとしても怒ることは決してないそう。先に紹介しましたが、成長するためには自分の頭で考えて行動することが大切であるという考えを持っているからでしょう。
「解決された問題なんて報告するな!」(定例会にて)
週に一度の会議。こちらでは業務の進捗・近況を報告する場です。
その時、つい「先日、こんな問題が起こって、こんな対応をして解決しました」といってしまう時があります。
というか当たり前のように言ってしまうでしょう。
しかしその部長は解決された問題の報告をすると、「解決できたならわざわざ報告するな、時間の無駄だ!」と言って、その問題を追及することはないのです。
ただ一言、「こちら側で何か必要であれば言ってくれ」それだけで終わりなのです。
仕事をする上で報連相は大切だといわれています。
そのため起こったトラブルを報告するのは当然のように思えます。
しかし、自分で解決できた問題なら上司にわざわざ報告する必要はないのかもしれません。
何か大きなところで改善すべきところがある時のみ、報告するべきなのでしょう。
終わりに
上司は、あなたの出世や成長を左右する大きな存在です。
「上司がまったく使えな」
「上司に嫌われている」
「上司が大嫌い」
といった問題がある場合は極力解決すべきです。
以下のページでは上司との付き合い方などを解説しているので、参考にしていただければと思います。

