なぜインターンシップは無意味なのか?時間の無駄だといえる理由とは?

遊んだ方がいい


大学3年生の夏休みに、私は大手と中堅企業の二社に各一週間ずつインターンシップに参加しました。インターンシップで色々な知識を得られたのは事実ですが、そこで得た知識は自己啓発本で得らえるようなものばかりで、夏休みを二週間つぶしてまで参加する価値はなかったと思っています。

実際、インターンシップで得たものが社会に出て役に立ったことは何一つありませんでした。

目次

インターンシップに参加する意味とは? メリットとは?

インターンシップに参加することのメリットとしてよくいわれるのは以下の6つです。

  1. 成長することができる
  2. 社員と交流できる
  3. 他の大学の学生と交流できる
  4. 頑張った経験を伝えられる
  5. 好きか嫌いか、向いているか向いていないかがわかる
  6. 社会人や仕事に対する意識が変わる

こちらはネットで調べたものをピックアップしたものです。インターンシップに参加する学生もこのようなものを求めて参加しているでしょう。しかし本当にこのようなメリットが得られるのでしょうか。

インターンシップに参加しても成長なんかできない

普段とは違ったことを経験できるので、たしかに成長できるかもしれません。

しかし大体のインターンシップは学生同士が集まってグループを作って企業の課題や戦略を疑似的に考えるものばかりです。知らない学生に会って、議論したりプレゼンしたりするのはたしかに貴重な経験かもしれません。しかし結局は、同い年の大学生が集まってすること。

別にしゃべらなくても何とかなりますし、プレゼンに失敗ところで少し恥をかくぐらいで済みます。実際のビジネスでは恥をかくだけでは済みません。何百万、何千万の商談をボツにしてしまう可能性だってあるのです。それに比べるとインターンシップは非常にくだらないといえます。

アルバイトの方が良い経験を積める可能性も

無意味なインターンシップに参加するくらいなら、デパートで実演販売をしたり家電量販店でPC販売のアルバイトしたり、あるいはコンビニのレジ対応でもいいかもしれません。そちらのほうがほっぽど有意義です。

商品に対して興味のないお客さんを前に、どんなトークをすれば買ってもらえるのか、ウケがいいのかを試行錯誤することで、多くのことを学べます。営業に必要なスキルはかなりみにつきます。また世の中の仕事がどのように回っているのかを把握する一助にもなります。

学生同士でなんちゃって議論をするインターンシップより、よほどためになるでしょう。それにアルバイトならお金ももらえます。

一部社員と交流して何も参考にならない

インターンシップで会う社員は、社内でも人当たりが良い社員、仕事ができる社員、もしくは元気に振る舞うように仕込まれた社員です。

そういった社員が相手でも、会社や仕事の話を聞けるのは有意義な部分があるかもしれません。しかし一部の優秀な社員の意見が、どれほど参考になるというのでしょうか。自分が同じ状況になった時、本当にやりがいを感じられるのかなんてわかりませんよね。

また社員は基本的に会社のネガティブな面を隠します。本音を絶対に話さない社員と会うことに、何の意味があるのでしょうか? ならばツイッターやブログを利用して、その業界で働いている人のリアルなメッセージを探した方がよほど参考になるでしょう。

焦って他の大学の学生と交流しなくてもいい

インターンシップに参加すれば、同じ業界を目指している学生、同じ境遇の学生に出会えます。しかしインターンシップではなくても、就活が本格的に始まれば、嫌でも同じ業界を目指している人、同じ境遇の人に出会えます。

焦ってインターンシップで、同じ業界を目指す学生と交流する必要なんてどこにもありません。

インターンシップは頑張った経験にならない

インターンシップに参加しておけば、そこでの経験が面接でのアピールに使える、そう思っている人もいるでしょう。

しかし、インターンシップで頑張った経験なんてたかが知れています。結局、学生の同士の討論、学生相手のプレゼンで頑張った経験です。

さらに同じ経験をしている学生なんて大量に存在します。面接の時にしゃべっても対して興味を持たれないでしょう。「それがどうしたの?」という反応をされるだけです。

それだったら、一人旅にでかけたり、営業のアルバイトをしたり、ブラックアルバイトに身を投じたりした、方がまだ貴重な経験が得られます。

インターンシップだけで仕事の向き不向きはわからない

インターンシップで得られる知識のほとんどは、業界本で得られる知識とそれほど変わりません。その業界、仕事が好きか嫌いか判断するには、インターンシップの知識では不十分です。仕事とは実際のお客さんに会って、取引先の人に会って、上司に怒られ、自身で試行錯誤して、向き不向き、好き嫌いがやっとわかるものです。

そのためインターンシップで学んだ知識だけで仕事の好き嫌いなんて判断できません。また無理に判断しようとすれば、好き・向いていると勘違いして、早いうちから視野を狭めてしまう場合もあります。

入社してから「やっぱり違った」と後悔するのだけは避けたいものです。インターンシップで得た知識、経験だけで仕事、業界、会社を判断しないようにしましょう。

企業がインターンシップを行う目的は自社のPR

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インターンシップを行う企業側の視点をご紹介します。『インターンシップで優秀な学生に出会ったら? 7割の企業が「学生へ直接的なアプローチを実施」と回答』こちらでインターンシップを行う企業の目的がアンケートによって集計されています。

・会社の認知度を上げるため 40.5%
・自社が求めるタイプの学生を見つけるため 21.2%
・学生のスキル人柄を見極めるため 7.1%
・従来の採用とは違ったタイプの学生を見つけるため4.8%
・その他7.1%

多くの企業は結局のところ「自社のPR」と「面接の参考」にするためにインターンシップを行っているようです。

もちろん、企業側も学生に何かを提供してあげたいという思いはあるでしょう。ただ、企業の目的を見てしまうと学生にメリットがあるとは思えません。

仕事が始まると長期休みをとるのは不可能になります。学生のうちにしかできないことは無数にあります。意味のないインターンシップになんか参加しないで、もっと将来のためになることをするべきです。

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