仕事ができない人の9つの特徴


仕事ができないといわれることがある。
周りの人よりも仕事ができない気がする。

もしかしたら自分は仕事ができない人間なのかではないか……?

そんな不安を解消すべく、ここでは「仕事ができない人の特徴」をまとめて解説します。

「仕事ができないかも?」と思う方はぜひ、参考にしてください。

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1:すべて自分でやろうする・人を頼らない


仕事ができない人は、他人に迷惑をかけないようにと、与えられた仕事はすべて自分でやろうとしてしまいます。

1人ではとてもこなせない量の仕事があると、業務が停滞してしまい、周囲に迷惑をかけてしまうことも。

会社は組織。仕事はチームでこなすものです。

自分のところに仕事がたまってきたら。とてもこなせない量の仕事を抱えている場合は、周りの人に手伝ってもらうようにお願いするべきです。

人を頼るのは悪いことではない

人を頼ることは悪いことではありません。

抱えきれない量の仕事があるなら、手があいている人に頼む。不得意な仕事を頼まれたら、得意な人にお願いする。考えたり、調べたりしても、わからないことはすぐ誰かに聞く。

人によって得意な仕事と苦手な仕事があります。知識や経験にも差があります。

1人で仕事を抱え込むよりも仕事を遅らせてしまうより、手があいている人に頼んでしまったほうがチーム全体のためになる場合もあるのです。

「迷惑かけないように」と思うなら、得意な仕事は積極的にこなし、苦手な仕事は得意な人に頼むようにしましょう。

仕事を断ることも大切

仕事ができない人になかには、頼まれた仕事をすべて引き受けて手一杯になってしまう人がいます。

前述の通り、人には向き不向きがあります。苦手な仕事、自分がやるべきではない仕事を頼まれたときは断ることも大切です。

あなたがやるよりも、早く終わる場合もあります。あなたも自分の仕事に集中できます。

逆に自分が得意な仕事を頼まれたときは快く引き受けて、チームに貢献しましょう。

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2:仕事の優先順位をつけられない

やりがいがない


仕事ができない人は仕事の優先順位をつけられず、重要な仕事が終わらなかったり、バタバタしてミスが多くなったりしてまうことがあります。

たとえば、今すぐに終わらせないといけない重要な仕事があるのに、明日でもいい重要ではない仕事から手をつけてしまう。

やるべき仕事があるのに、簡単でとっつきやすい仕事から手をつけてしまうなど。

結局、重要な仕事が期限内に終わらなかったり、焦って仕事をやるあまりミスをしてしまったりして、チームに迷惑をかけることも。

朝一で仕事に優先順位をつける

朝一で仕事の優先順位をつけ、その優先順位に従って仕事をこなしていく。これを行うだけで見違えるほど仕事ができるようになります。

朝、出勤したら以下の4つの基準で、仕事の優先順位をつけるようにしましょう。

  1. 緊急かつ重要な仕事
  2. 緊急だが重要ではない仕事
  3. 緊急ではないが重要な仕事
  4. 緊急ではないし重要でもない仕事

優先度の高い仕事を上から順にリスト化する。(メモ帳などに業務を記入、もしくはToDoリストを作る)

優先順位の通りに上から仕事を潰していく。

このように「仕事の優先順位をつけて整理する。上から順番につぶしていく」という簡単なことをするだけで、仕事ができる人になります。

3:仕事の段取りができない

オフィスが汚い社員


「仕事は段取りが9割」という言葉があるように、段取りは非常に重要です。

しかし、仕事ができない人は早く仕事を終わらせようとして、段取りを軽視してしまいます。

段取りが整っていないまま仕事に取り組んでミスをする、重要ではない作業にこだわって時間を取られてしまう。

結局段取りを整えてから仕事をするよりも長くかかってしまうことに。周りに迷惑をかけて「仕事ができない人」というイメージがついてしまいます。

いつも仕事が期限内に終わらない、いつもギリギリで余裕がない、という方はしっかり段取りを組んでから仕事を取り組むべきです。

仕事の段取りの組み方

そもそも「段取り」とはなにか?

