転職活動で苦労する人の5つの特徴

退職する時のトラブル


中途採用の求人はたくさんあります。転職を支援してくれる人材紹介会社もたくさんあります。

利用できるサービスを使いこなし、しっかりと対策を練り、短期間で希望に転職していく人がいる一方で、なかなか内定をもらえず長期間にわたり転職活動を続ける人がいます。

では、いつまでも内定をもらえない人、転職活動で苦戦する人とはいったいどのような人なのでしょうか。その特徴を解説します。

目次

学歴、資格などのブランドに頼っている

学歴あり、資格ありの転職者


「学歴があるからすぐに内定をもらえるだろう」
「資格があれば簡単に転職できるはず」

このように思っているなら、転職は苦戦します。

学歴は採用の決め手にはならない

学歴がない人よりも、学歴がある人の方が評価されるのは間違いありません。

しかし学歴が、採用の決め手になることは決してないのです。

例えば、東大卒と中大卒がいて、中大卒の人がスキルと経験が豊富で利益を出せそうなら、当然、中大卒の人が採用されます。ハーバード大卒であっても、採用担当者に「自社では活躍できない」と判断されれば、不採用なのです。

資格があっても実務能力、実務経験がなければ評価されない

「資格さえあれば転職できる」と思っているなら、転職で苦戦します。

転職のために色々な資格を取る人、履歴書に習得した資格を全部記載する人がいますが、資格が採用の決め手になることはありません。

企業が採用したいのは、仕事ができる人、利益を出してくれる人です。業務に関する資格を持っていれば、その業務に関する知識があることの証明にはなります。

しかし、仕事ができること、利益を出せることの証明にはなりません。選考でいくら資格をアピールしても、採用側は動かないのです。

さらに、応募職種に関係の資格をアピールするのは逆効果です。例えば、プログラマー職種にもかかわらず、宅建2級と書かれていれば、採用側は疑問を持ちます。

「この人は不動産関係の興味があるんじゃないか」と志望意欲を疑われます。

もちろん、弁護士資格や金融系の資格など、業務に必須の資格は別です。これらは資格を持っていないと応募できませんので、絶対にアピールしなければいけません。

採用側が見ているのは、あなたの学歴、資格ではなく、スキル、経験です。この点をしっかりと把握した上で、転職活動をしないと、転職先を見つることはできません。

退職してかしばらく自由を満喫しようと思っている

休みを満喫する求職者


退職してから転職活動を始めようと思っている人のなかには、数日、自由を満喫してから転職活動を始めようとする人がいます。

これまで働き詰めの生活で、退職によって、つかの間の自由時間を得たのです。ゆっくりしたくなる気持ちも理解できます。

しかし、あまりダラダラしすぎてしまうと、いざ転職活動を始めようと思った時、なかなか気持ちを切り替えることができまず、ブランク期間が長くなってしまう場合があります。

1ヶ月や2ヶ月程度であれば、「転職活動をしていた」と言えば、採用側にも納得してもらえるでしょう。しかしこれが3ヶ月、半年になれば、面接の際、その空白期間に何をしていたのか質問されます。

面接官が納得するような説明ができなければ、当然、評価は下がり、苦戦を強いられるでしょう。

在職中の人の方が高く評価される場合もある

選考では、離職中の人より、在職中の人の方が、高く評価される傾向にあります。

そのため、本来であれば、在職中に転職活動を始めるのがベストです。

やむを得ない理由で、退職してから転職活動を始める場合でもあっても、極力、空白期間が作らないようにするべきです。

空白期間は、長ければ長い程、マイナス評価につながります。

退職してからしばらく平日休みを満喫するのも結構です。しかし、選考では、その空白期間がマイナスになることを覚悟しておきましょう。

転職エージェントに言われるままに、企業に応募する

第二新卒の転職


転職エージェントは、転職を成功させるために欠かせないサポートを提供してくれるとても頼りになる存在なので、絶対に利用するべきです。

しかし頼りになるからといって、すべてを丸投げにし、エージェントに勧めた求人に、何も考えず応募していれば、なかなか内定をもらうことができず、転職で苦戦します。

企業選びの軸が不明瞭

エージェントに言われるままに応募する企業を決めるということは、企業選びの軸が定まっていない、ということになります。

企業選びの軸が定まっていなければ、企業に応募しても、まともな志望動機を考えることはできません。面接で「エージェントに勧められたから」なんて回答すれば、即、不採用になります。

