これまでたくさんの転職面接について解説したノウハウ本を読んできました。
その中でも、特に役に立ったもの、貴重な知識を得られた本を厳選して3冊紹介します。
各本の特徴や、内容を一部抜粋して載せていますので、面接本を選ぶ際は、参考にしていただければと思います。
採用側の本音を知れば転職面接は9割成功する
志望動機、転職理由、自己PRなど、面接で聞かれる質問に隠された採用側の本音や、面接で採用側が見ているポイントを把握することで、正しい回答を導きだすことを目的とした面接ノウハウ本です。
前半が面接全体に関する心構えや注意点が解説されています。
例えば、面接の服装における注意点や、面接でのビジネスマナーなどについて、採用側の本音とともに解説されています。
後半では、面接で聞かれる様々な質問に隠された意図、そしてその意図を踏まえた上で、どのような回答をするべきか、について解説されています。
転職理由は志望動機といった定番質問だけでなく、「本日は仕事をお休みされたのですか?」「場所はわかりにくかったですか?」といった、何気ない質問についても解説されています。
以下、本書の「はじめに」の部分を一部紹介します。
面接担当者は採用人数の何倍、ときに十倍以上にもなる大勢の応募者と面接を行い、自社の事情やニーズに最も合う人を探すために質問を繰り返します。
つまり、優秀な人が採用されるのでなく、ニーズに合う人が選ばれて採用されるのです。
<中略>
転職面接では、厳しい追及質問を聞かれること自体が“有望”の証でもあります。問いかけられた言葉の裏に隠れている本音、質問の意図をくみ取ることができれば、自分が採用されるための、“正しい答え”を見つけられるでしょう。
本書は、そうした転職面接の実態を理解していただくと同時に、よくある質問や迷いやすい質問を取り上げ、採用側の本音について解説しました。
※「はじめに」より引用
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改訂版 採用側の本音を知れば転職面接は9割成功する
質問の建前と本音が読めれば転職面接は突破できる
面接で聞かれる様々な質問に対する答え方に焦点を当てた面接本で、105通りの質問パターンとそれに対する回答例、回答のポイントが解説されています。
特徴は、回答例が充実している点です。よくある面接ノウハウ本では、回答例が一文程度しか紹介されていなかったり、中高年の求職者向けの回答例であったりして、参考にならない場合があります。
しかし、本書では、若手の転職者向けに対象を絞っており、また回答例も実用性があるものを数行にわたって紹介しています。
【サンプル画像↓】
また、志望動機や転職理由といって定番質問だけでなく、聞かれる可能性が低い質問について解説されています。
例えば、「あなたが当社の社長だったら何をしますか?」「もし1億円が手に入ったらどうします?」といった質問についても、回答のポイントと回答例が具体的に解説されているのです。
この1冊を読んでおけば、対応できない質問はないのではないか、と思えるほどです。
以下、本書の「プロローグ」の部分を一部紹介します。
転職面接についてのノウハウ本は、既にいろんな出版社から数多く出ています。
しかし、そのほとんどが「で、具体的にどう答えればいいの?」について書かれていなかったり、書いてあったとしても「これ、29才の俺が真似していい答え方じゃないよな」「これ本当に、面接の場で言っちゃっていいの? 新卒の受け答えみたいじゃないか?」などと思ってしまう受け答え例だけしか載っていなかったりと、なかなか欲しい情報が手に入りません。
<中略>
そこで本書では次のような絶対にルールを設けました。
- 「若手に向けた内容」「中高年に向けた内容」をきっちりと分ける ※本書は若手に向けた内容
- 面接の場でそのまま使っていいようなOK受け答え例を、きちんと掲載する
そして更に
- 「面接官が本当に聞きたいこと、知りたいと思っていること」、つまり質問の裏に隠された面接官の本音を明確にする
というエッセンスも加えることで、本当に意味で「転職面接で採用を勝ち取るためのノウハウ本」に仕上がったと思っています(自画自賛で恐縮ですが)。
※「プロローグ」の一部を引用
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質問の「建前と本音」が読めれば転職面接は突破できる!・20代~34才の若手編・
転職面接必勝法
質問例や模範解答、場当たり的なテクニックが紹介されたよくある面接ノウハウ本ではなく、面接に対する心構えや、話し方のコツ、面接の捉え方などを解説した本です。
例えば、第一章は「相変わらず間違いだらけの転職面接」となっており、面接に対する誤解、間違えた捉え方、内定をもらうための面接の捉え方などが解説されています。
第五章は「失敗しない話し方」となっており、面接での話か方のコツや表現方法などが解説されています。
また、単に面接ノウハウを紹介するのではなく、面接で生かすための自己分析、企業研究の仕方、転職活動の準備の仕方、転職エージェントの活用方法、転職活動におけるメンタルヘルスについても紹介されているので、転職活動を総合的に学べます。
第一章 相変わらず間違いだらけの転職面接
第二章 転職面接に向けた行動指針
第三章 求人応募までの準備
第四章 面接当日までの必勝イメージ作戦
第五章 失敗しない話し方
第六章 転職エージェントの活用方法
第七章 転職活動におけるメンタルヘルス
第一章
以下、本書の「はじめに」の部分を一部紹介します。
どうすれば転職面接に通るのか。その答えが本書にあります。
しかし、何を話せば通るかというような模範解答はありません。
面接は模範解答を覚えて通るような、そんなに簡単なものではないからです。
では、どうすれば面接に通るのでしょうか?
その答えは、ずばり「相手に欲しいと思わせること」です。
では、なぜ面接に落ちるのでしょうか。
その答えは「欲しいと思われなかったから」です。
<中略>
転職では、決して高度なテクニックが求められているわけではありません。
面接で「仮面」をかぶって、一時的に取り繕って突破しようと思っても、面接官の目はごまかせません。面接官が欲しくなる人に内面から変われる、本当にやりたい思いを伝えることが、何よりも重要なのです。
※「はじめに」の一部を引用
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転職面接必勝法