仕事でいう段取りとは、仕事のゴール(目的・目標)を決め、そのゴールに安全かつ確実に到達するための道筋(作業)を考えることです。

段取りをしっかり組んでから仕事をすると、早く確実に、安全に仕事をこなせるようになります。

仕事の段取りを組むときの手順は以下の通り。

  1. 業務のゴール(目的・目標)を明確にする
  2. 期限・納期を確認する
  3. ゴールまでの作業をリストアップする
  4. リストアップした作業を重要度・緊急度で整理する
  5. 重要度と緊急度が高い作業からこなしていく

大掛かりな仕事ほど段取りが重要になってきます。逆に、うまく段取りを組めるだけで、仕事のスピードも確実性にも格段に上がります。

4:すべてを完璧にこなそうとする


仕事ができないといわれる人のなかには、1つひとつの仕事を完璧にこなそうとする人がいます。

たとえばプレゼン資料を作るとき、挿絵やグラフ、ビジュアルなどすべてを完璧にこなそうとして大切なポイントが抜け落ちてしまったり、ほかの仕事が疎かになってしまったり。

たしかに完璧を求めることは大切です。しかし完璧を求めるあまり期限を過ぎてしまったり、ほかの仕事が滞ったりするようでは仕事ができるとはいえません。

残業が続いたり、「完璧にこなさなければ」と自分にプレッシャーをかけてしまったりすれば、精神的・身体的に負担になることも。

最初は完璧でなくていい

上司のチェックが入る場合は、最初から完璧に作る必要はありません。

1人で何時間も何日も悩んでいるよりは、50%のできでもとりあえず上司に提出する。上司からアドバイスをもらって仕上げる、という流れでこなしたほうが仕事は、はやく終わります。

またプレゼン資料をつくるときであっても、挿絵やグラフの見た目などそれほど重要ではない部分に力を入れてしまうことがあります。

重要ではない部分と、本当に重要な部分をきちんと見極めること。そして重要ではない部分は適当に仕上げること。空いた時間を他の重要な仕事に使う、ということも大切です。

5:報告・連絡・相談(報連相)ができない

仕事ができない社員


定番といえば定番ですが、報連相は非常に重要であり、仕事ができない人は、報連相ができません。

わからないことを誰にも相談せず、1人で何時間も悩み続けてしまう。相談しないで自己判断で仕事を進めて、取り返しのつかないミスをしてしまうなど。

また、報告や連絡を怠れば、仕事の共有ができずトラブルの原因になることも。

自分で判断しない

報連相ができない人は、たいてい自己判断で物事を進めてしまうことがあります。

些細なトラブルがあったとき「これは報告しなくてもいい」「自分で解決できるはず」などと自己判断してしまい、大きなトラブルにつながったり、解決が遅れたり。

仕事において、報告・連絡・相談すべか否かは、あなたが決めることではありません。あなたの上司が決めることです。

わからないうちは、どんな些細なことでも報連相すべき。

報連相しなくていいのは、上司から

「そんなこといちいち報告しなくていい」
「それは自分で判断していい」
「それは自分で考えろ」

といわれたもののみです。それ以外はすべて報告・連絡・相談する、くらいの心持ちで仕事に取り組むようにしましょう。

6:要点・結論が整理できていないまま話す


報連相はできても、話の要点・結論を整理できないと「仕事ができない」と判断されてしまいます。

たとえばトラブルについて上司の指示をあおぐとき、トラブルの状況説明がうまくできず、間違った指示をもらってトラブルが悪化してしまうことも。

また仕事の提案やプレゼンでも、要点が伝わらず「結局、何がいいたいの?」となってしまうこともあり、それだけ「仕事ができない」というイメージを持たれてしまいます。

しかし、簡単ことを意識するだけで、コミュニケーション力はかなり改善します。

伝わりやすい話し方をするために意識すべきこと

報連相をするときは、以下の2つのことを意識するようにしましょう。

■要点を明確にする
何を決めたいのか、何を提案したのか。
報告なのか、相談なのか、指示が欲しいのか。

相談や報告、提案をするときは要点を明確にするようにしましょう。

それだけで「結局、何がいいたいの?」となることを避けられます。

■5W1Hを整理する
とくにトラブルの報告をするときは5W1Hが重要です。

トラブルの報告が下手な人、報告が下手で怒られる人は、まずは5W1Hを整理し、冷静になってから上司に報告するようにしましょう。

7:人の意見を聞かない・他責的


人の意見・アドバイスを聞かない。
ミスやトラブルを人のせいにする。
成果がでないことを、会社や商品のせいにする。

このように人の意見を聞かない、謙虚さがない人は「仕事ができない人」ととらえられてしまいます。

人のアドバイスを聞かず、自分流で仕事を進める。プライドが高くて、人の意見をまったく聞かない。「自分流」で仕事を進めるも、その「自分流」は非効率。結果的に、仕事が遅れて周りに迷惑をかけてしまう。

