複数の転職エージェントを同時に利用してもいいのでしょうか。また転職エージェントと転職サイトを併用してもいいのでしょうか。
結論からいえば、併用して大丈夫です。複数の転職エージェントを同時に使っても問題ありません。むしろ多くの人は併用しています。また転職エージェントと転職サイトの併用も、全く問題ありません。多くの人は併用しています。転職サイトも転職エージェントも、基本的にはどれも無料です。各サイト、エージェント、保有している求人は大きく異なる場合があるので、できる限りたくさんの転職サイト、エージェントを使うのがおすすめです。
では、転職エージェントの併用にはどのようなメリットがあるのでしょうか。またどのようなことに注意したらいいのでしょうか。本記事ではそれらを詳しく紹介していきます。
転職エージェントを併用・掛け持ちするメリット
より多くの求人に応募できる
転職エージェントは、各社保有している求人が異なります。2社使えば2倍。3社使えば3倍の求人を紹介してもらえるので、希望に合致した求人を見つけやすくなります。また転職サイトと併用することで、それぞれの求人の条件を比較して、より良い条件を出してくれる企業を見つけられます。
複数のキャリアアドバイザーからアドバスをもらえる
転職エージェントを1つだけに絞ってしまうと、1人のキャリアアドバイザーからしか意見をもらえません。しかし、3社転職エージェントを使えば、3人のキャリアアドバイザーからアドバスをもらえます。職務経歴書の書き方、面接での自己PRの仕方などを、複数のキャリアアドバイザーから意見をもらえるので、より適した対策を練ることができます。
また、キャリアアドバイザーを比較できるので、親身になってくれ、信頼できるキャリアアドバイザーを見極めることもできます。
転職エージェントを掛け持ちすると、各転職エージェントとの連絡の手間が増えますが、その反面、多くの求人にチェックでき、また複数のキャリアアドバイザーからアドバイスをもらえるなど、メリットもあります。余裕のある方は、一つに絞らず、複数の転職エージェントを使うべきです。
転職エージェントを併用する際の注意点
連絡は小まめに、早めに
転職エージェントを利用すると、キャリアアドバイザーとメールや電話でやり取りを行うことになるのですが、その際、メールの返信や電話の折り返しが遅くなりすぎないように注意しましょう。キャリアアドバイザーはレスポンスの早い人に、優先的に良い求人を紹介することがあります。
逆にレスポンスが遅いといい求人を紹介してもらえなくなる可能性があり、転職活動に支障がでる場合も。もし仕事が忙しくてメールの返信に手が回らない、電話に出られそうにないという場合は転職エージェントを掛け持ちしないほうがいいかもしれません。
キャリアアドバイザーに併用を伝えても大丈夫
掛け持ちしていることを隠す必要はありません。逆に正直に話した方が、他の転職エージェント経由で応募している企業の選考スケジュールを考慮して、面接日程を調整してくれます。
また、キャリアアドバイザーは自社経由で転職してもらうために、より良い求人を紹介してくれたり、転職サポートにも気合を入れてくれたりする場合もあります。掛け持ちしていることは、隠さず正直に話した方が得です。
総合型と専門型の転職サービスを併用する
転職サイト、転職エージェントには、様々な業界・職種の求人を幅広く掲載している総合型と、特定の業界職種に特化した専門型の2つタイプがあります。
- マスメディアン(クリエイティブ系特化)
- 第二新卒AGENTneo(第二新卒特化)
- レバテックキャリア(エンジニアに特化)
総合型と専門型を両方併用するのがおすすめです。総合型は広く浅くといった感じで、様々な業界、職種の求人に触れることができます。専門型は狭く深くといった感じで、総合型の転職サービスにはない掘り出し物の求人が見つかる場合もあります。
またキャリアアドバイザーの質も、総合型と専門型ではばらつきがあったりします。業界についての専門的な知識が豊富なのは専門型のキャリアアドバイザーということが多いです。ただし様々な業界についての広い知識を持っているのは、総合型のキャリアアドバイザーだったりもします。
このようにどちらも強みがあります。可能であれば専門型、総合型のどちらも利用して、どちらの強み享受できるようにするのがおすすめです。転職エージェントは以下のページで、一覧で紹介しています。専門型も総合型もどちらも紹介しているので、参考にしていただければと思います。
おわりに
以上、転職エージェントを併用することにメリットと注意点を紹介してきました。基本的に転職エージェントの併用は、メリットはあってもデメリットはほぼありません。転職エージェントも転職サイトも基本的にはいくら使っても無料です。できるだけ多くのサイトに目を通し、多くの転職エージェントの話を聞いてみるのがおすすめです。