「日本はもうオワコン」という意見が目立つ昨今、どんな基準で会社を選べばいいかわからない、という方もいるでしょう。
この記事では、本当に安定した人生を送るための、本当に失敗しない会社選び方を紹介します。
まずはこれだけ!会社を選ぶ上で知っておくべき事実
「失敗しない会社の選び方」を紹介する前に、会社を選ぶ上で知っておくべき事実を紹介します。
「失敗しない会社の選び方」をさっさと知りたいという方は、読み飛ばしてしまっても構いません。
1つの仕事・会社に依存するのはNG
一生続けられる会社。
一生続けられる仕事。
これを探すのが一般的でしたが、これからの時代は1つの仕事・会社に依存するのはNGです。
なぜなら、一生続く保証がある仕事・会社なんてものは存在しないからです。
難関資格を要する仕事でも、どんな大企業でも、潰れて消える可能性があります。
10年後、どんな仕事・会社が残っているかは予測不可能
以下の記事でも紹介されていますが、今の日本では、トヨタのような大企業ですら、終身雇用はもう守れないと語っています。
さらに規模が小さい会社であれば、終身雇用などなおさら確約できないでしょう。
大手企業にとっても、先行きが不透明な時代であり、今の雇用を守れる保証も、会社が存続している保証もない、といっているのです。
また会社は存続していたとしても、あなたの仕事がなくなる可能性があります。
たとえば、以下の本、「10年後の仕事図鑑」では、
管理職、秘書、営業職、現場監督、エンジニア、事務職、
さらには弁護士や会計士、その他、様々な仕事が10年後になくなるであろうと紹介されています。
(逆に残る仕事になにか? については以下の書籍を参考のこと)
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現実になるかどうかは別として、あなたが就いた仕事が、10年後なくなっている可能性は十分にあります。
その前提を持ち、1つの仕事・会社に依存しないこと。これが大切です。
1つの会社・仕事に依存せず、色々な働き方、会社を試すことが大切
では、安定した人生を送るにはどうしたらいいのか?
安定した人生を送りたいなら、以下の2つを念頭において、社会人生活に臨むようにしましょう。
- 副業をしながら仕事外でもスキルを身につけ、人脈を構築する
- 必要ならばどんどん転職して、自分にとってベストなポジションを常に探る
どんな基準で会社を選べばいいのか? 失敗しない会社選びの基準5つ
会社選びの基準1:副業はOKか?
副業OKは会社を選ぶ上で必須条件です。副業OKは最優先事項です。
なぜか?
副業には以下のようなメリットがあるからです。
副業のメリット
- いらくでも稼げる
- スキルが倍速で身につく
- 社外で人脈を増やせる
- 会社にしがみつかなくてよくなる
副業をすることで、社員は社外で人脈を持てたり、会社の仕事外で新たなスキルや経験を身につけられます。
万一会社が潰れた場合でも、副業で得た人脈やスキルを活用して転職可能です。
また収入面のメリットもあります。
会社の給料はなかなか増えません。今月どれだけ頑張っても来月の給料はほとんど変わりません。恐らく5年後の給料もそれほど変わりません。
しかし、副業なら頑張りしだいで何倍にも収入を増やせます。
ちなみに私は、副業完全OKの会社で働いていました。
副業のおかげでたくさんの知識やスキルを習得できましたし、収入の種もたくさん得られました。
そして、現在は、当時副業でやっていた仕事を現在、本業にしています。
副業は会社にとってもメリットがある
会社にとって副業のメリット
- 社員が勝手に成長してくれる
- 社員が外部で人脈を獲得し、自社をPRしてくれる
会社にとっても副業はメリットがあります。
たとえば会社が特別な研修を用意しなくても、社員は副業を通じて勝手に新しいスキルや知識を入手してきてくれます。
また、新たに構築した人脈によって、会社に恩恵がある場合も。
副業を許可することで、社員が勝手に成長し、勝手に人を集めてくれるのです。
こんな都合のいい制度が他にあるでしょうか?
