ここでは内定をもらった、まず確認するべきことをまとめて紹介します。
数か月かけてやっとのことで勝ち取った内定です。「第二新卒でスキルやキャラリアのない自分を採用してくれた!」と嬉しくなり、どうしても飛びつきたくなってしまう気持ちは分かります。
しかし、悪い条件の企業に入社しないため、希望の条件と違う企業に入社してしまわないためにも。内定をもらったら焦らず、冷静に対応しましょう。
内定をもらったら焦らず採用条件を確認する
内定をもらったら、まずは書面で“採用条件”を確認しましょう。
通常は「採用内定通知書」が企業側から提示されます。
転職エージェントのような人材紹介会社を利用している場合は、しっかりと調整してくれるはずなので、「採用条件を今一度確認したい」と問い合わせましょう。
転職サイトなどを利用して直接企業に応募している場合は、自分で確認する必要があります。口頭だけで済まされそうになったら、遠慮せずに、後日でもいいので採用条件を文書でもらうようにしましょう。
採用内定通知書はメールや郵便で送られてくることが一般的ですが、企業によっては直接手渡されることがあります。
その場合でもすぐに承諾のサインを求められることはありません。できれば、1週間から数日は時間を置き、落ち着いてから採用条件を確認しましょう。
採用内定通知書で確認するべきポイント
採用条件が記入された、採用内定通知書で確認するべきポイントは以下の4つです。
- 報酬
- ポジション
- 入社予定日
- その他の条件
報酬
年俸額、支払われ方、交通費や社会保険、住宅手当などの細かく確認しておきましょう。
ポジション
どういった職務・立場でどんな仕事をするか、権限や責任の範囲などを確認します。
特に重要なのは職務です。募集要項と違う職務が記入されていないかどうかはしっかりと確認しておきましょう。
例えば、WEBディレクター職に応募したのに、全く関係のない職務内容が記入された場合は、しっかりとその内容を質問しましょう。
入社予定日
会社としては1日でも早く入社してもらいたいので、入社予定日を前倒しに伝えてくることがあります。
離職中であるのなら問題はありませんが、現職である場合は引き継ぎのスケジュールを考え、先方と話し合いましょう。
エージェントを利用している場合は、エージェントが代わりに企業に対して交渉してくれるはずです。
その他の条件
勤務場所、試用期間などその他に、自分が気になる点を確認します。
エージェントを利用している場合は、企業との間に入ってこのような確認や調整を行ってくれます。
会社の選択に悩んだら「目的」を思い出す
内定をもらった会社が第一希望ではなかった、もしくは条件が良くなかった場合は今一、目的を思い出しましょう。
この「目的」とは転職の目的ではなく、より充実した毎日を手に入れるという目的です。
そしてそのために手段として転職があります。
「より充実した毎日を手に入れる」
この目的を果たすために、内定をもらった会社で働くことは適しているのかどうか、今一度考えてみてください。
もし、この目的を果たすための場所として、内定をもらった会社が適していないのであれば、諦めることも大切です。
条件が合わない企業に、焦って入社しても、また嫌になって転職を繰り返すだけでしょう。そこに「充実した毎日」は待っていません。
自分の人生のためにも、内定をもらったら、採用条件をしっかりと確認しましょう。