面接の最初で必ずといっていいほど行われる雑談の時間。
応募者をリラックスさせるための、面接官の優しい気づかいだと思っている方が多いでしょう。
確かに雑談は、話しやすい雰囲気を作るためでもあります。
しかし、それが以外にも雑談をする理由があるのです。
面接官は軽い雑談で、応募者の人間性を見ている
最初の雑談から面接官の、応募者に対する評価づけは始まっています。
「昨日はよく眠れましたか?」
「このビルはすぐに分かりましたか?」
このような何気ない質問は、雑談をしっかりとできるかどうかで、コミュニケーション能力や、事前準備をしっかりする人かどうかを確かめたりするのです。
例えば、営業職ならば、軽い雑談くらいできないと仕事になりません。その他の職種でも、外部の人とやり取りをする機会があるならば、軽い雑談ぐらいは難なくこなす必要があります。
また、「ビルはすぐに分かりましたか?」「今日はどうやって来ましたか?」といった何気ない質問によって、時間にルーズな人ではないか、業務に支障なく通勤できるかなどを確認しているのです。
油断禁物!注意したい雑談の例
「ビルはすぐに分かりましたか?」「場所はすぐに分かりましたか?」
面接官は、応募者が時間にルーズな人ではないか、事前準備をしっかりとする人どうかを見ています。
ここで「探すまでに10分ほどかかりました。時間もギリギリだったので走ってきました」と回答してしまえば、「時間にルーズな人」「事前準備を怠る人」という印象を与えてしまいます。
また「はい、すぐに分かりました」と一言で返すのは、コミュニケーション不足です。
「はい、この辺りは何度か来たことがあったので、すぐに分かりました。それに駅から御社の看板が見えましたので」
この程度の返しはしましょう。
その他、「少し分かりづらかったですが、早めに駅に到着していたので、問題ありませんでした」
「事前に調べましたので、迷わずに来ることができました」
このように回答すると、準備を怠らない人、というアピールをすることができます。
「今日はどうやって来ましたか?」
面接官は、この質問で業務に支障なく通勤できるかを確かめようとしています。
家が近いのであれば、「○○線と○○線を使って参りました。家からのアクセスが良く、30分もかかりませんでした」と、シンプルに回答すれば問題ありません。
また家から、応募企業まで、1時間以上かかる場合は、残業や休日出勤があったとしても、問題なく通勤できることをアピールしなければいけません。
例えば
「○○線と○○線を使って参りました。家から1時間10分程度かかりましたが、大学時代は片道1時間半の通学を毎日こなしていたので、これぐらいであれば問題ありません」
「家から1時間10分程度かかりました。就職先が決まったら、会社から30分以内に通える場所に引っ越す予定です」
上記のように業務に支障なく通勤できることをアピールする回答をしましょう。
「昨日はよく眠れましたか?」
面接官はこの質問で、応募者のストレス耐性や生活習慣を確かめようとしています。
当然、「昨日は遅くまで友人と飲んでいたので、あまり眠れませんでした」といった回答はNGです。「仕事に支障がでる生活習慣を持った人だ」と判断されます。
また、「緊張でよく眠れませんでした」といった回答もストレス耐性がないと判断される可能性があります。
面接練習をして面接に慣れておく
面接に最初に行われる軽い雑談を難なくこなすためには、やはり面接に慣れておくことが一番です。
「バイトばかりで面接のような、かしこまった場に慣れていない」
「最近、人と会っていない」
「そもそも面接が苦手」
という方は、エージェントを利用して、面接練習をしましょう。エージェントでは、コンサルタントが一対一で、面接対策をしてくれたり転職活動がアドバイスをくれます。
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