「仕事で大きな失敗をしたことがありますか?」といったように、面接では仕事における失敗談を聞かれることがあります。
失敗談については、答えによっては印象をかなり悪くしてしまう場合もあるので、回答には注意が必要であり、あらかじめ準備しておくべきです。
ここでは失敗談を聞く面接官の意図、回答のポイント、回答例について解説します、予習しておくようにしましょう。
失敗談を聞く意図と回答のポイント
仕事に対する問題意識と責任感を確かめるため
面接官が応募者の失敗談を聞くのは
- 仕事に対する問題意識の高い人間かどうか?
- 業務に対する責任感を持っているか?
この2つを確かめるためです。
「失敗したことはありません」はNG
「失敗したことはありません」「特別なミスはありません」といった回答をしてはいけません。前述の通り、面接官は失敗談から仕事に対する問題意識と業務に対する責任感を確かめようとしています。
仕事をする上で誰にでも必ずある失敗を自覚していないということは、仕事を真剣に受け止める問題意識が低いか、責任を他に転嫁して自分の失敗と感じていない人であるとみなされてしまう恐れがあります。
また「大きな失敗はない」「担当者の名前を間違えたぐらい」といった表現をするのもNGです。
企業にとって小さなミスは重大なミスに繋がる恐れがあります。どんな失敗であっても、面接官は「○○くらい」と受け止めている応募者に仕事を任せようと思いません。「○○くらい」という失敗を軽く捉えているかのような言い回しは避けましょう。
失敗をどう解決したか?再発防止のためにどのような努力したかを話す
失敗談を話す時は、単なる苦労話にならないように配慮することがポイントです。失敗をどう解決・克服したかに加え、再発防止に努力したこと、ミスがきっかけで業務改善に取り組んだことなどのエピソードも併せて説明しましょう。「失敗を糧に成長できる」と自己アピールすることができます。
回答例
「改めてお詫びにいくと、先方から逆に感謝されて何とかなりました。しかし、それを機に納品作業の流れを見直し、業務効率の改善をすることができました。」
「また、この失敗を機に、日常業務の一つずつが持つ、影響の大きさを認識するようになったと思います。」
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