「若いうちは遊べ!」40前半の先輩が語る後悔しない生き方

嫌な環境から逃げる

「若いうちは働け!」「苦労は買ってでもしろ!」といった、若いうちに死ぬほど努力しておけば、後々楽できるといった趣旨の言葉を良く耳にします。

果たして本当にそうでしょうか?

私の職場にいる40前半の先輩は、

「20代のうちからそんなに働いてどうするの? 若いんだから働いてないで遊びなよ!」

と真逆のこと言っていました。

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遊べるのは若い時だけ

遊べるのは若い時だけ


前述の言葉を言った先輩は高校を卒業後、アルバイトをしながらDJをしていた人で、遊びに遊びにまくる日々を続けていたそうです。

そして30歳になった時、遊び飽きてしてまい、定職に就くことに。

現在は結婚をし、家でダラダラすごすことが一番の楽しみなのだとか。

「歳をとると体力が落ち、遊びに行きたくても行けなくなる」といっていたのが非常に印象的でした。

体の自由が効くのは若いうちだけ

「脱社畜ブログ」でも同様のことが書かれています。

(若者もワークライフバランスを求めていい)

あまりこういうことは言いたくないけど、「若いうち」は体も頭も歳をとってからよりも自由が効くという側面は少なからずあるわけで、この貴重な若いうちの時間を「仕事」に使うべきかは各人の価値観によって決めるべきだ。

「若いうち」にガムシャラに仕事をして、歳をとってからやりたいことをやる時間が作れても、その時に若いころと同じように体や頭が動くという保証はない。

また前述の私の先輩は、子供ができると「家族のために家に帰らなけらば」と思うようになるそうです。

たしかに家族ができたら、夜遅くまで飲み歩いているわけにはいきません。休日も子供の面倒を見るようになりますから、自由な時間をほとんどなくなります。

確かに一生懸命働くことも大切です。

しかし仕事と同じくぐらい、遊ぶことも大切です。

それは別にリフレッシュが必要だから、というわけではありません。

単純に今しかできないこと、結婚したら・子供ができたらできないこと、歳をとったらできないことがあるからです。

「あの時、もっと遊んでおけばよけばった」と後悔をしても時間は戻りません。

今のうちに、若いうちにもっと遊んでおくべきなのです。

「若いんだから働け!」その根拠って?

若いんだから働け! その根拠って?

どうして「若いうちは働くべき」と言われるのでしょうか?

若者にワークライフバランスなんていらない

痛烈なタイトルのこちらの記事では、「若いうちは死ぬほど働け! そしていいポジションについて立派なビジネスマンになれ! それが歳をとってからのワークラフバランスに影響してくる」というのが主張です。

単純労働は今後は海外にアウトソースするようになるので、「若いうちにしっかりと働き、スキルを身につけないと仕事がなくなる」とのことです。

しかし、それはかなりレベルが高い人の話で、あまり親近感がありません。

年収1000万以上稼ぐエリートを目指すなら、確かに若いうちから死ぬほど働く必要があるかもしれません。

でも、「普通の暮らしができればそれで満足」という人には関係ない話です。

脱社畜ブログ「若者もワークライフバランスを求めていい」では「若者にワークライフバランスなんていらない」の記事に対してこう反論しています。

ただ、忘れてはならないのは、これはほんの一部の人だけに当てはまる話であって、このような働き方を日本の若者全員に押し付けるのは適当ではないということだ。

日本人の多くは「立派なビジネスマン」になることが人生の目的ではないはずだし、仕事以外にも、もっと大切に思っているものがあってしかるべきである。

「若いうちに頑張らないと、エリートになれないぞ」と言われても、「別になりたくありません」というのが大半の人の回答ではないかと思う。

「若いうちに頑張らないと、エリートになれないぞ」と言われても、「別になりたくありません」という話。

本当にその通りです。【エリート=幸せ】ではないですよね。

死ぬ気で働いてようやくエリートとよばれる立場になった時に、ふと人生を振り返って「若い時にもっと遊んでおけばよかった」と後悔するかもしれません。

エリートになっても、運悪くAIに仕事を奪われてしまうかもしれません。

それは決して幸せな人生ではないしょう。考えただけで恐ろしくなります。

若い時に遊んでいても何とかなる

若い時に遊んでいても何とかなる


20代を遊びに捧げた私の先輩は、次のように言っていました。

遊びまくってたから将来苦労するだろうなと思っていたけど、なんだかんだ今は毎日のように定時に帰れて家族も養えているので、とても満足している。

自分が思っている以上に人生はなんとかなるではないでしょうか。

スキルや経験、常識がなくても、高望みしなければ普通の、そして自分が幸せだと思える人生を送れるのです。

その先輩は、現在では毎日のように定時に帰っていますし、それでいて家族を養い、マイホームを持っています。

「1000万以上稼がないと気が済まない」という人は、若いうちから死ぬほど働く方がいいかもしれません。

しかし「正直、普通の生活ができれば満足」というのであれば、無理にして若い時代を犠牲にする必要はないでしょう。

「若いから働け!」なんていう意見は無視して、今やりたいこと、今しかできないことに没頭するべきです。

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