学歴・資格があると転職で有利になることはあるのか?
結論からいうなら、学歴・資格が転職で有利になることはあります。
しかし忘れてはいけないのは、学歴・資格が採用の決め手になることはないということです。
つまり、学歴・資格があっても、自己PRがうまくできなけいと、転職できないということです。
学歴は採用の決め手にはならない
「東大卒」「慶応卒」のような学歴は、とても分かりやすい指標なので、一定の評価を受けて有利になることもあるでしょう。
しかし、学歴が採用の決め手になることはありません。
たとえば東大卒と中大卒がいる場合、必ずしも東大卒の人が採用されるとは限りません。
中大卒の人が会社に貢献してくれそうだと判断されれば、当然、中大卒の人が採用されます。
いくら学歴があっても採用担当者に「一緒に働きたい」「会社に貢献してくれそうだ」と思われなければ採用されることはないのです。
「学歴があるから転職は簡単にできる」という考えは捨てましょう。
転職活動をあなどっていると、しっかりと準備をしてきた他の求職者、経験・実績が豊富な求職者に選考で負けます。
資格に頼りすぎると失敗する
たとえば、簿記や宅建、弁護士資格などのような、希望の仕事に就くために必須の資格は、あれば転職で有利になるでしょう。
また他にも、応募企業の業務に関連する資格があれば、選考で有利になる可能性はあります。
しかし、転職活動で採用担当者が重視するのは、資格よりも実務経験や仕事での実績です。
資格よりも、どのような業務を経験し、どのような実績を出してきたかが重要なのです。
たしかに資格は知識があることの証明にはなります。また、業務に関係のある資格であれば、業務に関する知識を持っていることの証明にもなります。
しかし、テキストで勉強して得ただけの知識は、実務経験によって得られた知識に勝つことはできません。
資格取得に躍起になるよりも、仕事の経験を積むこと、仕事で実績を出すことにも注力するべきです。
経験や実績があるほうが転職で有利になります。
業務に関係のない資格は自分の評価を下げるだけ
また、業務に全く関係のない資格を履歴書に書く人がいますが、これは評価を下げています。
たとえば、保険の営業職なのに、パティシエの資格が書いてあったら、「この人は他にやりたいことがあるんじゃないか」と思われてしまいます。
また、業務に関係のない資格が履歴書にぎっしり書かれていれば、「資格があれば自分の市場価値が上がると思っている人」と見透かされてしまい、印象も悪くなります。
業務に関係のない資格はアピールしてはいけません。
大切なのは実務経験・実績・やる気
選考において、絶対的に評価されるのは、「実務経験」「実績」「やる気」です。
企業が採用したいのは、利益を上げてくれる人です。
そして利益を上げてくれるのは、経験、実績が豊富でやる気のある人、ということになるのです。だから選考では、いかに自分が応募企業で利益を上げられる人材であるかをアピールしなければいけないのです。
アピールできる実績、経験がなければ「やる気」をアピールする
第二新卒のように、新卒で入社した企業を数か月、2、3年で辞めてしまった場合であれば、選考でアピールできるような、実績や経験がない人もいると思います。
その場合は、残る一つである「やる気」をアピールしましょう。
そもそも採用側も、第二新卒に実績や経験がないことは把握しています。その上で、第二新卒に対して、採用側が見ているのは、「いかに、入社してから伸びるか」です。
つまりポテンシャル、伸びしろが見られているのです。
そしてこのポテンシャルがあることを伝えるために有効なのが、「やる気」をアピールすることなのです。
転職エージェントを使ってプロからアドバイスをもらう
転職できるか不安、何をしたらいいのかわからない、など転職活動に関しては不安や疑問があるなら、転職エージェントを使いましょう。
転職エージェントを使えばプロのキャリアアドバイザーから、アドバイスをもらえます。
やる気をアピールする方法はもちろんのこと、職務経歴書の書き方や面接の受け方まで、ありとあらゆるサポートを受けられます。
さらに第二新卒が転職しやすい企業も紹介してくれるので、転職エージェントは絶対に使うべきです。
- リクルートエージェント(知名度、利用者ともにトップクラスの総合転職エージェント)
- マイナビエージェント(20代、30代の転職サポートに強みあり)
- 第二新卒AGENTneo(20代の未経験、第二新卒専門のエージェント。充実したサポートが強み)
その他にも様々な転職エージェントがあります。以下のページでまとめて紹介しています。