「どうやってここまで来ましたか?」「場所はすぐにわかりましたか?」といったように、面接の最初には雑談のような質問を受ける場合があります。
このような質問は、単純に場を和ませる目的もあるのですが、評価の対象になっていることも。気を抜かずしっかり回答する必要があります。
ここでは、雑談のような質問の例を4つ紹介し、その質問の意図や回答の仕方、回答例を紹介します。
どうやってここまで来ましたか?
雑談のような質問ですが、「業務に支障なく通勤できるか?」を確認しようとしている場合もあります。
業務に支障なく通勤できることを具体的に説明すると、親切です。
たとえば、オフィスと自宅が近いのであれば、
「○○線と○○線を利用して参りました。現在勤めている会社よりも、アクセスがよく、30分程度で着くことができました」
上記のように、シンプルな答え方をして問題ないでしょう。
業務に支障なく通勤できることを説明する
通勤に時間がかかってしまうと、十分な休養を取れない可能性があります。
長時間の通勤が原因で体調を崩し、出社できなくなるのは企業にとってもマイナス。そのため企業によって遠距離からの通勤者を警戒する場合もあります。
オフィスから自宅が遠い場合は、慎重に回答する必要があります。残業なども含めて支障なく通えることを明確に告げましょう。
○○線を利用して参りました。自宅がある○○駅から御社のオフィスまでは1時間くらいでしょうか。
前の職場もこの近くで、以前はもっと時間をかけて通っていましたが、遅刻、欠勤で迷惑をかけたことはありません。残業も〇時までなら問題なく、必要な場合はさらに遅くなることもありました。
このように通勤実績などを交えて話すと、遠距離通勤であっても面接官を納得させられます。
場所はすぐにわかりましたか?
面接官はこの質問で以下の2つのことを確認しようとしています。
- 初対面の相手ともスムーズに会話できるか?
- 時間にルーズな人ではないか?
面接の最初では、あいさつ代わりに雑談のような質問があります。「場所がわかりにくかったでしょう」の他にも天気に関する話題を振られることも。
こうした質問は、応募者の緊張をほぐしてうまく言葉のキャッチボールをしたいという意図もありますが、ビジネスにおいて頻繁にある「初対面の相手への対応力」「社会人としての基礎力」が見られている場合もあります。
余裕を持って行動する人間であることをアピール
まず、「はい」「いいえ」などの返事だけで済ませるのはNG。コミュニケーション力がない人間だと判断されます。
面接官の歩み寄った質問やジョークにも笑顔ひとつ見せず、回答をしてしまってはコミュニケーション力を疑われます。
回答する際は、時間に余裕を持って行動する人かどうかを見られている場合もあります。その点に留意して回答しましょう。
いいえ、御社のホームページにある案内図と地図を頼りにして参りましたので、すぐにわかりました。
遠くからビルの屋上の看板が見えたので、迷いませんでした
初回の面接であれば、事前に場所をチェックするなど、社会人としての常識でもある自主的な行動スタイルを伝えるようにしましょう。
面接に遅刻してしまう場合やギリギリの到着になってしまう場合は、言い訳をせず、重々謝罪するようにしましょう。
今日はお仕事をお休みされたのですか?
在職中の応募者に聞かれる質問です。何気ない質問ですが、勤務態度がわかる質問なので注意が必要です。
「半休・有給を取得した」がベターな回答
「勤務時間中ですが、中抜けしてきました」といった回答は絶対にNGです。このような回答をすると「平気で仕事をサボる人」と判断されます。
やはり「半休を取得した・有給を取得した」などの回答がベストです。余計な疑いを持たれずに済みます。
はい。この時期は休みたくないため、上司と相談して半日の有休を取りました。職場に迷惑をかけて転職活動はできないので、先日は面接時間のことで無理を申し上げてしまい失礼しました。
休日は何をしていますか?
この質問で判断されるのは、以下のようなことです。
「勤務・業務に支障をきたす生活様式を持っていないか?」
「私生活や健康面など自己管理能力はあるか?」
アピールすべきは勤務・業務に支障がない生活様式であること。
勤務・業務に影響しないとわかる回答をする
たとえば、「飲むのが大好きで、休日は夜遅くまで飲んでいます」などと回答すると、「月曜日は遅刻や欠勤が増えるのでは?」と疑われます。
また「アイドルの追っかけをしている」などと回答すると、「ライブやイベントで欠勤が増えるのではないか?」と疑われます。
勤務・業務に影響しないと理解できる回答が理想です。
休日は読書をして過ごすことがおおいです。小説からビジネス書まで、ジャンルを問わず様々な本を読むのですが、ためになった本や本当に面白い本は、何度も読み返すことがあります。
平日は仕事で、あまり読書ができないのですが、その分、休日は仕事を忘れて読書に向き合うことにしています。読書は私にとってのストレス解消法でもあり、仕事に集中するために原動力にもなっています。