事務職に転職するのが難しい理由とは?|事務職に転職する方法についても解説

転職に疑問

「事務職に転職するのは難しい、厳しい」と言われることがありますが、

本当に事務職への転職は難しいのか?

いったいなぜ事務職に転職するのは難しいのか?

これらの疑問があるがあると思います。ここでは事務職への転職が難しい理由を解説するとともに、事務職に転職する方法についても紹介します。

目次

事務職に転職するのが難しい理由とは?

事務職への転職が難しい、難しいと言われる理由は、単純に「事務職に転職したい人」、に対して事務職の求人が少ないからです。

事務職は人気であるため、少ない採用枠に人が集まります。倍率が上がり、事務職に就職するのが難しくなるのです。

ではなぜ、事務職の求人は少ないのでしょうか。

事務職の求人が少ない理由は主に3つ。事務職の転職が難しいと言われる直接の理由だといえます。

  1. IT化・AI化によって事務職の仕事が減っているから
  2. 非正規雇用での採用が増えているから
  3. 一度、事務職になったらなかなか辞めないから

理由1:IT化によって事務職の求人が減っているから

IT


事務職の仕事は単調だったり、機械的だったりする一面もあります。

IT・AIに置き換え可能な領域が多く、事務職の求人はどんどん減る一方です。

事務職をはじめ、銀行の窓口、弁護士の仕事までなくなるといわれる昨今です。

もちろん事務職がゼロになるわけではないでしょうが、事務の仕事はどんどん減っていくことは間違いないでしょう。

理由2:非正規雇用での採用が増えているから

非正規雇用で採用されることに疑問がある女性


また、正社員での募集が減っているというも理由の1つとしてあります。

事務職はITによってなくなる可能性がある仕事です。

ですから解雇がしやすい派遣、無期雇用派遣、アルバイト・パートとして雇う企業が増えているのです。

事務職を非正規雇用で採用するという動きは、今後さらに加速していくと思われます。

たとえば、2018年から無期雇用派遣という雇用形態が導入されたのですが、無期雇用派遣で対象となっているのは事務職です。

事務職を無期雇用派遣という、非正規雇用で採用する企業が増えているのは明らかです。

無期雇用派遣とは?

無期雇用派遣とは、一言でいうと正社員のような待遇・安定性で働ける派遣社員です。一般的な派遣(登録型派遣)とは違い、以下のようなメリットがある働き方です。

  • 仕事が途切れる心配がない
  • 派遣先が決まっていなくても給料がもらえる
  • 福利厚生が充実している

さらに詳しく無期雇用派遣についてしりたい方は、以下を参考にしていただければと思います。
「無期雇用派遣」って何?正社員や登録型派遣との違いとは?【社労士がまるごと解説!】

理由3:経験者が採用されやすいから

事務職の女性


事務職は応募者が殺到する人気の職種です。

応募者が多いということはつまり、企業からすれば好きな人を自由に選べるということです。

同じ給料で採用するのであれば当然、未経験の人よりも経験がある人を選びます。研修が必要な人よりも、即戦力になる人を選びます。

事務の経験があれば、この問題は乗りこえることができますが、まったく事務の経験がない場合だとさらに事務職への転職は難しくなります。

事務職に転職する方法

ここまで事務職の転職が厳しい理由について説明してきました。

しかしだからといって、事務職への転職が不可能というわけではありません。

ここでは、事務職に転職する方法・コツを紹介します。

とにかく事務職に絞って転職活動をはじめる

身も蓋もない話ですが、とにかくやってみないと結果はわかりません。

いくら事務職の転職が難しいと言われていても、実際に応募してみたら簡単に採用される可能性もあるのです。情報だけ集めても、動かないのであれば何も変わりません。

まずは、試しに事務職に絞って転職活動をはじめるようにしましょう。

事務職の求人が多い求人サイト

事務職の求人を探すときは、以下のサイトを利用するのがおすすめです。

とらばーゆリクルートが運営する女性を対象にした転職求人サイト。事務職やオフィスワークの求人が多い。
女の転職type女性を対象にした転職求人サイト。全体に求人は少ないが、事務職の求人は他サイトに比べて多め。
タウンワーク社員リクルートが運営する転職求人サイト。非正規の求人もあるが、他の求人サイトに比べて事務職の求人が多め

