ここでは、職務経歴書を作成する上でやってはいけないことをまとめて紹介します。
職務経歴書は履歴書の内容を補完する重要な書類です。本記事を参考にして、好印象に繋がる職務経歴書を作成していただければと思います。
また不安がある方はエージェントなどを利用して、プロのアドバイザーに添削してもらうのがおすすめです。
添削してくれるエージェント=doda
1:応募企業の「求める人物像」を把握していない
企業の求める人物像をまったく無視した職務経歴書はNGです。
転職活動では応募企業がどんな人材を求めているのかを把握することが大切です。書類選考のように限られたスペースの中で自分をアピールする場では、特に重要となります。
相手が求めていることが分からないと、自分の経歴、スキルと合致している部分があっても、その点をアピールすることができず、不採用となるからです。
求めるものを分析し、自分と共通する部分を書き出す
まずは企業が求めるものを、募集要項、企業ホームページから分析します。エージェントに聞くのも有効な方法です。
分析したら、職歴経験、スキル、人物像、資格、自己啓発したことなどを中から、自分と共通する部分を書き出していきます。書きでした内容が、応募する企業でアピールするべき強みです。
2:職歴経歴の枚数が多い
一般的に職務経歴書は3枚が妥当だと言われています。
それが4枚も5枚にもなってしまうと、読む側の負担になるばかりか、言いたいことが伝わりにくい職務経歴書になってしまいます。職務経歴の浅さを補うための自己PRがダラダラと長くなりすぎないように注意しましょう。
応募企業で活かせる経験、人間性を強調して書く
職務経歴書の分量を抑えるためには、企業が求めているものをしっかりと把握して、それに合致した経歴、スキル、人間性を強調して書くことが重要となります。
しっかりと企業研究を行い、求める人物像をリサーチするようにしましょう。
3:応募職種と合致する職務経歴の記載がない
たとえば営業職に応募しているのに、営業職で役立ちそうな経歴がないようなケーキです。
応募職種と合致した職務内容の記載がないと、採用担当者からは「第一志望ではない」「何となく応募したのではないか」と思われます。また、全く採用担当者の印象に残らない職務経歴書となってしまいます。
応募職種に合致する経歴は必ず記載するようにしましょう。また応募職種以外にも経験職種がある場合は、応募職種に合致するものを一番強調して書くようにしましょう。
未経験の場合でも活かせる職務を必ず記載する
例えば営業から、未経験の事務に転職する場合、事務職でも活かせる業務を経験していれば必ず記載するようにしましょう。
未経験でも関連する業務の経験があればアピールになります。また、自己啓発で応募職種に関連する勉強をしている場合は必ず記載します。
4:実績や評価の記載がない
具体的な実績や、客観的な評価の記載がない職務経歴書はNGです。
採用担当者は実績や評価、仕事で工夫したこと、改善したことなどから応募者の能力を判断しようとしています。
具体的な実績や評価が記載されていないと採用担当者は応募者が自社で活躍できる人材かどうかを判断できないのです。また、他の応募者と差別化もできません。
目標達成率や、前年対比は数値を交えてしっかりと記載するようにしましょう。また表彰された経験、社内順位がある場合も記載しましょう。
その他、上司・先輩やお客様からいただいた言葉を記載するのもおすすめです。「仕事が丁寧で助かるといってもらった」など、他者評価を記載すれば、採用側はあなたの仕事ぶりをイメージできます。有効なアピールになります。
実績がなくても工夫したこと、学んだことを記載する
職務によっては特筆できるような実績がない場合もあるでしょう。また業務経験が浅く、実績がないという場合もあると思います。
その場合でも仕事をする上で工夫したことや、仕事を通して学んだこと、失敗した時の対応などを記載するようにしましょう。
5:派遣社員としての勤務期間が詳しく書かれていない
派遣社員として勤務した経験がある場合は、しっかりと記載するようにしましょう。
「派遣社員として勤務」といったように記載されており、個別の勤務期間が示されていないと、採用担当者に不信感を持たれる可能性があります。
派遣社員として勤務した期間が1ヶ月程度であってもしっかりと記載するべきです。また、応募企業で活かせる業務経験がある場合も、そのこともしっかりとアピールするべきです。
派遣社員の勤務経験はあなたの財産です。プラスになる経験であり、曖昧にせずアピールするようにしましょう。
6:離職中にアルバイトをしていたが、その記載がない
アルバイトの経歴がある場合はしっかり記載するべきです。
アルバイトも立派な職務経歴の1つです。また記載がない空白期間に何があったのか疑いを持たれます。理由のない無職よりは、アルバイトのほうが好まれます。