また、もし万が一、転職できたとしても、企業選びの軸がないまま決めた、企業です。何か1つでも不満なことあれば、「前の会社の方が良かった」「転職なんてしなければよかった」と後悔するでしょう。

逆に、企業選びの軸がしっかりと定まっていれば、エージェントの紹介された企業でも、言われるままに応募することはしません。

しっかりと企業を調べた上で、その企業が自身の企業選びの軸に合致しているかどうかを確かめてから応募するはずです。

転職を成功させるなら、エージェントは利用するべきです。しかし、求人に応募する時は、明確な軸を持つようにしましょう。

服装、身だしなみに無頓着

服装、身だしなみに無頓着


服装、身だしなみに無頓着な人は、転職で苦戦します。

選考のカギを握る面接で、第一印象はかなり重要です。志望動機や自己PR、転職理由など、話す内容と同じくらい気を使うべきです。

例えば、スーツがよれよれで髪型も乱れて、カバンも靴もボロボロであれば、立派な経歴の持ち主であっても、採用側は一緒に働きたいとは思わないでしょう。

面接に限らず、転職エージェントと面談する時も第一印象は大切です。エージェントは企業の採用担当者とつながっています。

エージェントがあなたに良い印象を抱いていれば、そのことは採用担当者にも伝わる可能性があり、選考も有利に進められるのです。

服装、身だしなみに気を使わないことは、損することはあっても得をすることはありません。

日頃から身だしなみに気を使う必要はありませんが、エージェントとの面談、企業との面接の時はだけでも、服装、身だしなみに気を払いましょう。

転職すればすべてが解決すると思っている

転職活動をする人


転職は、今の企業、仕事に対する不満を解決する上で、とても有効な手段です。

転職すれば、何か1つ、不満を解消することはできます。しかし、抱えているすべての不満を解決できるわけではありません。

転職にはリスクが伴う

転職で何かを優先させれば、何かを失うことになります。例えば、年収を優先して、給料の高いコンサルティングファームに転職をすれば、労働時間は長くなり、プライベートの時間を失います。

また、仕事のやりがいを求めて大手からベンチャー企業に転職すれば、安定を失います。

このように、何か1つ良くなれば、何か1つ悪くなるのが転職であり、すべての理想が叶う職場は存在しないのです。

転職によってすべてが解決すると思っていると、転職した後に、また不満を抱えて転職を繰り返すことになります。そうならないためにも、「転職ですべてが解決することはない」ということを覚悟しましょう。

そして、何か1つでも不満が無くなればそれでいい、という気持ちで転職に臨むのがおすすめです。

転職エージェントを使ってプロのアドバイスをもらう

「今、本当に転職してもいいのだろうか」
「転職先が見つかるか不安」
「満足のいく企業に転職できるか不安」

転職に関して疑問や不安がある方は、転職エージェントを利用することをおすすめします。

転職エージェントを利用すれば、プロのキャリアアドバイザーがマンツーマンで転職を支援してくれるので、疑問、不安、悩みの相談もできますし、面接対策、自己PR対策、応募書類対策なども受けられます。

ただし、前述したように企業選びの軸がまったくないまま、エージェントに言われるままに転職活動を進めるのは避けましょう。主体的に転職活動を進めるようにしなければ、転職エージェントの力を借りても、満足のいく企業に転職することはできません。

おすすめの転職エージェント
  • リクルートエージェント(知名度、利用者ともにトップクラスの総合転職エージェント)
  • doda(10万件以上の求人がある大手総合転職エージェント)

その他にも様々な転職エージェントがあります。以下のページでまとめて紹介しています。

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