自分よりも有名大企業に勤めている・年収が高い・学歴がある。
ステータスが高い恋人、ルックスがいい恋人を連れている。
自分よりも何かが優れている人をみて劣等感を抱くことがあります。
人間は自分を重要な存在だと思って生きていたい生き物なので、他人と比べてしまうのは自然なこともでもあります。
しかし問題なのは、劣等感が原因でイライラしたり、モヤモヤしたりして散財してしまったり、心に余裕がなくなってしまうことです。
できれば劣等感を抱かず穏やかな気持ちで生活したいと思う方もいると思います。
では劣等感を抱かずに生きるにはどうすればいいのか?
解決する方法は以下の2つです。
- 他人のことが気にならなくなるくらい何かに没頭する
- 負けを認めてしまう
以下、詳しく解説していきます。
方法1:他人のことが気にならなくなるくらい何かに没頭する
「その悩み、哲学者がすでに答えを出しています(小林昌平著)」
こちら本によると、人は何かに集中していると、他人の存在は気にならなくなるそうです。
もし劣等感を抱いて苦しんでいるなら、他人の存在が気にならなくなるくらい、何かに没頭しろ、というのです。
つい他人と自分を比べてしまい、他人に劣っていることが気になるのであれば、我を忘れる「フロー体験」を求め、向いている分野で能力ぎりぎりの課題に取り組む、そういう機会を積極的に求めるのがよいのではないでしょう。
何かに没頭することで、「自分が有能な人間であると思いたい」という多くの人が持っている欲求や、他人に対していだく劣等感も忘れることができるそうです。
ただし、これができるのは他人の存在すら気にならなくなるくらい、没頭できる何かを持っている人に限ります。
「そんなに没頭できるものがない」という方は、次に紹介する「負けを認めてしまう」という方法を試してみてください。
方法2:負けを認めてしまう
清く負けを認めてしまいましょう。
すべての人類の勝てるほどあなたは優秀な人間ではありません。
その他大勢と同じように、優秀ではない人間の1人なのです。もちろん私も。
他人があなたより優れた点があるのは当然のこと。
知人の年収があなたより高いのも、ルックスがよくてスペックが高い恋人がいるのも、頭がいいのも当たり前のこと。
あなたが他人に勝てない部分があるのは当たり前のことであり、そんな当たり前のことを考えていてもらちがあきません。
負けを認めて、不利益があるわけではない
負けを認めたところで、あなたの人生が変わるわけではありません。
なにか不利益を被るわけでもないのですから、負けてしまえばいいのです。
相手が優秀、それでいいのです。
マウンティングをする可哀想な人は相手にしなくていい
身近な人であれば、ステータスやルックスを盾に、マウンティングをしてくる場合もあるでしょう。
直接の攻撃なので厄介ですが、その場合でも清く負けを認めてしまいましょう。
そして気持ちよくマウンティングをさせてあげ、気持ちよく帰らせてあげればいいのです。
負けを認めたところで、何か失うものがあるわけではありません。
また、マウンティングをする人は、自分に自信がない可哀想な人でもあります。
自信がないからこそ必死にマウンティングをして、自分がいかにスゴイ人間であるかをアピールし、自分の価値を必死に感じようとしているのです。
やりたいようにやらせてあげればいいのです。
逆に「マウンティングしやがって畜生!」などと張り合ってしまっては、いけません。
マウンティングをする可哀想な人と同じレベルの人間になってしまいます。
あなたもマウンティングできる誰かを見つけてマウンティングするような、可哀想な人になってしまいます。
マウンティングをしてくるような人は、負けを認めてあげ、相手にしないこと。
「お腹が痛い」など適当な嘘をついて、その場を去るようにしましょう。
そもそも優秀な人なんてほとんどいない
ほとんどの人間はバカなんです。「本当は自分はバカじゃない、世界に一つだけの花なんだ」という思い込みこそがバカを不幸に追い込むんです。
本当に優秀で賢い人なんて、ほんの一握りしかいません。
ほとんどの人間は、私も含め、たいしたことない人間です。
他人と比べて劣等感を抱いてしまうということは、他人が何かしらの点において、あなたよりも優れているのかもしれません。
しかし、優れているとしてもたかがしれています。
少しくらい年収が高いからといって、スペックが高いからといって、そんなものは些細な差でしかありません。
些細な差でしかないのですから、劣等感なんてものは抱く必要がないのです。
他人と比べても幸せにはなれない
他人と比べて劣等感を抱くこともあると思います。
しかし他人と比べていては、あなたは一生劣等感を抱いたままの人生を送ることになります。
なぜなら、あなたよりも優秀な人はいらくでも存在するからです。
あなたよりも優秀な人はいらくでも存在する
人類でもっとも優秀な人間になることは不可能です。
あなたがこれからどれだけ優秀になろうとも、常に、さらに優秀な人が存在します。
他人と比べる人生を送る限り、自分をよりも優秀な人をみて劣等感を抱く人生を送ることになるのです。
他人と比べてらちがあきません。
他人の基準に自分の幸せを置いても仕方がない
また、他人と比べてしまうことは、他人の基準の中に自分の幸せを置くことです。
近所の人が家を建て替えたら、自分も建て替える。
近所の人が車を変えたら自分も変える。
周りが結婚するから、自分も結婚する。
周りが転職するから、自分も転職する。
そんな風に、他人の基準でものごとを決めていても幸せにはなれません。
他人の年収、学歴、ルックスは関係ありません。
大切なのはあなたが何に価値を感じるかです。他人がどう考えるかは関係ないのです。
※参考の文献