活かせる業務経験がある場合は記載する
アルバイトであっても応募先企業でアピールできる材料があるはずです。
職務経歴書にアルバイト経験を書く時には、「○○店でアルバイトとして勤務」と一行で終わらせるのではなく、経験したこと、学んだことなどをしっかりと書くようにしましょう。
7:他の企業と全く同じ志望動機を書いている
他の企業でもよい人だと受け取られる志望動機ではなく、「この企業だからこそ」という志望動機を記載しないと書類選考を通過することはできません。
例えば、「これまで携わってきた職種だから応募した」という内容だけが記載されていた場合、採用担当者はその応募者を「自社が第一志望ではない人」「よりよい条件の企業があればまた転職する人だ」と判断します。
多くの応募者の中から選ばれるためには、「なぜ、その企業なのか」がしっかり伝わるように書かなければいけません。
企業の特徴や独自性を加える
志望動機を書く際のポイントは、企業固有の独自性や特徴、強みを活かすことです。
募集要項や企業ホームページから読み取れる、企業の強み、特徴を分析しましょう。その他、その企業の商品やサービスを実際に使ってみることも大切です。
8:自己中心的な志望動機になっている
「キャリアアップしたいから」「技術を習得したいから」といった自分本位の志望動機、願望ばかりが記載されている職務経歴書はNGです。
企業が採用したいのは企業に利益に貢献してくれる人です。職務経歴書では、自分がいかに企業の利益に貢献できる人物であるかをアピールするべきです。
しかし「成長したい」などの自分の願望では、それは伝わりません。
もちろん「キャリアアップしたいから」「技術を習得したいから」ということは全く悪いことではありませんが、その発言は企業側のメリットにはなりません。
企業のメリットを意識して志望動機を書く
自己中心的な志望動機にならないようにするためには、企業側のメリットを意識することが大切です。例えば、「技術の習得をとおして企業に貢献したい」といったように工夫するようにしましょう。
10:自己PRが長文で読みづらい
自己PRが長文だと、熱意は伝わりますが、読みづらいため採用担当者は好感を持ちません。どれだけ素晴らしいことが書いてあっても、読み飛ばされる可能性すらあります。
見出しを付けて、120字程度で説明を付ける
自己PRを読みやすくするためには、アピールしたい内容ごとに見出しを付け、その後、120字程度で説明を記載するのがベターです。
【自己PR】
・事務処理能力
パソコンスキルを活かして、システムを開発することで、事務処理時間の30%削減を達成しました。各部門の状況を的確に把握し、使いやすいシステムを構築しました。
・コミュニケーション能力
上司、同僚、部下とのコミュニケーションを意識的に行うことで、目的を共有することができ、効率よく仕事を進めることができました。
上記の例のように、「事務処理能力」「コミュニケーション能力」と見出しを付け、その下に説明を加える形で自己PRを記載すると読みやすくなります。
11:自己PRで謙遜した表現を使っている
職務経験が浅いことから、「あまり自信がない」「まだまだ未熟」と記載されていたり、そのような気持ちが読み取れる表現が使われていたりすれば、誰も採用したいとは思いません。
自慢をしていると感じられる自己PRや嘘を書くのは良くありませんが、採用担当者に会ってみたいと思ってもらうためには「自分がその企業にふさわしい人間である」ことをプラスの表現を使って積極的にアピールするようにしましょう。
12:自己PRに学生時代のことしか書かれていない
中途採用では、基本的に職務経験から採否を判断します。第二新卒や未経験であってもこれは変わりません。
どれだけ職務経験が浅くても社会人経験があるのであればそれを元に自己PRを作成しましょう。
学生時代のことを書いても、学生気分が抜けていないと判断されるだけです。
また繰り返しになりますが、実務経験が浅くアピールできるスキルや実績がない場合は、上司や先輩、お客様から言われた言葉を思い出し、それをアピールしましょう。
また応募職種に関連する自己啓発をしていることも記載できると、仕事に対する意欲をアピールすることもできます。
おわりに:職務経歴書をプロに添削してもらう方法
エージェントというサービスを使うとプロのが職務経歴書を添削してくれます。応募する企業に合わせた職務経歴書の書き方を教えてくれます。
他にもエージェントでは履歴書の添削や面接対策など、様々なサポートを無料で受けられます。転職に不安がある方はぜひ利用してみてください。
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