ヤバい上司、合わない上司と働くことの3つの危険性について

入社後に絶望する
人間関係が嫌

ヤバい上司、合わない上司と働くことの危険性について、本記事では紹介します。

※合わない上司の対処法は以下の記事で解説しています。
ウザい・合わない上司の対処法【4つの方法+事例別対処法】

目次

危険性1:自分の価値が低下する(転職に苦労する)

頭がおかしい上司や、単純に合わない上司が職場にいると、毎日が不愉快で仕事に対するモチベーションは低下します。

会社に行くのが嫌になり、スキルアップの機会や新しい仕事に対しても消極的になります。

一方、年齢は着実に上がっていきます。

スキルや経験は向上しないのに、年齢は上がっていくのです。つまり、あなたの人材価値がどんどん低下していくのです。

嫌いな上司、合わない上司がいる

仕事に消極的になる

人材価値が下がる

転職できなくなる

嫌いな上司、合わない上司がいる環境で働くことは、転職の可能性をつぶすことになります。もし転職を考えているなら、早く行動したほうがいいかもしれません。

危険性2:そもそもヤバい人間が上司になれる会社はヤバい

問題がある人間が上司になったということは、問題がある人間を、上司に任命した会社の存在があるわけです。

またヤバい上司を野放しにしている会社があるのです。

つまり上司の上司もヤバい人間であり、そしてあなたの会社は、そんなヤバい人たちを上司にしてしまうヤバい会社ということです。

またあなたの上司が、今の役職に昇進できたのは、その会社の価値観にあっていると上層部が判断したからです。つまり、上司の態度や行動、価値観は、そのまま会社の態度や行動、価値観に当てはまるといえます。

上司と合わないと感じるなら、それはその会社自体が合っていないと考えることもできます。

今の職場にいてもストレスがたまるだけで、何一つ得なことはないかもしれません。一度、別の会社を経験するのもありでしょう。

危険性3:上司と同じような人間になってしまう

上司

「あなたの上司は、そっくりそのまま、あなたのその会社での未来の姿である」

そう述べるのはコンサルタントであり文筆家の千田琢哉です。

あなたは上司のことが好きだろうか。

それとも上司のことが嫌いだろうか。

いずれにしても、あなたの上司はそのままあなたの未来なのだ。

この衝撃の事実から目を背けていると、将来必ず後悔することになる。

あなたより5年先輩は、あなたの5年後の姿なのだ。

あなたより10年先輩は、あなたの10年後の姿なのだ。

あなたより20年先輩は、あなたの20年後の姿なのだ。

「そんなはずはない!」「自分はそこまで落ちぶれていない!」

とあなたは反論したくなるかもしれないが、上司や先輩もあなたと同じ年の頃は100%そう思っていたのだ。

私がそれを確信したのは、サラリーマン時代に管理職になってしばらくしてからだった。

部下に説教する口調や、完膚なきまで論破するプロセスに至るまで、全て自分の上司と瓜二つなっていることに、話している途中で気づいて絶句してしまったことが何度かある。

※千田琢哉『孤独になれば、道は拓ける。 千田琢也著(だいわ文庫)

ヤバい上司だと思っている人間に、自分もなる可能性があるのです。

そもそも上司が嫌で耐えられない人は、会社に残りません。会社に残るということは、どこかで上司を受け入れるようになるということなのです。

自分が上司になる頃には、今の上司のように自分もなっているのです。恐ろしい話です。

ヤバい上司から逃れる最良の方法はやはり転職か

むやみやたらに転職するのはおすすめできませんが、ヤバい上司、合わない上司から逃れるもっとも手っ取り早い方法は転職です。

問題のある人間を上司として昇進させるような会社です。部署が変わっても転勤しても、上司が変わっても、同じような問題のある人間がと一緒に働く可能性があります。

また上司の人間性が変わることも期待できません。その上司は昇進できた成功体験があるので「自分は正しい」「会社から評価されている」と考えます。その態度、行動様式、価値観を維持することが会社にとっても良いことだと考えます。

当然、あなたへの態度も改めることはありません。

価値観が根底から覆されるような出来事でもない限り、上司のあなたに対する態度は、変わることはないのです。

ゆえに合わない上司の被害に遭わないようにするには、会社を変えるのが最善の策です。

転職前に上司を確かめる方法とは?

転職したにもかかわらず、また合わない上司と働くことになれば、転職した意味がありません。

そういった失敗をしないためにも、入社前に上司を把握しておきたいものです。

入社前に上司を確かめる方法として有効な方法は以下の2つ。

  • 社風や職場の雰囲気をしらべる
  • 面接で直属の上司になる人を確認する
  • 口コミサイトを使う

社風や職場の雰囲気から上司をしらべる

社風や職場の雰囲気は、上司の人柄を知る手がかりになります。

上司になれるのは、少なからずその会社から認められているからです。つまり、会社の価値観に合った人間です。

たとえば体育会系の企業であれば、管理職になる人は体育会系の価値観を持っています。転職した場合、体育会系の価値観を持った人があなたの上司になる可能性が高いです。

社風や職場の雰囲気と、上司の人柄・価値観は関連している部分があるのです。

つまり、共感できる社風、自分に合った雰囲気の企業に転職すれば「上司が合わない」「上司が不満」を避けられる可能性が高いわけです。

面接で直属の上司になる人を確認する

1次面接、もしくは2次面接では、直属の上司となる人が面接官を担当する場合があります。

つまり、上司と直接話せるのです。

30分から1時間という限られた時間なので、面接官の人柄を100%把握することはできません。それでも、人柄や態度、言葉づかいからある程度人間性を判断することはできるでしょう。

「この人とは合わない」
「こんな人とは一緒に働きたくない」

と直感的に思うような企業は避けましょう。それだけでも転職の失敗を避けられるはずです。

会社の口コミサイトを使う

転職会議というサイトには、会社の口コミが掲載されています。このサイトで社内の人間関係や社風を調べることができます。

口コミを掲載しているのは、元社員です。もちろん辞めた人なのでバイアスはかかっていますが、参考になるのは間違いありません。

社風以外にも昇給や働きやすさなど、様々な口コミが掲載されています。暇つぶしがたら、チェックしてみてください。

会社の口コミサイト:転職会議

また転職できるかどうかの不安を解決する手段を、以下のページで紹介しています。

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「上司が嫌い・合わない」が退職理由でも転職できるのか

転職は可能か


「上司がウザかったから」

こんな理由で転職なんてできるのか、という不安もあるでしょう。しかし、どんな理由であっても、転職できなということはありません。

リクルートの調査によると、「上司、経営者の仕事の仕方が気に入らなかった」というのは退職理由の1位になっています。

【退職理由のホンネランキング】
1位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった 23%
2位:労働時間・環境が不満だった 14%
3位:同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった 13%
4位:給与が低かった 12%
5位:仕事内容が面白くなかった 9%
6位:社長がワンマンだった 7%
7位:社風が合わなかった 6%
7位:会社の経営方針・経営状況が変化した 6%
7位:キャリアアップしたかった 6%
10位:昇進・評価が不満だった 4%

 

※リクナビNEXT「退職理由のホンネランキングベスト10」より抜粋
http://next.rikunabi.com/01/honne2007/honne2007_01.html

上記のランキングから分かるように、多くの人が上司、経営者、先輩、同僚が気に入らない、労働時間、労働環境が気に入らないという理由で転職を決意しています。

転職は「スキルアップしたい」「達成したい目標がある」という意識の高い人だけに許されたものではないのです。

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