また、トラブルを人のせいにしたり、成果が出ないことを会社のせいにしたり。このような他責的な人は自己成長がありません。

これらの人は「仕事ができない人」どころか、扱いづらい人、面倒な人としてとらえられてしまうことも。

思い当たるふしがある場合は、冷静になり、人の意見に耳を傾けるようにしましょう。

8:仕事を忘れる・業務の指示を忘れる

仕事ができない社員


一度教えてもらった仕事を忘れて、もう一度教えてもらう。
業務の指示内容を忘れて何度もききにいってしまう。

仕事ができない人は、このようなことを繰り返して自分の時間も相手の時間も浪費します。

指示をよく忘れる、仕事をなかなか覚えられないという人は、小まめにメモをとる、ボイスレコーダーを使うなどして、何度も聞きにいかなくても済むようにすべきです。

わからないこと・忘れてしまったことを聞かないのはさらにひどい

仕事や指示を忘れてしまうのは良くないことですが、忘れてしまったことを、わからないまま自己判断で仕事を進めたり、悩み続けて時間を浪費したりしてしまうのは最悪です。

わからないことや、忘れてしまったことを躊躇せず誰かに聞きにいくようにしましょう。

自己判断で仕事を進めると、取り返しのつかないトラブルにつながってしまったり、仕事が終わらず周りに迷惑をかけてしまうこともあります。

忘れてしまったことは仕方がないこと。黙っていても仕事は進みません。

9:仕事に熱意がない

仕事をサボる社員


仕事に熱意がなく、仕事ができないという場合もあります。

仕事ができる人は、自分の仕事を楽しんでいます。スキルアップのために自己啓発もします。

しかし、仕事に熱意がない人はどうしても消極的になり、欠点の改善や学習意欲がありません。ダラダラ仕事して、1時間で終わる仕事を半日かけてしまったり、定時をすぎてやっと本気で仕事を始めたり。

会社からすれば仕事が遅い人、できない人です。

「残業代を稼ぐためにわざと」という事情もあると思いますが、そうでないのなら仕事をはやく終わらせて、趣味や自己啓発に時間を使うべきです。

ダラダラ仕事をしてしても、あなたの時間と体力を浪費するだけ。おまけに「仕事ができない人」というレッテルを張られてしまうので、得なことは1つもありません。

仕事が楽しくないなら転職も考える

「仕事に熱が入らない」という場合は転職も考えるべきです。

つまらない仕事をダラダラこなす毎日は、とても幸せな人生とは言えません。いくらお金のためとはいえ、あなたの大切な人生です。つまらない仕事よりは、楽しい仕事の方がいいはず。

実際に転職するかどうかは置いておいて、試しに転職活動をしてみることをおすすめします。

会社は辞めずに、転職サイトに登録したり、転職エージェントの話を聞いたりするのです。

それだけ今の仕事を見つめなおすきっかけになったり、新たな可能性を発見できたりする場合があります。いい企業が見つかったらそのまま転職してもいいでしょう。

今のままダラダラ仕事を続けていても幸せな人生を送ることはできません。些細なことでもいいので、まずは一歩を踏み出すべきです。

さいごに:本当に仕事ができない人は仕事ができない自覚すらない

「もしかしたら自分は仕事ができない人間なのかではないか?」

そう疑問に思ったあなたはまだ救いがあります。

なぜなら本当に仕事がでない人は、「自分は仕事ができない人間なのでは?」と疑うことすらないからです。

疑問に思うということは自分を客観視することができ、そして改善する意欲があるということです。

しかし、疑問にすら思わないということは、改善の余地がまったくありません。そのまま仕事ができない人間で一生を終えていくことになります。

「自分は仕事ができない人間なのでは?」と疑問に思ったあなたは、すでにできる人間、もしくはできる人間になる可能性をもっているということ。

前向きに自分を磨くことに注力していただければと思います。