仕事を完全に辞めてから転職活動を始めるなら、短期決戦であることを心得ておくべきです。
時々、「今まで頑張って働いてきたから1ヶ月ぐらい休もう」と離職期間を利用して、旅行に行ったり趣味に没頭したりする人がいますが、それはおすすめできません。
仕事を辞めてから転職活動をするなら、すぐに転職活動をスタートさせ、いち早く、転職先を見るけるべきです。
なぜなら、離職期間が長くなると、余裕をもって転職活動ができないだけでなく、転職で不利になるからです。
離職期間が長くなると、精神的、金銭的に余裕がなくなる
半年や1年間の離職期間を経て、転職先を探すということは、その時間が経過することに比例して、就業機会が失わることになります。
転職先がすぐに見つかるとは限りません。転職活動を始めての、それから2、3ヶ月間、内定をもらえない可能性もあるのです。
それまで金銭的に余裕があったとしても、その後、転職先が見つからなければ、貯金が底をつくかもしれません。
そうなれば、余裕がなくなり、企業選びに妥協してしまう可能性があります。
満足のいく企業に転職できないのであれば、転職する意味はありません。
転職を無駄にしないために、退職したら、精神的にも金銭的にも余裕があるうちに転職活動をするべきです。
ブランクがあると転職で不利になる
企業の採用担当者は、半年以上のブランクがある場合は、その間に何をしていたのかを気にします。当然、「離職中は何をしていたのですか?」と質問されます。
そこで、採用側が納得できるような理由を答えられないと、当然、印象は悪くなります。
「旅行に行っていました」などと答えれば、「働く気がない人だ」と判断されるでしょう。そうなれば、採用なんてされません。
また、現在、働いていない人と、在職中の人では、企業の印象が若干異なります。そして、高く評価されるのは働きながら転職活動をしている人、つまり現役の人です。
それにもかかわらず、「休みたいから」という理由で、数か月のブランクを作ってしまえば、さらに不利な状況に自分を追い込むだけです。
離職して1ヶ月、2ヶ月であれば、転職活動で不利になることはないかもしれません。
しかし、やむを得ない理由なしに、半年、1年もブランクが空いていれば、確実に転職で不利になります。
会社を辞めたが転職できない場合も想定しておく
会社を辞めてから転職活動をするのであれば、希望する転職ができない可能性を、頭のどこかに置いておくべきです。
それが現実となった時、どのような選択をするかを想定しておきましょう。
条件を落として転職できる企業を探し続けるか、それとも今まで培ってきたノウハウを生かして独立するのか。退職してから転職活動をするなら、最悪の事態を想定して、その時どう行動するのかを考えておくことも大切です。
離職後、即、転職活動を始めるには?
在職中は、決して平日に休むことなんてできません。しかし、退職すれば平日休みが手に入ります。
転職するための退職だとしても、数日間はその平日休みを謳歌したくなるのが人というものです。
しかし、いざ転職活動を始めようと思っても、なかなか切り替えができず、1ヶ月以上もダラダラしてしまうのは問題です。転職活動に悪影響がでます。
そうならないためには、退職後、すぐに転職エージェントに登録するのがおすすめです。
たとえばマイナビエージェントのような転職サービスです。
転職エージェントに登録すると「面談をしましょう」とエージェントから連絡があります。
面談に出席したら、その後は応募する企業を決めたり、履歴書、職務経歴書の提出するよう指示されます。
転職活動にやる気が出なくても、エージェントの指示に従って面談に行けば、嫌でも転職活動がスタートするので、その流れに乗って、転職先が決まるまで、転職活動を進めればいいのです。
- リクルートエージェント(知名度、利用者ともにトップクラスの総合転職エージェント)
- マイナビエージェント(20代、30代の転職サポートに強みあり)
- 第二新卒AGENTneo(20代の未経験、第二新卒専門のエージェント。充実したサポートが強み)
その他にも様々な転職エージェントがあります。以下のページでまとめて紹介しています。