就職活動で不採用が続いた時、「人間性を否定された」「自分は社会から必要とされていないのではないか」と落ち込んでしまう人がいます。
確かに希望した企業から不採用通知をもらうのは嬉しいことではありませんし、落ち込むのも当然です。
しかし、「人間性を否定された」「自分は社会から必要とされていないのではないか」というほどに落ち込む必要は一切ありません。なぜなら、企業はあなたの人間的な価値で採用・不採用を決めているわけではないからです。
会社が見るのはあなたの労働者としての商品価値
会社にとって労働者は商品のようなものです。企業にとって採用活動は、労働市場から採用コストと給料というお金を支払って、企業に利益を出してくれる労働者という商品を買う活動です。
会社はあなたの人間的価値で採否を決めているわけではない
不採用になって「人間性を否定された」と思っているならそれは考えすぎです。企業はあなたの人間的価値から採否を判断するわけではありません。判断するのは労働者としての価値が自社にあるかどうかです。
あなたがどれだけプライベートで善良な人間でも、どれだけ家族、友人から大切に思われていたとしても、会社にとってそんなことは全く関係ありません。
あなたに支払う給料と採用コストが、あなたを雇うことで得られる利益よりも高ければ不採用となり、採用コストよりもあなたを雇うことで得られる利益が高ければ採用となるだけです。
企業にとっては人間的な価値なんてどうでもよく、ただ会社に利益をもたらしてくれればいいのです。どれだけ社員を大切にする会社であっても、基本的にこの理屈は変わらないでしょう。
だから「人間性を否定された」「自分は社会から必要とされていないのではないか」なんて全く思う必要はありません。あなたに価値を見出してくれる企業が現れるまで、じっくり就活をすればいいだけです。
労働者としての価値とは、その企業にとってだけのもの
ある企業に応募して不採用になった場合、労働者としての商品価値がなかったということになります。しかし、これは労働市場全体で自分に価値がないということではありません。あくまで応募した企業にとって自分は価値がなかったということになるだけです。
例えば、今では様々な種類のスマートフォンが販売されています。数あるスマートフォンのなかで、あなたは自分にとって最も価値があるだろうと思うものを選びました。
しかし、あなたに選ばれなかった全てのスマートフォンに、商品としての価値、社会的に価値がないということではありません。他の誰かにとっては最も価値があるかもしれないのです。
労働市場でも同じです。不採用になったのは、その企業があなたに労働者としての価値を見出すことができなかっただけです。
他の企業から、あなたが最も価値のある労働者とみなされるはずです。だから、不採用になったことなんて気にする必要はないのです。
採用されるための努力は必須
「不採用になっても気にするな」と述べてきましたが、反省するなということではありません。不採用になったら、その原因をしっかりと突き止め、改善できる部分は改善するべきです。
例えば、採用されるスペックがあるのに、それをうまくアピールできていなかったり、企業研究が足りなかったりすることが原因で不採用になっているかもしれません。これらは労働者としての価値は関係なく、ただの準備不足が原因で不採用となる例です。
「人間性を否定された」「自分は社会から必要とされていないのではないか」と落ち込む必要はありませんが、必ず一度は、何が原因で不採用となったのかをしっかりと考えるようにしましょう。
就活準備を入念に行うためには就職エージェントが必須
内定をもらうためには、入念な準備を行い、不採用になったらその原因を追及し改善していくことが大切です。
そのために欠かせないのが就職エージェントです。
就職エージェントでは、向いている仕事を探してくれる「キャリアプランニング」「履歴書・職務経歴書の添削」「優良求人紹介」「面接練習」などのサポートをマンツーマンで徹底的に行ってくれます。
また不採用に理由も教えてくれるので、悪かった点を逐次改善していくことができます。
かなり徹底的に就活をサポートしてくれるので、就職エージェントを利用すれば、空白期間が長い既卒、学歴がない既卒、ニートであっても就職先を見つけることができるでしょう。
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