既卒として入社した場合であっても、社会人1年目であることは変わりません。
そして社会人1年目であれば、仕事は分からないことだらけであり、先輩から仕事の進め方、ビジネスの基本などを教えてもらうことになります。
しかし、会社の先輩や上司は、学校の先生のようにいつでも優しく物事を教えてくれるわけではありません。
そこでここでは、先輩や上司から教えてもらう正しい方法や心構えについて紹介します。
先輩や上司は教えるのが下手
会社の先輩や上司は、学校の先生とは違い教えるプロではありません。
教えるのが上手い人もいますが、そういった人ばかりではありませんし、しかも教えるのは自己流です。
さらに、上司や先輩は本来、仕事を優先します。
営業であればお客様から売り上げを上げる、経理であれば会社のお金の流れを記録し、儲けを計算する、生産であれば商品をつくるなど、あなたに仕事を教えるのは片手間です。
教育を優先し、売り上げを落としたら、上役に叱られ評価が落ちます。
本来、新人教育も重要な業務であり、おろそかにするべきものではないのですが、目の前の業務が優先的になることは仕方がないことです。
そのため、上司や先輩が教えるのが下手なのは当然なのです。それだけは覚悟しておきましょう。
教えてもらう時の4つの注意点
続いて、仕事を教えてもらう時の注意点について解説します。
ポイントは以下の4つです。
- 目を見て頷く
- メモを取る
- 質問は最後まで話を聞いてから
- 素直になる
目を見て頷(うなず)く
人の話を聞く時は、基本的に目を見て頷(うなず)くようにしましょう。
「あなたの話を聞いていますよ」というサインを送るためです。
また、PCの画面や書類を見ながら何かを教えてもらう時は、数秒に一回に相手の目を見て頷(うなず)くようにしましょう。
終始PCの画面を見たまま頷(うなず)いては「この人しっかりと話を理解できているのかな」と思われてしまいます。
メモを取る
何を教えてもらう時は必ずメモを取りましょう。
また何かの裏紙ではなくしっかりとノートを用意してください。メモが安っぽいと、相手は「そのぐらいの価値しかないのか、メモを取る価値がないのか」と思い気分を害する恐れがあります。
また、メモをしている時は、手元に集中してしまう場合がありますが、できれば頷(うなず)きながら、そして時々相手に目線を送り、話を聞いているサインを送るようにしましょう。
質問は最後まで話を聞いてから
質問は話を最後まで聞いてからにしましょう。
人によっては最後に「何かわからないことはある?」と聞いてくれるはずです。
もし聞いてくれない場合でも、分からないことがある場合は、うやむやにせず絶対に質問をするようにしましょう。
後になって、教えられたことをもう一度聞くと、それだけ声を荒げて怒る人もいます。
前述したように、上司や先輩は基本的に教えるのが下手です。しかし何か教えた時は、70%しか教えていなくても、100%教えた気になっています。
そのため後日、同じことを聞くと「同じことを言わせるな」と怒るのです。
だからこそ、少しで分からないことがあれば、絶対にその時点で聞くようにしましょう。
素直になること
素直になることとは、「言われたことをきちんと守ること」です。
先輩や上司の教えたやり方を守らないと、素直でない、というレッテル貼られます。
素直でない人間は先輩や上司から嫌われます。
とにかく入社1年面は素直になって、言われたことを守るようにしましょう。
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仕事ができる人になるために、仕事ができない人にならないために必要な、本当のコミュニケーション力が学べる一冊。「仕事で絶対に役に立つ!」といえるほど、本当に役立つコミュニケーション力の話が紹介されて一冊です。
他の本は読まずとも、この本は絶対に呼んでほしい一冊です。
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