
「履歴書・職務経歴書を用意するのが面倒」
「書類選考の結果を待つ時間がもったいない」
「書類選考で足切りされるのが嫌」
このような理由から書類選考なしの企業を探しているという方もいると思います。
そこでここでは、書類選考なしで面接を受ける方法を紹介します。
また、「そもそも書類選考なしの企業なんて受けて大丈夫なのか? ブラック企業なのではないか?」という心配もあると思うので、その点についても解説します。
方法1:スカウト型転職サイト「ミイダス」を使う

面接確約のスカウトを受け取れる転職サイトがあります。
それが「ミイダス」です。
「ミイダス」は職歴やスキル、希望条件を登録して後はスカウトを待つのみ。
届くスカウトはすべて面接確約。スカウトが届いた時点で、面接を1つゲットです。
つまり書類なしで面接を受けられるのです。
履歴書・職務経歴書を企業に送る手間、書類選考の結果を待つ手間を確実に省けます。
スキルなし、経験なしの人にもスカウトが届く

「スカウトを受け取れるのは、スペックが高い人だけなのではないか?」という疑問がある方もいると思います。
しかし「ミイダス」の発表によると「ユーザーの約99%が1通以上のオファーを受け取っている」とのこと。
経験が浅いし、スキルもないという人でも、スカウトを受け取れるのです。
ただし、スカウトを待つだけとなるので「急いで転職したい」という方には向いていないかもしれません。
本格的に転職活動をするのであれば、「リクナビNEXT」や「マイナビ転職」といった求人サイトも併用するべきです。
「良い企業があったら転職したい」「時間がかかっても満足できる企業に転職したい」という方には「ミイダス」でも問題ありません。
公式サイト:ミイダス
方法2:書類選考なしで企業を紹介してくれる転職エージェントを使う
20代の転職者に限られますが、転職エージェントのなかには「書類選考なしで面接を受けられる」企業を紹介してくれる転職エージェントがあります。
たとえば、株式会社リクルートが運営する「就職Shop」がその1つです。第二新卒や既卒を専門にしたエージェントではありますが、面接から選考を受けられる企業を紹介してもらえますす。
※転職エージェントのサービス内容はこちら
書類選考なしの企業を紹介してくれるエージェント
![]() | リクルートが運営する20代専門の転職エージェント。20代であれば職歴なし、学歴なしの方でも利用可能。書類選考なしの企業を紹介してもらえる。紹介してもらえる企業は、若手を育成した実績がある企業のみ。営業系、技術系から事務系まで幅広く企業を紹介してもらえる。 |
書類選考なしの企業はブラック企業なのか? 応募しても大丈夫なのか?
書類選考なしという採用ハードルが低くなっている企業は、応募しても大丈夫なのか?
ブラック企業なのではないのか?
このような疑問もあると思いますが、本記事で紹介したミイダスやエージェントを利用している場合は、基本的に安心して大丈夫です。
まずエージェントの場合は、そもそもブラックの可能性がある企業の紹介はしていません。またミイダスは、面接前のチャットやプロフィールの公開が仮の書類選考になっています。ゆえにブラックとは限りません。
一方で国が運営している求人紹介や、無料で求人で掲載できる求人広告サイトなどで「書類選考なし」と書かれている企業には、注意が必要です。
離職率が高く、選考ハードルを下げないと応募が集まらない企業の場合があります。このような企業が一概にブラック企業であるとは限りませんが、可能性はあります。
一方でそもそも書類選考の有無は、ブラック企業かどうかとは関係がありません。書類選考はあるが、ブラック企業という場合もあるからです。
書類選考があっても、それは形だけで応募したら全員が面接に進める企業もあります。ブラック企業と判断されないようにしている場合もあるのです。
書類選考の有無だけではブラック企業かどうかは判断できないのです。
ブラック企業を見極めるためのチェックポイント
1:求人を長期間掲載している企業は要注意
求人サイト(リクナビNEXT、マイナビ転職のような)で長期にわたり求人が掲載されている企業は、ブラックの可能性があるので警戒したほうがいいです。
なぜなら以下のような事情があると考えられるから。
- 人気がない企業なのでなかなか人が集まらない
- 仕事がツライ、雰囲気が悪いなどの事情で、退職者が多く常に求人を掲載しておく必要がある
いずれにしても優良企業である可能性は、低くなります。
2:採用ハードルの低さを強調している企業は要注意
「未経験可」「第二新卒可」程度の条件であれば、まだしも「30代可」「やる気があれば採用」「元気があれば採用」「学歴不問」など、採用ハードルの低さをやたらと強調している企業は、警戒したほうがいいでしょう。
なぜなら以下のような事情があると考えられるから。
- 採用ハードルを低くしないと応募が集まらない
- 人材が定着しないので、採用ハードルを下げてどんどん採用する必要がある
とくに求人サイトやハローワークで、このような求人を見つけたときは、ブラックの可能性があるので警戒したほうがいいでしょう。
3:仕事内容・職務内容が曖昧・わかりづらい企業は要注意
職種内容が、「○○コンサルタント」「○○マーケティング」「○○アナリスト」など、横文字が多い場合や、
職務内容の欄に、具体的な仕事内容の記載がなかったりする場合があります。
このような企業はブラックの可能性もあります。
たとえば、人気がない仕事・後ろめたい仕事であることを隠している、仕事内容が具体的に記載してしまうと人が集まらない、などの事情があることも。
4:社風の良さばかり強調されている企業は要注意
求人サイトにおいて、
社員全員の集合写真や楽しそうに笑顔でガッツポーズをしている社員の写真ばかりが掲載されているような、福利厚生や仕事内容の説明がほとんどなく、社風の良さばかり強調している企業はブラックである可能性があります。
なぜなら以下のような事情があると考えられるから。
- 社風の良さ以外のアピール要素がない
- 労働環境が悪いことを隠すために、社風の良さばかりアピールしている
福利厚生費が充実している、労働環境が良いなどの場合、それらをアピールするはずです。わざわざ社風の良さをアピールする必要はありません。
それにもかかわらず、社風の良さのアピールに終始するということは、よほどアピールポイントがないか、社風が悪いことの裏返しのどちらかです。
いずれにしても警戒したほうがいいでしょう。
5:ネット上でブラックのうわさがある企業は要注意
ネットの評判は、信憑性に欠けるものがあります。しかし「火のない所に煙は立たぬ」ということばあるように、労働環境に少しでも問題がある企業には、ブラックのうわさがたつものです。
応募する企業は、ブラックの評判がないか念のため調べておくようにしましょう。
もしブラックの評判がある場合は、
転職者向け企業の口コミサイトでさらに調査する、転職エージェントに企業の評判を教えてもらうなどして、その企業についてさらに詳しく調べるようにしましょう。
※転職者向け企業の口コミサイト
※ブラック企業を見抜くための方法は、以下の記事でさらに詳しく解説しています。参考にしていただき、ブラック企業を見極める力を身につけましょう。