「こんな会社、いつか辞めてやる」
上司や仕事、取引先にうんざりして、これを言いたくなる瞬間があると思います。
しかし、明日にでも退職届を提出する覚悟がないのであれば、「こんな会社、いつか辞めてやる」という言葉は発するべきではありません。
会社での評価に影響する
サラリーマンである限り、これを言ったらおしまいという言葉がある
「こんな会社、いつか辞めてやる」
このひと言だ。
<中略>
「こんな会社いつか辞めてやる」という思いは、サラリーマンである限り、周囲の同僚たちだって一度は思ったことがあるはずだ。
ところがこれを口にした瞬間、あなたの価値は急降下していく。
周囲から「はい、1名脱落」とカウントされ、「アイツ、会社辞めるって言ってましたよ」と上司の耳にも入るだろう。
※【その「ひと言」は、言ってはいけない】
第3章21より引用
仲の良い同僚であれ、誰であれ、同じ会社の人がいる前では言うべきではありません。
それは巡り巡って上司に伝わります。
また、同期はライバルです。
どれだけ腹を割って話せる同期・同僚でも、その人が出世を狙っているなら、あなたの発言は瞬く間に上司の耳に届くことになるでしょう。
そしてあなたの評価は一気に下がります。軽い気持ちで発したひと言が、あなたのその会社でのキャリアを左右することになるのです。
もちろん本当に会社を辞めるつもりであれば、問題ないでしょう。しかし「こんな会社いつか辞めてやる」という人ほど、辞めずにいつまでも働いています。
「こんな会社辞めてやる」
このひと言を発することで、瞬間的にストレスを解消できるかもしれません。しかし、長い目でみれば、良いことなんて何一つありません。
逆に、同僚や同期が「こんな会社いつか辞めてやる!」と言ったら、チャンスだと思いましょう。その人は、その時点で出世競争から脱落しています。もはやあなたのライバルではありません。