その他、代表的な転職サイトの「リクナビNEXT」「マイナビ転職」「doda」もしっかりチェックしておくようにしましょう。

選考では事務職に関連するスキルをアピールする

事務職のような人気の職種は、未経験の人が採用されづらくなっています。

事務職が未経験の場合は、前職において経験した事務系の仕事をアピールしましょう。

どのような仕事でも、事務的な仕事は発生するもの。営業でも人事でも、広報でも事務作業は山のようにあります。

事務に関連する経験、スキルをしっかりアピールすれば事務職が未経験でも、採用される可能性は充分にあります。

むしろ事務職の経験しかない人よりも、他の仕事の経験がある人が重宝がられる場合も。

事務作業が多い別の職種や医療事務などを狙う

事務職の仕事

事務職にこだわらなくても、事務職のようにゆとりのある働き方ができる仕事はたくさんあります。

たとえば、バックオフィスの仕事が多い営業職、受付・秘書、総務などの仕事もあります。

また、一般事務に限定するのではなく、医療事務、クリニックの受付といった仕事も。

医療事務、クリニックの受付は資格・経験がなくてもできる

医療事務のような仕事は、資格が必須だと思われがちです。

しかし医療事務は資格が必須ではありません。資格がなくても採用してもらえる可能性は充分にあります。

経験不問・資格不問で募集している医療事務の求人はたくさんあります。

一般事務ではなくてもいいのであれば、医療系の事務にも目を向けてみましょう。

ちなみに未経験の医療事務の求人を探すなら、以下のサイトがおすすめです。

※医療事務の求人が豊富なサイト

非正規雇用で目指す

事務職に転職を目指す女性


正社員の事務職の求人は、減少傾向にありますが、派遣やアルバイト・パートなどであれば、まだまだ求人はたくさんあります。

そして、非正規であれば、採用のハードルもぐっと下がります。

非正規雇用の最大の欠点は安定しないことです。

しかし非正規雇用の不安定さを解消した雇用形態が2018年4月に登場しました。

それが無期雇用派遣です。無期雇用派遣であれば、事務職の求人が大量にあります。

正社員と同じくらい安定した働き方ができる「無期雇用派遣」という働き方もある

無期雇用派遣とは、一言でいうと正社員のような待遇・安定性で働ける派遣社員で、以下のようなメリットがあります。

  • 事務職の募集が大半
  • 仕事が途切れる心配がない
  • 派遣先が決まっていなくても給料がもらえる
  • 福利厚生が充実している

一般的な登録型派遣は、派遣先が決まっているときにしか給料がもらえません。派遣が打ち切りになれば、無給状態に。

一方で、無期雇用派遣は、1つの派遣先が打ち切りになって、次の派遣先が決まるまでの間でも、派遣会社が給料を払ってくれます。

つまり、派遣会社に所属している限り、派遣先がなくても毎月給料がもらえるのです。

また、派遣会社が福利厚生も活用することができます。

このように無期雇用派遣は、正社員と同じくらいの安定と福利厚生を得られる働き方です。

事務職の求人も豊富なので、「どうしても事務職につきたい」ならば、無期雇用派遣という働き方もいいのではないでしょうか。

※無期雇用派遣で事務職の募集をしているサイト

無期雇用派遣の働き方についても、上記サイトで詳しく紹介されています。

色々な事務職、色々な雇用形態に目を向けることが事務職に転職するコツ

事務職に転職するコツ


事務職といっても、一般事務から貿易事務、人事事務、営業事務、医療事務など様々です。

一般事務だけに目を向けるのでなく、色々な事務職に目を向けることで、倍率の低い事務職を見つけられる場合もあります。

また、正社員にこだわらないのもポイントです。

事務職の正社員求人は今後、さらに減っていくと予想されます。

たとえ正社員で事務職につけたとしても、リストラにあう可能性も。

それに、IT・AI導入が進む時代に、正社員で事務職を雇うような会社に未来があると思えません。

正社員で事務職につけたとしても、その企業が潰れる可能性は充分にあるでしょう。

それなら非正規雇用でも、景気の良い会社を転々としている方が安定していると考えることもできます。

なぜ事務職でなければいけないのか? ゆとりある働き方ができれば他の仕事でもいいのではないか?

なぜ正社員でなければいけないのか? 正社員は本当に安定しているのか?

といったことを考えたうえで、仕事を決めるようにしましょう。

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