面接で「起業したい」「将来独立したい」と言っても大丈夫なのか?【実体験から解説】

将来、起業したい。

起業とはいわないまでもフリーランス・個人事業主として働きたい。

そんな目標をもっている方にとって疑問になるのが、

面接で「起業したい」「独立したい」といった趣旨の発言をしても大丈夫なのか?

ということだと思います。

この疑問について実体験を交えて解説したいと思います。

目次

「起業・独立したい!」は言わない方がいい(実体験より)

僕の就活はボロボロでした。

エントリーした企業は50社ほど。面接を受けたのは30社ほどで、内定をもらえたのは1社のみです。

なぜこれほどまでに受からなかったのか?

1つの理由としてあるのが、「独立したい」と必ず話していたからだと思います。

僕はほぼすべての面接で「独立したい」「起業したい」と話して回っていたのです。

「独立したい」といわなかったら内定をもらえた

周りの学生が次々に就活を終わらせ、学内にスーツ姿の学生が減っていくなか、僕は相変わらず就活をしていました。

さすがに焦り「やっぱり面接で独立したいが良くないのでは?」と考え、独立願望を封印して面接に臨むことに。

するといとも簡単に内定をもらえたのです。

「独立したい」と最後まで言わなかったら、内定をもらえたわけです。

「独立したい」は「そのうち辞めます」「御社を踏み台にします」と同義


普通に考えて「独立したい」なんて面接でいうべきではないんですね。

「独立したい」というのは、つまるところ、

御社で働いて、スキルと経験を身につけて、独立の準備ができたら御社を辞めます! 御社を踏み台にして僕は成功を目指します!

とアピールしているのと同じ。会社からすればいい気はしませんよね。

というより「そのうち辞めます」という人を採用する企業なんて、あたまがおかしいのではないかと思うほど。

基本的に「起業します」「独立します」というべきではないのです。

サクッと内定をもらって大学生活を謳歌したいのであれば、独立願望は隠して面接に臨むことをおすすめします。

ただし「起業を応援してくれる会社」「独立願望がある人を採用したい」という変わった会社もあります。

「独立したい」といっても内定をもらえる場合もある

これは中途採用での話ですが、僕は転職活動をしていたときも「将来独立したい」と話して回りました。(就活の反省をまったく生かせてない)

5社くらい受けたとき、とあるベンチャー企業が「独立したい」という僕を採用してくれたのです。

面接で「起業とか興味はありますか?」と聞かれて「はい!」と即答。「こんなふうに独立したい」という具体的な話をしたら、内定をもらえたのです。

その会社は創立3年程度、社員10人ほどの小さな会社で、副業OK、起業OK、リモートワークOKという寛容な企業だったので、特殊なケースではあります。

おそらくこれほど寛容な企業はなかなか見当たらないでしょう。

ただし、「起業したい」「独立したい」という人間を歓迎してくれる会社もあるということです。

もし「起業したいという主張は絶対に外せない!」というのであれば、僕が転職したような寛容な会社を探してみてください。

確実なことは言えませんが、おそらく以下のような企業であれば、独立願望をアピールしても大丈夫なのではないかと思います。

■独立・起業したいといっても大丈夫な会社の特徴

 

  • 求人票に「起業を応援」などの記載がある
  • 副業やリモートワークなどに寛容
  • 創立間もない小規模ベンチャー企業
  • 起業、独立を歓迎・応援する社風がある

※あくまで推測です。もし上記のような企業で「独立したい」といって不採用になっても責任は負えません。

※参考:「いずれは起業したい」と伝えても良い? エン転職

おわりに

まとめると

「独立・起業したい」という主張を受け入れてくれる企業もある。

しかしそれはかなりまれなケースで、一般的な企業は、「独立・起業したい」という主張を受け入れてくれないし、その主張が原因で不採用になる場合もある。

就活・転職活動で、てこずりたくないなら「独立・起業したい」は言わない方がいい。

ということです。

本気の内容とはあまり関係ありませんが、こちらの転職本がとても良書だったので紹介します。

今の会社は辞めるべきなのか?
辞めても転職できるほど、自分には価値があるのか?
どんな会社に転職すれば安心できるのか?

など転職を考える多くの人が抱える悩みを解決してくれる一冊です。他の転職本では書いてない新しい内容があるので、おすすめです。

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