「人に感謝される仕事がしたいので志望しました」という志望動機は一見、何も問題ないように思えます。
しかし、この言葉を聞いた瞬間、面接官は落胆します。
なぜなら、結局のところすべての仕事は感謝されているからです。
すべての仕事は感謝されている
この世の中に存在する仕事なかで、人に感謝されない仕事が存在するでしょうか。
そんなことはありません。反社会的な仕事や違法行為を働いている会社や仕事は除いて、概ねどの仕事も人に感謝されています。人に感謝されるような仕事でなければ、利益を出し、企業として存続できません。
つまり、全ての仕事は人に感謝されているといえます。
特に就活や転職活動で応募するような会社は、人材を募集する余裕がある会社です。ある程度利益をあげている会社であり、利益をあげているのは、それなりに人に感謝されているからです。
そのため「人に感謝される仕事がしたい」という自己PRは、まったく響きません。逆に「感謝されない仕事を教えてくれ」という気持ちになってしまうのです。
「感謝を身近に感じられる仕事がしたい」という趣旨の回答をする
「人に感謝される仕事がしたい」という思いは、厳密に表現するならば「人に感謝をダイレクトに感じられる仕事がしたい」ということであるはずです。
ほとんどの仕事は誰かに感謝されていますが、「感謝されている」ことを感じられない業種や職種はあります。
例えば、経理や事務職ならばお客様から直接「ありがとう」と言ってもらえる機会はありません。また、BtoBで部品の製作を担当している場合なども同様です。
これらの仕事はお客様と直接言葉を交わす機会がないため、感謝を感じづらい仕事です。しかし、それらの仕事が役に立っていないわけではなく、それらの仕事があって、その企業の商品・サービスをお客様に届けることができるのです。
これを踏まえた上で、面接では、
「人に感謝されることが、ダイレクトに感じられる仕事がしたい」
「人が感謝してくれることをより身近に感じられる仕事がしたい」
といった回答をするべきです。
その他、面接で参考になる記事
転職活動・就活がうまくいかない場合
なかなか就活がうまくいかない場合は「エージェント」を使うのがおすすめです。(すでに利用している場合はエージェントを変えてみてもいいかもしれません)
エージェントは、キャリアアドバイザーが無料で就活をサポートしてくれるサービスです。適職を紹介や面接対策を受けられます。
驚くほど就活が楽に進む場合もあるので、行き詰まったときは利用してみてください。
- リクルートエージェント(知名度、利用者ともにトップクラスの総合転職エージェント)
- マイナビエージェント(20代、30代の転職サポートに強みあり)
- 第二新卒AGENTneo(20代の未経験、第二新卒専門のエージェント。充実したサポートが強み)
その他にも様々な転職エージェントがあります。以下のページでまとめて紹介しています。
※エージェント解説記事はこちら
※その他、参考記事