履歴書において「こんな志望動機は不採用になる」という志望動機におけるNG表現があります。それが次の4つです。
- 事業内容に興味があって志望した
- 憧れの企業(業界)だったので志望した
- 御社で色々学びたいので志望した
- やる気だけは負けない自信がある
この4つがなぜNGなのか、具体的に解説していきます。また本記事の最後で、志望動機のポイントを解説しているのでご一読いただければと思います。
志望動機で絶対に避けたい4つのNG表現
冒頭で紹介した4つの表現がNGである理由を紹介します。
【NG表現1】御社の事業内容に興味があって志望した
そもそも、まったく興味がない企業に応募する人はいません。わざわざその企業に応募しているのは、事業内容に興味・関心があるからです。
もちろん給料にしか興味がない場合もあるでしょう。それでも採用側はその事情を知りません。採用側は当然興味があって応募したのだと考えています。
応募している以上、事業内容に興味があるのは当然であり、「事業に興味があって」というのは、まったく志望動機にはならないのです。
事業内容に言及するなら、事業内容のどの点に注目したのか、具体的に記載するようにしましょう。
【NG表現2】憧れの企業(業界)だったので志望した
履歴書はファンレターではありません。
採用担当者が知りたいのは、憧れがかどうかではなく自社に貢献してくれるかどうかです。
あなたがアピールするべきは、その会社で活躍でき、利益に貢献できる人材であること。そしてその論理的根拠です。
「憧れの企業(業界)だった」などという志望動機は誰でも書けます。まったく評価されないどころか、マイナスになります。
【NG表現3】御社で色々学びたい・成長したいので志望した
「学生気分が抜けていない」「主体性がない」と判断されるので、「御社で色々学びたい」「御社で成長したい」と書くのはNGです。
企業はあなたを成長させるために存在しているわけではありません。利益を上げるために存在しているのです。企業は学校ではありません。
ほとんどの会社は「社員は勝手に学び、勝手に成長すべきであり、それができないなら辞めろ」というスタンスです。「学ばせてくれ」などと述べたら、「そんなヤツはいらない」と門前払いになるだけです。
たとえ未経験であっても、自分なりに貢献できる点をアピールするべきです。
【NG表現4】やる気だけは誰にも負けない自信がある
やる気があるのは当たり前です。仕事を頑張るのも当たり前です。
そもそもやる気があるからといって結果を出せるとは限りません。企業にとって重要なのは、「やる気」ではなく「結果を出せるか?」です。
「やる気」ももちろん大切ですが、それよりも応募企業であなたがいかに貢献するか、いかに利益を上げるかを具体的に記載するようにしましょう。
履歴書の志望動機を書く際のポイント
どんな経験に注目してほしいのか、どう生かしたいのかを具体的に書く
志望動機では「どんな経験に注目してほしいのか、どう生かしたいのか」を具体的に書くことが大切です。
応募者の独自性が見える自己アピールになります。
意欲、熱意を伝えるのも重要ですが自分の能力やスキル、経験がどのように応募職種で役立つのかも記載するようにしましょう。
今後、インターネットマーケティングを強化していきたいという貴社の求人を拝見し、私のWEBマーケティングの経験を生かして、貢献したいと考え志望しました。
志望動機は書きすぎない
小さなスペースの中に、志望動機をぎっしり書くのもNGです。
熱意は伝わるかもしれませんが、読む側のことを考えていないという印象を与えてしまいます。履歴書で足りないことは、職務経歴書に書くようにしましょう。
エージェントに添削してもらう(可能な場合)
魅力的な履歴書を作成したい、履歴書の書き方がわからないなど、履歴書に不安がある方は転職エージェントを使って、プロの添削を受けましょう。
たとえば、dodaやマイナビエージェントのようなサービスです。
これを使えばプロのキャリアアドバイザーが履歴書に書くべきこと、書くべきではないことを教えてくれます。
採用されやすい履歴書の書き方を教えてもらえるので、履歴書に不安があるなら利用をおすすめします。
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