応募書類一式を郵送で提出する場合の、送付状に書き方を解説するとともに、送付状のサンプルについても紹介します。
送付状は、同封したからといって選考に有利になるわけではありませんが、送付状が同封ないと「ビジネスマナーをわきまえていない」と判断してももらえる場合もあります。
面倒ですが、できれば同封するのがおすすめです。
送付状(添え状)に記載する内容
特に決まったフォーマットというものはありません。
企業に応募書類を送付する場合の送付状には、概ね以下の項目が書かれていれば、問題ないでしょう。
- あいさつ文(拝啓・敬具は必須)
- 応募の意思
- 送付書類の一覧
送付状サンプル
送付状を作成する際の注意点
また以下のポイントに3つのことに注意して書くようにしましょう。
- 宛名は応募要項の内容に合せる。
「木村まで」など担当者名が書かれていれば、「木村様」と書く。記載がない場合は「採用ご担当者」と書く - 日付は履歴書の日付と同じにする
- 添え状・履歴書・職務経歴書の順に重ねる。クリアファイルなどにまとめ、しわになるのを防ぐ
- タバコを吸う人は、タバコのにおいが応募書類、封筒につかないように注意する
例えば、企業が封筒を開けた時、タバコのにおいがする場合があります。
タバコを吸う方は、応募書類を作成する時はタバコを吸わない、タバコのにおいがする部屋で応募書類を書かない、などの注意をしましょう。
送付状は自己アピールの材料としても活用できる
送付状には、自由に使えるスペースがたくさんあるので、自分の強みや意欲が伝わる文章を記載することで、自己アピールの材料としても活用できます。
とくに経験やスキルが不足している場合や、異業種、異職種にチャレンジする場合、第二新卒の方などは、志望理由や仕事に対する熱意、将来に向けて努力していることなどを書き加えると良いでしょう。
ただし、ネガティブな表現を使用したり、文章量が多くなり送付状が2枚にも及ぶといったことがないように十分注意しましょう。
自己PR付き送付状のサンプル
郵便封筒の書き方と注意点
最後に、履歴書・職務経歴書・送付状を郵送する際の封筒について解説します。
特に以下の5つのポイントに注意しましょう。
- 封筒は、書類を折らずに入れられるサイズを選ぶ。折り目が付いていない方が、扱い安く印象が良い
- ㈱と省略せず、正式名称を記載する。特に「株式会社」が後にくるか前にくるかに気を付ける
- 指定された送付先が「人事部宛て」なら「人事部御中」と記載、「採用担当」ならば「採用担当者様」、個人名であれば、「○○様」と記載する
- 封筒の裏には、差出人住所、氏名を必ず記載する
- 切手は料金不足にならないように注意する