「卒業後3年以内は新卒扱い」となっており、既卒でも新卒枠を使って就活できます。また、新卒向けの就職サイトのリクナビは既卒でも登録できるようになっています。
しかし、新卒として就活できるからといって、既卒者は新卒向け就職サイトを利用するべきではありません。
なぜなら、新卒向け就職サイトでは“既卒”というだけで不利になるからです。
新卒向けサイトでは既卒というだけで不利になる
就職情報サイト「日経就職ナビ」の運営事務局であるディスコが実施した「2015年度・新卒採用に関する企業調査-内定動向調査」によれば、
卒業後3年以内の既卒者を新卒枠で採用した企業は1割強に留まっている。
また、既卒の新卒枠での応募を受けつけていない企業も3割強に及ぶ(2012年には、同割合が4割を超えていたため、改善傾向にはある)。
さらに、既卒者の新卒枠での応募は受けつけていても、内定は出していないと回答した企業も、毎年5割ほどある。
※引用:【大学と就職】8割の企業が採用しない? 既卒の就職活動の厳しい実態-リセマム
【大学と就職】8割の企業が採用しない? 既卒の就職活動の厳しい実態 | リセマム以前に「新卒」と「既卒」の違いが就職活動の難易度に大きく影響することをお伝えした。「新卒」という看板を背負える就活生と、それが外れた「既卒」の就活生の間には、大きな差がある。それが今の就職活動の実情だ。
上記からわかるように、既卒が新卒として就職活動をしても、内定をもらうのは厳し状況です。新卒として就活ができても、既卒という事実が変わることはありません。
新卒サイトの求人を出す企業は、新卒だけを求めている
そもそも新卒向け就職サイトに求人を出している企業は、「新卒を採用すること」を目的としてします。既卒ではありません。
既卒に対しては「良い新卒がいない場合、次の候補として既卒者も視野に入れている」程度の採用意欲でしょう。
「既卒歓迎」とアピールしている企業がありますが、これは単なる企業のイメージアップが目的、もしくは検索に引っかかりやすくして企業の認知度を上げることが目的です。
新卒と同じサイトを利用して、新卒と同じ土俵で戦っても既卒に勝ち目はありません。既卒が就活で勝ち抜くためには、土俵を変える必要があります。
つまり、新卒者が利用できない、既卒者向け就職サイト・就職サービスを利用するのです。
既卒は既卒向け就職サイト・就職エージェントを使うべき
既卒向けの就職サイト、就職エージェントには「既卒を採用したい」という企業の求人しかありません。
・新卒向けサイト⇒新卒を採用したいが最悪の場合、既卒でも可
・既卒向けサイト⇒新卒ではなく、既卒を採用したい
また、既卒向けサイトを利用するのは当然、既卒者のみです。「新卒」という肩書だけで有利になる新卒者と同じ土俵で戦うことはありません。
ライバルとなるのは同じ既卒者だけです。
新卒向けサイトを利用するよりも、既卒向けサイトを利用したほうが確実に、就職しやすいので、既卒は既卒向け就職サイトを使うべきです。
既卒向け就職サイトの一例
◆ウズキャリ
首都圏に強い既卒向け就職エージェント。厳選した「既卒を求める」優良企業の求人を紹介してもらえる。また、既卒の就職活動を熟知したプロのアドバイザーから、履歴書の書き方、面接の受け方などのアドバイスがもらえる。
◆いい就職.com
全国各地でサポートを行っている既卒向け就職サービス。既卒向け求人を紹介してもらえるのはもちろんのこと、既卒の就活ノウハウを学べるセミナーに参加できる。
◆Re就活
既卒向け就職サイト。既卒を採用対象として求人を掲載しており、自由に検索、応募ができる。また既卒向け合同企業セミナーなども実施している。
⇒【既卒者専門】のおすすめ就活支援サイト5つを紹介!