大手企業から大手企業への転職で覚悟しておくべきこととは?

覚悟しろ

大手企業から大手企業に転職は、特別注意することもなさそうに思えますが、実は、注意すべき点や覚悟しておくべきことがあります。

それが次の3つです。

  1. 大手から大手に転職する場合、出世コースから外れる
  2. 中途社員は新卒社員よりも地位が低い
  3. 仕事のレベルが下がる可能性がある
目次

大手から大手に転職する場合に覚悟しておくべき3つのこと

大手から大手に転職する場合、出世コースから外れる

新卒採用を積極的に行う大手企業では、中途入社の社員は出世コースから外されている場合があります。

中途入社であっても、それなりの役職になれるでしょう。仕事ができ、結果さえだせば、新卒と同等の扱いをしてもらえる場合もあります。

しかし、新卒至上主義の企業もあります。

そのような企業では、新卒社員と中途社員はまったく別々の扱いをうけるため、出世が困難、出世できない場合も。

企業を選ぶ際は、中途社員が幹部になった前例があるかどうかを確かめるようにしましょう。

中途社員は新卒社員よりも地位が低い

前述の通り、新卒を大量に採用する大企業は新卒を優遇します。

幹部になるのは新卒から入社している社員です。

そういった企業に中途で入社する場合、入社後のあなたの地位は、新卒で採用された社員よりも下。もしくは同等がいいところでしょう。

同じ年齢でも、新卒入社の方が圧倒的に出世しやすく、逆に中途社員は出世とは無縁の環境で働くのです。

専門職や幹部候補として、中途採用されている場合は別ですが、「特定のポジションに空きができた」場合の「穴埋め」としての採用の場合、前職よりも低い評価でスタートすることを覚悟しておかなければいけません。

仕事のレベルが下がる可能性がある

新しい会社に転職して数か月の間は、単調な仕事や新卒と同等のレベルの仕事を任される可能性があります。

第二新卒枠で入社するならなおさら。たとえば前職で、立派に仕事をこなしていたとしてもです。

仕事のレベルが下がる可能性があり、それに耐える覚悟しておく必要があります。

もし「最初から大きな仕事をこなしたい」なら、ベンチャー企業が向いているかもしれません。

未経験で入社したとしても入社1か月目から、色々な仕事を任せてもらえます。

大手出身者の転職市場での弱み(大手出身者の欠点)

弱み


「大企業出身だから簡単に転職先が見つかるに違いない」
「世間から注目されているに違いない」

このように大企業出身者は、誰もが欲しがる人材に違いない、と信じて疑わない人がいます。

しかし、実際、大企業出身者は転職市場でそれほど有利な存在ではありません。

職務領域が狭い

大企業では、業務が細分化されています。

そのため、1年在籍していようが3年在籍していようが、経験した業務は変わらない、ということがあるのです。

企業からすると職務領域の狭い大企業出身者よりも、色々なことを経験してきた小企業出身者、ベンチャー企業出身者、

もしくは大手企業で出身でもスキル・経験が突出した人のほうが重宝します。

大企業出身者は転職で不利になる場合があるのです。

ただし、第二新卒であれば、経験した業務の大小は関係なく、ポテンシャルを重視されます。

職域が狭い場合には、ポテンシャルをアピールできるようにしましょう。

※ポテンシャルアピールする方法

メンタルが弱いと判断されがち

企業名と大企業という組織に守られてきた、人は、常に「こうあるべき」という凝り固まった考えがあり、適応能力が低かったり、メンタルが弱かったりする場合があります。

「前の会社とやり方が違う」「何も教えてくれない」と辞めていくことも。

在籍年数の浅い第二新卒であれば、「前の会社に染まり切っていないから大丈夫だろう」と判断してもらえるでしょう。

それでも、メンタルの弱さ、適応能力の低さを懸念される場合があることを覚悟しておきましょう。

大手から大手の転職を成功させる方法

「なぜ大企業に転職するのか?」を考えておく

第二新卒の転職

大企業から大企業に転職しようと考えている方は、今一度、

「なぜ、わざわざ大手企業を辞めて、大手企業に転職する必要があるのか?」

をしっかり考えておくようにしましょう。

新卒で大企業に入社した理由が「大手のブランドが欲しいから」「安定が欲しいから」であり、

転職でも「大手のブランドは外せない」「安定も欲しい」という理由で大手企業を志望しているなら、転職なんてする必要はありません。

今の会社でも、大手のブランド、安定性があるのに時間と体力を使って転職する必要はないからです。(さらなる企業ブランドを求めるなら別ですが)

また「職域を広げたい」「雑用のような仕事から解放されたい」「企業から正当に評価されていない」という理由も転職するべきではありません。

大企業に転職しても、職域は広がりませんし、また小さな仕事をこなす毎日になるだけです。

色々な仕事を経験したい、大きな仕事を任せてもらいたい、という希望があるなら、社員数十人のベンチャー企業に飛び込んだ方がいいでしょう。

入社1年目から様々仕事を経験できます。

「なぜ大手か?」は面接でも聞かれる

「なぜ大手に転職するのか?」については面接でも必ず聞かれることです。

ここで「安定しているから」「知名度があるから」などという回答をすれば不採用になります。

企業ブランド目当ての人は「仕事に対する目的意識がないから使えないだろう」と判断されるからです。

たとえば、

「大きなビジネスに携われるから」
「大手企業のネットワークを使って実現したいことがある」
「大手企業の豊富なリソースを使って実現したいことがある」

といった志望動機を語れるように準備しておきましょう。

転職エージェントを活用して転職成功のコツを教えてもらう

転職するべきか確かめる

失敗したくないなら転職エージェントを活用するべきです。

自力で転職活動を進めても、間違ったノウハウを信じてしまったり、選考でアピールすることを間違ってしまったりして上手くいかない場合があり非効率です。

転職エージェントを使えば、プロのコンサルタントから転職アドバイスをもらえます。

また以下のような転職エージェントならではメリットも。

  • 大手出身者が面接でアピールすべきことを教えてくれる
  • 大手に転職するためにコツを教えてくれる
  • ネットには公開されない非公開の大手企業の求人を紹介してくれる

少しでも転職を考えているなら、今のうちにエージェントに登録しておきましょう。

早めに情報収集をしておくことで、いざ転職するときにスムーズに動くことができます。

逆に、登録を後回しにしてしまうと、仕事が忙しなったり、疲労やストレスで疲弊してりしたとき、転職活動が後回しになってしまう場合も。

転職エージェントは転職の目途が立っていなくても利用可能です。

早めに登録しておき、早めにキャリアアドバイザーに相談しておくようにしましょう。

大手転職におすすめの転職エージェント

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doda約10万件の求人がある転職エージェント。大手企業の求人も豊富にあるので登録しておくべき。
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リクルートエージェント求人数、利用者数、転職成功実績ともにトップクラスの転職エージェント。大手企業の求人も豊富なので大手狙いの方におすすめ。

※その他、大手から大手に転職する際のポイントについては以下のページで紹介しています。

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