よく目にする「未経験歓迎」の求人。
本当に未経験者でも採用してもらえるのか?
それとも単なる釣りなのか?
ブラック企業の罠なのか?
気になることは多々あると思います。
未経験者歓迎を掲げる理由は、ここで紹介する4つのパターンのいずれかです。
もちろん罠であるパターンもあるので注意しなければいけません。
パターン1:未経験歓迎にすることで、間口を広げてより多くの応募者を集めたい
このケースは、「未経験歓迎」と記載しておきながら、未経験者を採用する気がない場合もあるのでたちが悪いです。
たとえば、人気のない業種・職種の場合、「実務経験者」のような経験者を対象とした文言を募集条件に入れてしまうと、応募者が集まらないことがあります。
そこで経験者を対象とした文言は記載せず「未経験歓迎」と記載します。
すると求人サイトで「未経験歓迎」で検索したとき、その企業が表示されるようになり、経験者も未経験者も対象とした求人にるのです。
結果、応募者を広く、たくさん集められるようになります。あとは一番優秀な人を選べばいいだけ。
結局、採用されるのは経験者だけで、未経験者は相手にされないことがあるのです。
未経験者にとっては単なる罠、ともいえるのです。
第二新卒は第二新卒向けの転職サイトを使う
経験が豊富な人も、未経験者も利用できる大手の転職サイトには、応募者を集めるためだけに「未経験歓迎」を記載する企業があります。
こういった罠のような求人に振り回されないためにも、第二新卒は第二新卒専門の転職サイトを使うのがおすすめです。
第二新卒専門の転職サイトであれば、「経験者ではなく、第二新卒が欲しい」という企業しか求人を出していません。
前述の「未経験者を採用する気がない企業」は存在しないということ。
パターン2:離職者が多いので、経験問わず大量に採用したい
「50人採用して5人残ればいい」という具合に、経験問わず大量に採用する企業です。
大量に採用しても、大量に辞めるので、
といったことを繰り返しています。
外資系金融の営業職や歩合給が高い営業職、もしくはブラック企業によくあるケースで、大手転職サイトに「未経験歓迎」はたくさんこの手の求人が出回っています。
成果主義のためサービス残業が当たり前、成果を出せないとまともに給料をもらえないなど、厳しい一面もあるのが特徴であり、それが原因で大量の人が短期で辞めていくのです。
ブラック企業の可能性も
業界内でブラックな噂があるため、経験者を採用できない。ゆえに未経験者しか採用できないという事情がある場合も。
この手の企業は、採用ハードルが低く、未経験でも簡単に採用してもらえる場合があります。
ただし採用されても馬車馬のように働かされるだけです。
面接が1回しかない、面接で志望動機や退職理由を聞かれなかったなど選考のハードルが低い場合は、このようなブラック企業の罠求人である可能性があります。
入社する前にきちんと企業を調べるようにしましょう。
パターン3:未経験でも優秀な人は採用したい
優良企業が未経験者を募集する場合もあります。
たとえば
- 未経験で優秀なら採用したいという企業
- 業績が伸びていて、未経験でもいいからとにかく採用したいという企業
のいずれか。
これらの企業はブラックでもなく、不人気企業でもなく単なる優良企業なので、できればこういった企業を狙いたいところです。
採用ハードルが高い場合も
ただし、採用ハードルが高く、業界経験者ですから選考に通らないこともあります。
そのため第二新卒は相手にされないかもしれません。
業界経験・職種経験は問わないが、前職での実績、基礎の能力の高さ、資質、ポテンシャルが求められる場合もあります。
パターン4:未経験の人を採用して社内に新しい風を吹き込みたい
- 新規事業の進出で別の業界を経験してきた人を採用して新しい風を社内に入れたい
- 業績が安定してきたので若手を採用して社内に活気を入れたい
このように社内に新しい風、価値観の人間を入れることで、社内に活性化させたいというのが目的で未経験を採用するケースもあります。
第二新卒にとってこのタイプは狙い目
このような企業は単なる優良企業である場合がほとんどです。
また採用ハードルが高いということもないので、第二新卒にはもっとも狙い目。
ただし一般的な大手転職サイトだとこのような優良企業を探すのは至難の業なので、第二新卒の方は、第二新卒向けの転職サイトを使うのがおすすめです。
付録:第二新卒・未経験歓迎の優良企業を紹介してもらえる転職サイト
誰でも利用できる大手の転職サイトだと、「未経験歓迎」を掲げるのは、たいてい離職者が多い企業か、釣り文句として未経験歓迎を使っている企業です。
繰り返しになりますが第二新卒の方は、第二新卒向けの転職サイトを使うのがおすすめです。
未経験歓迎・第二新卒歓迎の優良企業を紹介してもらえるものがあります。
■UZUZ
離職率が高くない、社会保険は完備されている、若手の成長にふさわしい環境がある、過去に入社した人から悪い評価・評判を受けていないなど、厳し基準を設けブラック企業を除外。定着率の高い企業だけを紹介してもらえる。
実際に訪問し職場の雰囲気や働く環境をチェック。社会保険がない、離職率が高い、若手を育てる環境がないなどの企業は除外。厳選した企業のみを紹介してもらえる。
他にも第二新卒専門の転職サイトはたくさんあります。
以下のページで紹介しているで、参考にしていただければと思います。