退職・転職はむやみやたらにするものではありません。
しかし現状を変え、よりより人生をつかむための手段でもあるので必要なら転職するべきです。
しかし
「退職なんてめったにするものではない」
「できれば転職なんてすべきではない」
そんな考えに取りつかれて転職をためらっている方もいると思います。
私も社会人になる前は「退職・転職なんてとんでもない、極力同じ会社で一生働き続けるべきだ」と考えていました。
しかし実際に退職と転職活動を経験してみると「会社を辞めて転職する」ことは大げさでもなんでもなく、いたって普通のことなのだと。
退職なんて怖くないと理解できたのです。
なぜそのように理解できるようなったのか?
私の実体験を紹介します。
退職は意外と簡単だった
一つの会社に長く勤めるのが当たり前。
退職なんてよっぽどのことだ。
そう考えていたので、会社を辞めるのは大変なことなのだろうと恐れていました。
しかし実際に辞めてみると驚くほど簡単だったのです。
大変だったのは上長に「辞めます」と伝えることくらい。
大変だったといっても精神的に大変だったというだけで、手続きや調整が大変だというわけではありません。
退職手続きに関しては人事の人が一通り進めてくれたので、私は書類の名前を記入するだけでした。
退職にあたって、なぜか社長に呼ばれて説教を受けるということはありましたが、面倒ごとがあったわけではありません。
会社を辞める前は
「短期退職を認めてもらえるだろうか」
「賠償金とか研修費とか請求されて面倒なことにならないだろうか」
と色々不安に思っていたものです。
しかし実際は大変なことや面倒なことはまったくありませんでした。
「こんなに簡単なら1か月くらいで辞めればよかった」と思ったほどです。
会社や役職によっては引き継ぎや取引先への挨拶まわりがあったり、上司や先輩からの引き留めがあったりして大変なこともあるでしょう。
それでも手続きや作業が大変というだけであって、会社を辞めるのが難しいということはありません。
会社を辞めるのは簡単であり普通のこと。嫌なら辞めてもいいのです。
転職活動は難しくなかった
「3年以内に辞めたら転職できない、人生終わりだ」
そんな話ばかり聞いていたので「転職活動は、簡単にはいかないだろう」「希望の仕事に就くのは難しいだろう」と覚悟していました。
しかし実際に転職活動をしてみると3か月程度で、やりたい仕事ができる企業から内定をもらえたのです。
もちろん職務経歴書を用意したり退職理由を考えたり、生活費がなくてアルバイトを始めたり、大変なことはたくさんありました。
それでも最終的には、希望の会社に転職できたのです。
私はたまたま運が良かっただけかもしれません。
しかし転職サイトを見れば、私みたいな短期退職者を歓迎する求人が山のようにあるのは事実です。
短期退職者を専門にした転職サポートサービスもたくさんあるのも事実です。
たとえば、「第二新卒AGENTneo」や「UZUZ」のような、短期退職者を対象にした、無料の転職サポートサービスがあります。
それらを見ると「3年以内に辞めたら転職できない」などというのは大ウソであると理解できます。
転職は決して難しくないということを納得できるはずです。
転職して、転職が当たり前の人たちに出会った
私が転職したのは新卒採用を行わない会社だったので、創業からいる人以外はすべて中途入社です。
社長含むすべての社員が退職、転職活動を1回以上は経験している人です。
なかには10回以上も転職を経験している強者もいました。
部屋の模様替えと同じ感覚で転職するような人もいるほどです。
このような会社で働き、転職が当たり前の人たちと接していると、「嫌なら辞めていいんだ」「会社を辞めるなんて普通のことなんだ」ということが理解できます。