副業は会社にとってもメリットが大きいのです。
副業禁止の会社は時代遅れ
副業のメリットを正確に判断せず、「本業に支障がでるかもしれない」「情報が漏洩するかもしれない」といったデメリットを心配して、副業を禁止にする会社は、
副業のメリットを理解できない頭の悪い会社です。
そのような会社からは優秀な人がどんどん流出し、ゆくゆくは消えます。
働く側からしても、副業禁止はデメリットしかありません。
他の会社に人は副業と本業で、どんどんスキルを身につけ、収入を上げていくにもかかわらず、
副業禁止の会社に就職した人は、外との人脈も構築できず、収入も増やせず、スキルも経験も身につきません。
周りに取り残されるばかりなのです。
それでは安定した人生を送るのは不可能。
「副業OK」は会社を選ぶ上で絶対です。
会社選びの基準2:あまり忙しくない会社
これから1つの仕事・会社に依存するべきではない、と冒頭でも記載しました。
未来が読めない昨今、1つの仕事・会社に依存するのはリスクでしかありません。
仕事が忙しいと必然的に、会社の仕事の割合が増えてしまい、副業や自己啓発に時間を割けなくなるのです。
もちろんその仕事から、よほどたくさんものを得られるならいいでしょう。
たとえば、経営コンサルのような仕事は激務ではありますが、その仕事で得られるスキルや経験、人脈は、大きな財産になります。
残業、休日出勤は極力少なくし、他の活動に時間を充てる
一方で、残業したところでスキルが増えるわけでもない、人脈が増えるわけでもない、増えるのは残業代と疲労という仕事もあります。
SEや事務系の仕事、頭を使わない作業的な仕事など。
このような仕事で残業や休日出勤が多いと、人生が仕事一色になります。
結果、会社外では役に立たない人間になってしまうのです。
会社が潰れたり仕事がなくなったりした時に、転職先もできません。
これでは安定した人生を送ることは不可能です。
本当の安定とは、会社や仕事がなくなっても、すぐに次の仕事・会社を見つけられる状態のことです。
その状態を作るには、1つの会社・仕事に打ち込むのではなく、会社の仕事以外でも活動し、会社外でも働ける状態を作っておくことが大切です。
会社選びの基準3:辞めやすい会社を選ぶ
辞めやすい会社とは、「辞めます」といった時「はいどうぞ」とすぐに退職を認めてくれる会社のこと。
就職するなら絶対に辞めやすい会社を選ぶべきです。
これは前述の副業と並んで絶対に重視すべき条件だといえます。
会社選びに失敗しても、転職で修正できる
会社選びに失敗はつきものですが、辞めやすい会社であれば、失敗もすぐに修正できます。
一方で、辞めにくい会社はどうでしょう?
会社選びの失敗を修正しようと早めに行動しても、なかなか辞めさせてもらえないのでは、貴重な時間をロスしてしまいます。
特に20代、30代は吸収力があり、新しいことにも挑戦しやすい年齢です。
その貴重な年齢を合わない会社で過ごすのは、人生の無駄づかいでしかありません。
「この会社、仕事は自分に合ってない」と感じた時にすぐに辞められる。
そんな会社を絶対に選ぶべきです。
すぐに辞められる会社はどうやって探せばいいのか?
ではすぐに辞められる会社はどうやって探せば良いのか?
念のために説明しておきますが、面接や説明会で「すぐに辞めることはできますか?」などと質問するのは絶対にNGです。
相手は「こいつすぐに辞める気なのに応募してきているのか?」と思われ、即刻不採用になります。
ではどうやって探せばいいのか?
方法としておすすめなのは、企業の口コミサイトを使うことです。
企業の口コミサイトには、実際働いていた人による口コミがあります。
口コミをみれば、職場の雰囲気や社風などがわかり、辞めやすいかどうかもある程度、推測できるのです。
ブラックの可能性がある企業を避けていけばいいのです。
社員の意見をきいてくれる、風通しのよい会社も辞めやすい会社であると判断できます。
会社選びの基準4:社長がイケているか?
