今の仕事、会社に疑問がある。
転職しようか悩んでいる。
このような相談をもっとも身近にいる同僚や親しい先輩、尊敬できる上司など社内の人間に相談してしまう人がいます。
しかし、転職や退職の相談は絶対に、社内の人にするべきではありません。
その理由について紹介します。
社内の人に相談すると人事評価が下がる
たとえばあなたが、尊敬している上司に「今の仕事が合わなくて、転職しようか悩んでいる」と相談したとします。
上司はあなたの相談に親身になって対応してくれ、立派なアドバイスをくれるでしょう。
一方で、あなたの悩みを聞いた上司は、あなたの人事評価を下げます。
上司は「あいつはそのうち転職する」と判断し、出世の候補や新しい仕事を任せる人の候補からあなたを外すのです。
新しい仕事を任せるのなら、辞める可能性がある部下よりも、続ける気がある部下に任せるようになるのは当然。辞める可能性がある社員を昇進の候補に入れるほど優しい会社は存在しません。
同期・先輩にも相談すべきではない
「社内の人でも、同期や先輩なら相談しても大丈夫。上司の耳に入らなければいいんでしょ」と思うかもしれませんが、信頼できる同期、先輩であっても相談するべきではありません。
なぜなら同期も先輩も、かならず社内のだれかにあなたの話をして、巡り巡って上司の耳に入るからです。そして転職するしないにかかわらず、あなたの人事評価は下がるのです。
たとえば同期と飲みにいったとき「転職しようと思ってる」と相談したとします。
その次に週、同期が先輩と飲みにいったとき酔った勢いで、あなたから聞いた話を漏らす。その後、先輩は上司と飲みにいったとき酔った勢いで、あなたが転職を考えているらしいと話すのです。
どれだけ信頼できる同期・先輩だったとしても飲みの席で気が緩めば、いうべきではないことを話してしまうもので、「そういえばあいつ転職するとかいってましたよ」などとあなたがふと友人に相談したことが、上司の耳に入るのです。
どれだけ信頼できる同期・先輩であっても、相談すれば上司にしれわたる可能性があります。
だからこそ社内の人には絶対に相談するべきではないのです。
相談するなら社外の友人か転職エージェントに
ではいったいだれに相談すればいいのか?
おすすめなのは社外の友人です。
社外の友人がいない場合は転職エージェントもおすすめです。
転職の悩みは社外の友人に相談する
社外の友人であれば、上司の耳に入ることはまずありません。
社外の友人に相談することで、別の会社からの視点で、あなたの仕事や会社についてアドバイスをしてくれます。
「うちの会社も同じようなもの」「うちより全然マシ」といったように客観的なアドバイスをもらえるので、社内の人のアドバイスよりもよほど役に立つのです。
今の仕事が本当に悪いものなのか、それとも意外とマシなのかが判断できるので、社外の人に相談のはかなりおすすめです。
転職エージェントは使えばプロの相談できるが、注意点も
転職エージェントとは、プロのキャリアアドバイザーが転職をサポートしてくれるサービスです。
転職の進め方やキャリアの考え方についてプロに相談できたり、企業を紹介してくれたり、選考のアドバイスをしてくれます。
転職エージェントは「まだ転職するかわからない」「相談だけしたい」という場合でも利用できます。もちろんお金がかかることはありません。
相手は人材市場や業界同行、キャリアについて熟知したプロのキャリアアドバイザーです。いいキャリアアドバイザーが担当になってくれれば、客観的で的確なアドバイスをもらえます。
優秀ではないキャリアアドバイザーもいる
ただしすべてのキャリアアドバイザーが優秀というわけではありません。なかには自身の利益しか考えていないキャリアアドバイザーもいます。
転職エージェントは、利用者が転職してくれてはじて収益を得られるサービスです。相談だけでは一銭にもなりません。
それでも親身になってくれるキャリアアドバイザーは、「今の会社に残ることも考えるべき」としっかり提案してくれます。
しかし自身の利益した考えないキャリアアドバイザーだと、利用者の希望や状況は関係なく、転職をすすめてくる場合があるのです。
転職が最良の選択肢とは限りません。
どんな転職エージェントが担当になろうと、どんなアドバイスをもらおうとも、最後は自分でしっかり考えて決断を下すことが大切です。
- リクルートエージェント(知名度、利用者ともにトップクラスの総合転職エージェント)
- マイナビエージェント(20代、30代の転職サポートに強みあり)
- 第二新卒AGENTneo(20代の未経験、第二新卒専門のエージェント。充実したサポートが強み)
その他にも様々な転職エージェントがあります。以下のページでまとめて紹介しています。