【100冊以上読んでわかった】自己啓発本・ビジネス書のメリットとデメリット

私は以前、自己啓発本やビジネス書と呼ばれるジャンルの本を読み漁っている時期がありました。今、自分のKindleのライブラリーを眺めると100冊以上、自己啓発系の本があります。

振り返って思うのは、自己啓発本やビジネス書には学びもたくさんあるが、弊害もあるということ。

いったいどんなものなのか?

自己啓発本・ビジネス書のメリットでデメリットを紹介します。

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自己啓発本のメリット

メリット1:モチベーションが上がる

自己啓発本を読むと「よし、仕事頑張ろう!」「人脈づくり頑張ろう!」といったようにモチベーションが上がります。

なぜモチベーションがあるのか?

その理由は、成功できるような気がするからです。

自己啓発本を読むと成功できる気がする

自己啓発本には、「私はこれをやって成功した。あなたもこれをやるだけで成功できる」といった著者の実体験を元にした「成功法」が書かれています。

しかもその成功法はとても説得力があって、わかりやすいものです。これまで遠くにあった「成功」というものが、ぐっと自分のところまで近づいてきたように錯覚することができます。

「私も成功者になれる」という希望を抱かせてくれて、人生や仕事に対するモチベーションが上がるのです。

もちろん、読んだだけでは成功者にはなれないのですが、仕事や勉強、自己を高める事に対して、積極的になれることは間違いありません。

モチベーションをあげるのに、自己啓発本ほど適した本はないでしょう。

メリット2:ポジティブな考え方が身につく

自己啓発系に書いてあることは「こう考えると人生はよくなる」といった考え方の転換方法です。

たとえば水が半分入ったコップを見て「半分しか水が入っていない」ではなく「半分も水が入っている」と考えられるようになります。

他にも、

行動しても行動しなくても、リスクはある

出典:言いなりの人生は“いますぐ”やめなさい。

成功したら幸せになれるのではない。先に幸せになることが成功を生むだ。

出典:前祝いの法則

暇つぶしでやっていることに、あなたの才能が潜んでいる

出典:君のスキルは、お金になる

上記のように、自己啓発本やビジネス書にはポジティブになれる考え方が書かれています。

これらを読むことでポジティブに考えるクセがついてネガティブ思考を脱却できるようになります。

メリット3:成功者の思考法を学べる

自己啓発系に書いてあるのは、成功者(多くは金銭的に)が成功するためにしたことや日頃から考えていることなどです。
※成功の定義は人それぞれ違いますが、多くの自己啓発本は、経済的に豊かになった人が執筆しているます。そのためここでは成功者を金持ちになった人として一旦定義します

自己啓発本は成功者の頭の中を1000円ちょっとのお手頃価格で覗けるのです。

手軽に、安価に、成功した人の考え方を学べる。自己啓発系本の大きなメリットです。ただし再現性があるとは限りません。

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自己啓発本のデメリット

デメリット1:具体的な知識が得られない

自己啓発系に書いてあることは「こう考えるとポジティブになれる」「成功者はこう考えていた」といった物事の考え方です。

ポジティブになりモチベーションも上がるのですが、だからといってそれだけは成功できません。

成功するためには、具体的な知識が必要です。

自己啓発本で学べるのは自称成功した人の考え方だけ

たとえばラーメン屋で成功しようと思ったら、美味しいラーメンの作り方はもちろんこと、集客方法、原価を抑える方法などの具体的な知識が必要です。

「失敗なくして成功はありえない」という考え方を知っているだけでは成功はできません。

また保険の営業の仕事で成功しようと思ったら、トーク術や交渉術、顧客の見つけ方、他の金融商品の知識など、具体的な知識が必要です。小手先の知識だけではなく相手の悩みを把握し寄り添える能力や姿勢も必要です。

多くの自己啓発に、そんなことは書いていません。書いてあるのは、自称成功者が考えていることだけです。「成功した私はこう考えている」「こう考えていたら成功した」といった極めて偏りのある意見です。

いうならば個人の感想です。

自己啓発がたくさん書店にならび、さらに毎月大量の自己啓発本が売れるのに、日本の幸福度が一向に上がらないのは、それほど役に立っていないからです。

もちろん個々でみれば、自己啓発本によって人生が一転した人もいるでしょう。ただし特異なケースです。

そもそも自己啓発本を読んだだけで成功できるなら、日本は成功者であふれているはず。自己啓発本を読んだだけで満足してはいけません。

デメリット2:やらない自分を責めるようになってしまう

自己啓発本には「行動しろ」「時間をムダにするな」「とにかく努力しろ」などなど意識が高い言葉が並んでいます。

しかしこういった言葉を浴びすぎてしまうと、書かれていることを実践できない場合、自分を責めてしまいます。

たとえば休日、昼過ぎに起きて、ダラダラしていたら夜になってしまった時「また休日をムダにしてしまった。自分はダメな人間だ」と自分を責めてしまう人がいます。

同じことが何度も続くと、どんどん自己評価が下がり、自信をなくし、新しいことにも挑戦できなくなりネガティブな人間になってしまいます。

自分の人生を良くするための本のはずが、書いてあることを実践できない自分を責めてしまい、ネガティブ思考に陥ってしまう危険性があるのです。

それだけは絶対に避けるべきです。

もし自己嫌悪に陥ってる自分がいたら、自己啓発本を読むのをやめるべきです。一旦、意識の低い本を読むようにしてください。

たとえば、「ニートの歩き方」や「負ける技術」のような本がおすすめです。

その他、以下の記事では自己啓発本の意識が高い言葉に毒されないための考え方を紹介しています。

人間は完璧ではありません。24時間365日努力をし続けるのは不可能です。しかし多くの自己啓発はそれやれと命令します。できないものはできないと諦めることが大切です。