「この人の会社で働きたい」
「この社長はイケてる」
そう思える社長がいるかどうかは非常に重要です。
なぜなら、社長がイケてなかったら、その会社は全員イケてないからです。
イケてない代表は、次の代表にイケてない人を選ぶということを忘れてはいけません。
(中略)
イケてな代表がイケてない部長を選び、その部長がイケてない課長を選ぶ、負の連鎖が発生します。
そこであなたが「よし、このカイシャを何とかして変えたい」という立派な志を持っても、変える権力を手にするには「イケてない人に選ばれ続ける」という我慢の積み重ねていかないといけない。
我慢レースの始まりです。
社長がイケてないということは、その社長が選ぶ部長や課長も当然、イケてない。
そしてその社長や部長や課長に何もいわずついていく社員だって当然イケてない。
そんな会社で働きたいと思いますか?
絶対に嫌ですよね?
「この社長の会社で働きたい」
「この社長はイケてる」
そう思える会社を選ぶようにしましょう。
会社選びの基準5:成長業界にある会社
成長業界にある会社とは、たとえば今であればAIやVR産業など当てはまります。
成長産業にある会社に就職するメリットは、以下の2つ。
- 伸びる業界で働くだけで価値のある人材になれる
- 成長業界は給料が上がりやすい
成長業界で働くだけで価値のある人材になれる
たとえば現在、成長業界であるAIジネスの現場で働いた場合、
そこで得た知識や経験は、これからAIに取り組もむ多くの会社で必要とされます。
このように成長業界にある会社で働くと、その業界で得た知識と経験は、色々な企業から必要とされます。
つまり、成長業界は働くだけで価値のある人材になれるのです。
これほどお得な業界はありません。
成長業界は給料が上がりやすい
成長業界は、お金がたくさん流れ込む業界でもあります。
国から補助金が入ったり、個々の企業はどんどん技術や人材、企業にどんどん投資します。
すると業界全体でお金がたくさん回る状態になります。
当然、そこで働く従業員の給料もが上がります。
スキルや経験がある人材なら、企業は惜しみなくお金を出してくれるでしょう。
成長業界は給料が上がりやすい企業でもあるのです。
成長業界を探す方法とは?
成長業界はどうやって探せばいいのか?
成長業界には3つの特徴があります。
この特徴を目印に成長業界を探しましょう。
成長業界の2つの特徴
- ベンチャー企業がたくさん参入している
- 求人が多い
成長途中の業界には、その恩恵にあずかろうとベンチャー企業がどんどん参入します。
またどんどん成長して人が足りない状態なので、求人がたくさん掲載されます。
就職サイトをみて、ベンチャー企業がたくさん参入している業界、そして求人が多い業界は、成長過程だと判断できるでしょう。
また、エージェントを使っている場合は、担当のアドバイザーに「成長業界を教えてください」とストレートに聞いてみましょう。
※エージェントとは?
エージェントとは、プロのキャリアアドバイザーが無料で就活をサポートしてくれるサービス。希望・適性に合致した求人を紹介してくれる他、面接対策、応募書類の添削をなど、就活を成功させるためのあらゆるサポートを受けられる。
中途向けには、「パソナキャリア」や「リクルートエージェント」がある。
※成長業界がなぜすごいのか? が書かれた一冊
転職者の向けの本ではありますが、その内容は非常に就活性に非常に有用です。
なぜ成長業界に就職すべきなのか? 成長業界はどうやって探せばいいのか? など知っていて絶対に損はない情報があります。
ゴリ推しの一冊です。
終わりに:安定した仕事、安定した会社など存在しない
できれば不安のない、安定した人生を送りたいものです。
しかし残念ながら、安定した仕事、安定した会社などというものは存在しません。
どんな仕事でもリストラがあります。
リストラを宣告されなくても、「希望退職者を募る」というやり方で退職に追い込む会社はいくらでもあります。
また会社に関しても同様。
安定した会社など存在しません。
どんなに大きな会社では、潰れる可能性を秘めています。
特に人口減少、人手不足など、オワコン条件が多い日本の企業ならなおさら。
安定した会社、仕事はありません。
安定した人生を送りたいと思うなら、「安定した会社、仕事に就職したい」という考えは捨てるべきです。
安定した人生を送りたいと思うなら、「安定したい」という思いは捨てるのです。
そして副業や転職によって色々な仕事、色々な会社を視野に入れて生活に臨むようにしましょう。