【会社の不正に我慢できず転職】退職・転職理由を伝える時の注意点3つ

転職面接 質問と回答


「会社の不正に我慢できない!」という理由で転職を決意する方もいると思います。

その場合、面接では転職・退職を正直に話しても問題ないのでしょうか?

どんな伝え方をするべきなのでしょうか?

退職・転職理由を伝える時の注意点を3つ紹介します。

目次

「不正」という単語は使わない

「不正に耐えられなくて転職する」という場合、退職理由ではそのことを話すことになります。

しかし、「不正」という直接的な表現は避けた方がいいです。

なぜなら「不正」という言葉は、会社で働く人、特に経営者にとっては衝撃的な単語です。

その単語を軽々と他の会社にしゃべってしまうのですから、採用側としても「この人は信用していいのか?」「守秘義務を守れる人なのか?」などと考えてしまいます。

そのため「不正」という単語を使わないで退職理由を述べるようにするべきです。

守秘義務に反しない程度に具体的に

「○○という商品は実は××で……」などあまりに具体的すぎて、守秘義務に反した発言をするのは避ける必要があります。

「入社したらうちのことも外でベラベラしゃべってしまうのではないか?」などとネガティブな評価を受けてしまいます。

退職理由を語る時は、「不正」という単語を使わないことももちろんですが、守秘義務に反さないように注意しなければいけません。

たとえば「モラルに反する業務が多く」「社会人として許容範囲を超える業務が横行していたため」といった言い回しが無難です。

「自分にも責任がある」という流れで話す

会社が不正を働いていたのですから悪いのは会社です。自分に落ち度はありません。

しかし、面接で「自分は悪くない、あの会社が完全に悪い」などと会社を悪の者にするのも印象が良くありません。

そうではなく、「自分にも至らない点があった」「誤りを指摘するべきだった」など自分にも責任がある、という趣旨に発言を入れておくようにしましょう。

これだけで謙虚さや、主体性をアピールできるので、だいぶ印象も良くなります。

回答例

今の会社は、自社が手掛けたWEBサイトの優位性を上げるために、あの手この手でライバル会社のWEBサイトの検索順位を落とすことが常態化しています。

質の高いWEBサイトを作るよりも、ライバルサイトを下げる方が楽でコストもかからないので、数年前から徐々に始まったことなのですが、そんなことをしても会社のためにならないということを私が指摘し、食い止めるべきだったと後悔しています。

会社の指示とはいえ、会社の仕事の進め方に従わざるを得ない状況に我慢できず、転職を決意しました。

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