デメリット3:視野を狭めてしまう

自己啓発本的な考え方が染み付いてしまうと、その考え方に合わない人や他人を排除してしまうことがあります。

自己啓発本には
「愚痴ばかり話す人と付き合っても無意味」
「飲み会は無駄」
「テレビゲームは時間無駄」
といったことがよく書かれています。

これら自己啓発本のお告げを真に受けて、他人を否定してしまう人がたくさん存在するのです。

実際、愚痴ばかり話す人を拒否したり、飲み会文化そのものを否定したり、テレビゲームをやる人を否定したり、電話をしたがる人を否定したりする人がたくさん存在します。

すべての人があなたと同じ価値観で動いているわけではありません。相手の生き方や趣味、思考は極力尊重するべきです。

また自分の価値観に合わないものを否定していると、どんどん視野が狭まってしまい融通がきかない「頭の硬い人間」になります。行き着く先は老害です。

どんな物事でもビジネスや生活に役立つ可能性がある。なぜテレビゲームにハマるのか、なぜ飲み会をしたがるのか、なぜパチンコにハマるのか。これらを考えることは、ビジネスにも役立つはずです。

デメリット4:効率・コスパばかり優先になってしまう

効率は大切です。1時間かかっていた仕事を5分でできるようになれば、余った時間を他に使えます。

ムダは極力省くべきです。しかし何がムダで、何がムダではないか? その判断が難しいものです。

自己啓発本は「あれはムダ!これはムダ!」と端的に教えてくれます。しかしそれがあなたにとってもムダなものとは限りません。自己啓発本の著者にとっては無駄だったが、あなたにとっては必要だったものが存在するかもしれません。

たとえば人間関係。

効率を重視するあまり自分にとって利益があると思える人としか合わなくなってしまい、「メリットがなさそうな人と会うのは時間がもったいない」と考えてしまいます。効率を重視するあまり、人間関係を限定してしまうのです。

人間関係を効率で選択して孤独になった

以前、自己啓発本を読み漁っていた私は、人間関係も効率で選ぶようになっていました。

短期的な視点で自分にとってメリットがあると思える人しか付き合わないようにし、メリットがないと判断した人はすべて切り捨てるという方法で、付き合う人を決めていました。

その結果、私は孤独になり大切なものをたくさん失いました。

ある人が自分にとってメリットがあるかどうかなんて、すぐにはわかりません。メリットがあるとは思えない人でも、実際に会ってみたら貴重な学びや刺激をもらえるかもしれません。

一見非効率なことをしてみるとことで、新しいことが学べる場合も

人間関係に限らず、食事、読書、勉強、移動などもそうです。

東京から大阪に行く場合、高速バスよりも新幹線の圧倒的に早くいけます。

しかし時間かかる高速バスになったほうが、新しい学びがあるかもしれません。それは乗ってみなければわからないことです。

食事だって、自分で料理するよりも、外で済ませてしまったほうが効率的です。しかし時間をかけて料理をしてみることで、新しいビジネスアイディアを思いつくかもしれません。

新しい発見は、一見非効率に思えることに隠れているかもしれません。自分にとってそれがムダかどうかは簡単に見極められるものではありません。

見極められるようになるまでは、効率ばかり重視すべきありません。

新しい発見は、一見非効率に思えることに隠れているかもしれないのです。

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自己啓発本は読むべきなのか?

自己啓発本のメリットとデメリットを紹介してきましたが、果たして自己啓発本を読んでおくべきなのでしょうか。

私の意見をいうならば、「数冊は読んでみるべき。しかし、自己啓発本ばかり読むべきではない」です。

2、3冊は読んでみるべき

読む前から自己啓発本を否定してはいけません。自分にとって意味があるかどうかは、実際に読んでから判断するべきです。

幸い本なら、新品で1000円ちょっと、中古なら数百円購入できます。

まずは2冊、3冊読んでみて、自己啓発本にはどんなことが書かれているのか、たしかめて見てください。

その上で「あまり自分には響かないな」と思ったら、自己啓発本なんて読む必要はありません。今の自分に必要な知識が書かれている本だけ読めば十分です。

自己啓発本を読んでみて「なんか面白い」と思った方は、注意してください。本記事で紹介した、自己啓発本の弊害に気をつけてください。

あまりも自己啓発本に没頭しぎると視野が狭まってしまったり、読んだだけで満足してしまったりして、時間とお金を浪費するだけになってしまいます。

自己啓発本でモチベーションを上げたら、自分が本当にやりたいことや新しい挑戦、もしくは新しい知識を吸収するのに時間を使うようにしましょう。

これだけは読んでほしい!おすすめの自己啓発本【厳選3冊】

ちなみに個人的におすすめの自己啓発本は、以下の3冊。

自己啓発本というよりは、ビジネス書といった感じ。

「行動しろ」「挑戦しろ」「時間をムダにするなら」といったふわっとした根性論が書かれているのではなく、本当の人生に役立つ、知識が書かれている本です。

3冊とも何度でも読み返したい良書です。

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