「単純で規模の小さい仕事ばかり」
「ぬるい職場から脱却してもっとスキルアップを目指したい!」
そんな理由で転職を考えていませんか?
たしかかにこのような理由であれば、向上心や根性があって転職では、評価は高いように思えます。
しかし面接官は「今の職場が楽すぎる。厳しい職場でスキルアップしたい」という転職理由にある疑問を持つのです。
「ぬるい職場から脱却したい」に面接官が3つの疑問
「ぬるい職場から脱却したい」と考える転職者に面接官が持つ疑問は以下の3つです。
- 今の職場で改善の努力はしたのか?
- 成功体験が乏しいのではないか?
- ぬるい環境に慣れてしまってハードな環境に耐えられないのではないのか?
今の職場で改善の努力はしたのか?
採用担当者が持つ疑問の一つとしてあげられるのが改善の努力はしたのか、どうして改善しようとしないのかというものです。
例えば大企業に勤める20代後半の男性。大企業に関わらず部署はたったの5人。
その部署の主な仕事は代理店のマネジメントで、仕事と言えば電話で受けた注文を他部署に回すだけの簡単な仕事です。
他の部署は競争が厳しくてハードなのに対して、その部署はだいたい18時に退社できる、いわゆる楽な部署です。
そんな仕事に、やりがいを感じられず転職したい、という場合について。
この例のような場合、業務を効率化するなど、少し考えればいくらでもやることは思いつきます。
与えられた仕事量も少なく重要性も低いから転職したいというと「他責的なのではないか?」と疑念を持たれる場合があるのです。
成功体験が乏しいのではないか?
転職をしたいのであれば、今の楽な環境で成功体験を重ねてから転職をする方がいいでしょう。
なぜなら面接では
- 一度はその業務を改善しようしたこと
- 改善するためにとったプロセス・方法
- 改善できたのか否か
この3つのポイントしっかりと述べないと、「何も改善しようとせずただ逃げ出してきた人」「環境に責任を押し付ける他責的な人」だと思われるからです。
転職活動において、他責的な一面が見えると、かなり印象が悪くなります。
まずは、現状を解決しようとどんなことに取り組んだのか、この一連の流れを説明できるように行動を起こす必要があるでしょう。
ハードな環境に耐えられないのではないのか?
ぬるい環境に甘んじて、自分から何もしなかったのであれば、当然この疑問を持たれることになります。
ぬるい環境に甘んじず、自分から何か行動を起こす姿勢、スキルアップのために自分を追い込んでいたことなどをアピールできなければ、「厳しい環境に耐えられずまた辞めてしまうだろう」と最悪の評価を受ける可能性もあるのです。
一度は改善をしてみる
もし「今の職場が楽で、厳しい環境でスキルアップしたい」という理由で転職を考えているのであれば、まずは今の業務の改善を試みてください。
その中で成功体験を一つでも重ね、転職活動で面接官が持つ以下の3つ疑問
- 今の業務を改善できないのか?
- 成功体験はないのか?
- ぬるい環境に慣れてしまってハードな環境に耐えられないのではないのか?
これらを払拭できるようにしましょう。