「スキル・能力を誰よりも身につけたい!」
「裁量の大きい仕事をしたい!」
そんな思いで少数精鋭のベンチャー企業を目指している方もいると思います。
確かに少数精鋭の企業では、自己成長できます。
大企業に比べ裁量も大きいです。
しかしベンチャー企業の実情を知らないまま入社してしまうと、後悔するかもしれません。
私は実際に社員7人のベンチャー企業で働いていました。
そこで見たベンチャー企業のリアルな事情を紹介します。
社員一人が突然いなくなるだけで会社が傾く
少数精鋭企業で働く社員は一人一人が高い能力を持ち、大量の仕事をこなしてしまう人ばかりです。
当然、一人が抱える仕事の量は膨大になります。
しかも会社の売り上げを左右するような大きな仕事を、各社員がこなしています。
かえのきかない人材が一人欠けるだけで大きな収入を失う可能性があるのです。
もしくは、辞めた社員が抱えている膨大な量の仕事が、膨大な量の仕事を抱えている他の社員に上乗せされることになるのです。
仕事の質は落とせないので、必然的に労働時間を延ばすことになります。
殺伐とする社内
社員一人が辞めるとその穴を補おうと経営者は焦り始めます。そして社員にハードワークを強いる、もしくはハードワークをせざるを得ない状況になると、職場は一気に殺伐とした雰囲気になります。
新入社員が入り、仕事を1人で回せるようになるまで、精神的にも肉体的に大変な状況が続くことになるのです。
そういった状況に耐えられるぐらい仕事を楽しめる人、もしくは忍耐力のある人でないと少数精鋭のベンチャー企業で働き続けることはできないでしょう。
大企業と同様に、社員は辞める
小さな企業で、精鋭の一人として働く社員は当然やりがいを感じ、会社に対して大きな忠誠心を持ち毎日仕事をしている。
だから辞める人なんていない。
そう思いますよね。
大企業に比べれば忠誠心を持った社員が多いのは確かです。実際ほぼすべての社員が会社に愛着を持っています。
だからといって社員が辞めないわけではありません。
どこでも通用するスキル・経験が身に付くので転職してしまう
少数精鋭のベンチャー企業で働くと、仕事の量が多く、一つ一つの仕事の責任も大きく、優秀な社員に囲まれるので、黙っていても、黙っていても成長できます。
これは間違いありません。しかし、能力が高くなった際、今の会社よりもさらに条件の良い仕事があれば、転職するのが自然です。
会社に忠誠心を持っていたとしても自分が最も幸せになれる条件を選ぶのは何なら不思議なことではありません。私なら間違いなくそうします。小さな少数精鋭の企業でも社員が辞めることはあり得るのです。
独立願望のある社員が多い
少人数のベンチャー企業に入社してくる人の多くは、独立願望の強い人です。
独立心が強い社員はスキルを身につけ、独立しても稼いでいけるようになった時、独立のため退職します。
精神的にかなり追い込まれる
少数精鋭企業では、精神的に追い込まれることが頻繁にあります。
- 仕事の量が多く
- 質が高いものを求められる
- いつ潰れるか分からない
- いつ社員が辞めるか分からない
などの精神を追い込むような要因がたくさんあるからです。
精神的にタフな人、困難を楽しめるような人、仕事を楽しめる人でない限り、ベンチャー企業は苦痛かもしれません。
少数精鋭で働くことを考えている方は、自分はどんな人間なのかよくよく考えて、その環境の中でも自分は楽しんで仕事をやっているけるのか、幸せなの考えることをおすすめします。
転職や仕事の悩みはプロに相談してみる
「ベンチャー企業がどんな環境なのかもっと具体的に知りたい」
「どんな仕事、職場が自分に合っているか分からない」
「転職すべきか悩みんでいる」
という場合は、転職エージェントを使うことで、プロのキャリアアドバイザーに相談できます。
たとえば「マイナビジョブ20's」を使うと、今の仕事に対する悩みや不満、将来像などを話した上で、どんなキャリアに進むのが最適なのか、具体的なアドバイスをもらえます。
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